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第二章 レン——最初の光

 レンが最初に覚えていることは、光だ。


 天井から降ってくる、白い光。目が痛い。でも目を閉じることができない。まぶたが重くて、うまく動かない。


 次に、声だ。


 高い声と、低い声。言葉はわからない。でも、その声が自分に向かっていることはわかる。


 それから、温かさ。


 誰かの腕に、包まれている。その温かさが、最初の「安心」だった。


 その記憶は、実際には三歳になってから再構成されたものだ。人間は生後すぐの記憶を持てない。しかしレンは後に、「最初に覚えていることは光だ」と言うようになった。それが本当の記憶かどうか、確かめる方法はない。


 ただ、ユキの腕の温かさだけは——本物だったと思っている。

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