ただ淡々と
まわりと同じになれないくせに
わたしはわたしと思えない
中途半端な自意識が
ちっぽけすぎて
みじめすぎて
何度もそれに
打ちのめされて
だれかの光も
別のだれかの影さえも
私が持たない何もかも
並べて
比べて
嘆いてばかり
自意識過剰な
自己防衛
自分勝手に
自暴自棄
狭い世界で生きている
小さな小さなこの器
それならば
君
だからこそ
君
そのままの
ちっぽけな自分から
始めたまえよ
ただひとり
何もないところから
ただ淡々と
歩き出したまえよ
知っているんだろ
もうそこにしか
答えはないのだと