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67.ダンジョンで

赤髪のリーダーは、オーウェンと言った。

俺たちは6人のパーティーとなって、ダンジョンを目指すことにした。

スタンリー爺さんに直してもらった武器が、ようやく力を発揮するときが来たな!

あの山賊たちの相手じゃ、せっかくの武器が可哀想だったからな。

モンスター相手なら、俺たちも心置きなく戦える。


そのダンジョンは、まだ踏破した者がいないらしい。


「高難度ダンジョンなんですか?

 俺たちで大丈夫でしょうか?」

ロランが聞くと


「今回はあくまでも調査のために入る。

 命の危険があるようなら、すぐに出るから大丈夫だ。

 ビルはエスケープの魔法を持っているから、心配ないよ」


「わぁ、そうなんですね!

 すごい!」


ダンジョンから脱出する魔法、エスケープ。

レベルが55以上にならないと使えない魔法だ。

それを持っているということは・・・・・

この人たち、俺たちよりもずっと高レベルの冒険者かもしれない。


王都からダンジョンまでは、馬を借りていくことになった。

馬か・・・・・リュカも俺も、あんまり得意じゃないが、仕方ない。


「では、行こうか」

オーウェンにうながされて、俺たちもついていく。




馬でしばらく走った所に、そのダンジョンはあった。

入り口は洞窟のそれだが、中はどうなっているかわからない。


「これだな・・・・・よし、行こう」


オーウェンを先頭に、ロラン、俺、アリス、チェスター、ビル、の順番で列になって進む。

少し歩いたところで、下へ降りる階段があった。


「降りてみよう」

6人で階段を下りる。

広い道に出たと同時に、そこにモンスターがいた。


俺たちの腰の高さくらいまである、でっかいネズミだ。

5匹ほどの群れになっている。

アリスがすかさずファイアーを唱える。

前の3匹はそれで倒れた。

後ろの2匹はオーウェンが斬って倒す。


「素晴らしい反応速度だ」

アリスに言う。


「いえ、お怪我がなくて良かったです」


「さ、進もう」


広い道にはチラホラとモンスターがいたが、どれも俺たちの敵ではなかった。

と、また下に降りる階段がある。


「ふむ・・・・

 地下何階まであるかな?」


道自体は複雑でもないし、モンスターが強いわけでもない。


なぜこのダンジョンが未踏破なのか・・・・・


ふと天井を見ると、珍しい赤いヒカリゴケが生えているのが見えた。

地下深くにしかないと聞いたことがあったけど・・・

と、ヒカリゴケが急に俺たちを襲ってきた!!


それは、ヒカリゴケに擬態した蟻のようなモンスターだった。

頭上からの攻撃を、俺は防ぐすべがない・・・・・!


「サンダーウォール!」

ビルの魔法で、モンスターたちが一斉に雷に包まれる。

バチバチと音を立てて蟻モンスターたちは倒れた。


「ふう、危機一髪だったな」

チェスターが言う。


「お前がずっと天井を見てたから、何だろうと思って俺も見てたんだ。

 まさかモンスターだったとはな」


「俺たちも初めて見るな」

ビルが言った。


それからは、頭上からの攻撃にも気を付けながら進むことになった。

そしてまた、階段を降りる。


5階目まで降りたところで、オーウェンが言った。

「・・・・・おかしいな、同じところを繰り返している」


『!?』


「途中から、気になって目印を置いておいたんだ。

 ほら」


と落ちているコインを指さす。


「これをよく見ておいてくれ」


と言って、皆でまた階段を降りる。

と・・・・・・

本当だ。

またコインが落ちている場所に着いた。



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