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ナスタチウム:君とならこの恋情に溺れても



明るい日陰が好きな君

自分の世界を創る君

でも閉じ籠らないでどんどん進んで行く

優しいのに隣を巻き込んでいく


そんな魅力に溢れた君

ちょっと食べてしまおうか

どんな味がするかな

悪い男を避けるため

ピリッと辛い味がするかな


食べれば食べるほど

僕の身体は君の匂いを放ち

君はいや増しに伸び続ける

君の蔓に絡まれ僕は

丸い葉っぱに埋もれていく


君という細くしなやかな蔓に絡まれた僕は

心地よい深い深い眠りに落ちていく

微睡みの中で君は

僕にその優しいまなざしで微笑みかける


このまま意識を手放してもいいかい?

身動きとれぬほど繋がり合って

ひとつになって朽ちていこうよ

足絡ませて唇合わせ


このひと筋の恋情に溺れて

どこまでも どこまでも……




挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
ナスタチウムからこんな色っぽい詩ができるとは思いませんでした。 私のアタマだと、エディブルフラワーだから身体にいい→健康、みたいな発想しか出ない。それなのに、おふたりの手にかかると >ちょっと食べて…
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