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ヒペリカム:宝石には相応しい宝石を




花束の中の添え物として

主役の引き立て役として

佇む君は寡黙


ダイヤモンドの指輪型の飴のように

僕が舐めたがっているとも知らないで


ほら、やっぱり君は知らない

そのか細い身体が無意識に

男の視線を誘っていることを

君は完膚なきまでに美しいということを


君は誰よりも優しくて

他の誰よりも目映くて


君は僕の心の癒やし

君がそこにいるだけで

僕は明日も元気になれる


君の黒曜石の瞳に僕が映る限り

君の紅い珠が僕を感じてくれる限り


非の打ち所の無い立ち姿の内側に

限りない煌めきを僕に用意してくれている君


君とならどんな困難も

どんな幸福も享受できるだろう


だから受け取ってくれるかい?

君の為に用意したこのダイヤモンド

輝かしいエンゲージリングを……




挿絵(By みてみん)

花は黄色でおしべが長く、キンシバイやオトギリソウの仲間です。

挿絵(By みてみん)


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― 新着の感想 ―
ヒペリカム、たしかにバラの花束とかの脇役的イメージ、と思ったら >ダイヤモンドの指輪型の飴のように  僕が舐めたがっているとも知らないで あわわわ、まさかこうなるとは……。 これは、よう子さま………
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