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細切れの睡眠

作者: 月蜜慈雨




 ビー玉に恋をした

 むせるほど甘く 金木犀

 揺蕩う眠りの中


 業火の中で産まれたお伽話みたいに

 冬薔薇が芽吹く

 黒い瞳は宇宙のようだ


 濃い青に支配されてゆく


 間の子に産まれた私はただ産声を上げた

 黄昏が揺らめいた

 影法師が薄く線を引いて


 全ての物が怖かったあの頃を思い出す

 寒椿が落ちる

 霜焼けが夕焼けのようだ


 濃い青に支配されてゆく


 来年の月面はもっと遠いだろうか

 揺蕩うだけの日々

 ビー玉を夢見た


 あの藍を手繰り寄せた

 冷たい部屋に

 心が溶けてしまうまで


 濃い青に支配されてゆく


 ぶつ切りの睡眠は午前2時

 白湯を飲む

 眠らなくていいなら部屋が


 濃い青に支配されるまで






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― 新着の感想 ―
ビー玉に恋をした、黒い瞳は宇宙のようだ、という言葉選びがとても素敵です。金木犀や冬薔薇、寒椿と、花が入っているのもいいですね。特に、金木犀は「初恋」という花言葉があるそうなので、ビー玉に恋をしたという…
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