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クロコスミア:言葉少なに燃えたあの日



堕天使ルシファーの名を冠した花は

火傷しそうなくらいに紅く

晩夏の庭を染め上げる


あなたに堕ちた私

私に火傷したあなた


あなたの前で控えめに俯く

私の顎を軽く持ち上げ

あなたは耐えきれないように

情熱を持って唇を奪う


深くなるキスは理性を奪い

時を忘れさせた

もっとしてって言いたかったのに

もう帰さないって言えばよかった


壊れ物のように私を

大切に扱ったあなた

時を止める魔法は私にはなく

ぎこちなくあなたは去って行った


晩夏の庭に咲く花だけが

私の心にそっと寄り添う

あなたを骨の髄まで虜にしたかった

そんな私の語らぬ心に……




挿絵(By みてみん)

モントブレチアという名前をご存知の方もいるかも。

写真の園芸品種はとっても赤くて背が高いことから、「ルシファー」と名付けられていて、とても迫力があります。

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― 新着の感想 ―
なぜ君を知ったのか なぜ君に気づいたのか いまさら無邪気に誰かを欲するだなんて 失う怖さを知っていながら 何も聞こえず 何も映らない 君以外 何も (ΦωΦ)フフフ…
こんばんは、はじめまして。 「ルシファー」良いですね。 情熱的で、官能的なカッコいい詩ですね。 拝読させて頂きありがとうございました!
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