『心に残る名作絵本5選』バトン
バトン作成 猫じゃらし様
(https://mypage.syosetu.com/1694034/)
作成日 2020年12月2日
回答日 2021年3月19日
★ラプンツェル、いばら姫(グリム童話)
ふたつまとめてしまいましたが、とにかくこのふたつが昔から大好きです。
でも一番っていったらラプンツェルかなあ? 塔に閉じ込められた金髪美少女……趣味直撃です(笑)。
しかもラプンツェルのすごいところはラストの展開です。塔から追い出されたあと双子を産んで、王子さまと再会するまで荒野で子育てするんですよ。きれいなだけではない生命力のある女性像、画期的だと思います。
ちなみにディズニー映画は見ていないんですが(髪がパワフルすぎて引いてしまった)、あれもそういうラストなのでしょうか。
いばら姫のほうは、とにかくイメージの美しさですね。耽美的でうっとりです。
★がまくんとかえるくんシリーズ
(アーノルド・ローベル)
こちらは、自分というより子育ての思い出として大切な本です。ちょっとぼんやりな「がまくん」と、しっかり者の「かえるくん」の童話集。そのうちのひとつが小学校の教科書に載っていて、読書嫌いのうちの子がめずらしく夢中になりました。
で、リクエストにこたえて4冊セットを買ったうえ、ぬいぐるみまで購入(私がほしかった)。かえるのぬいぐるみ……普通なら絶対買わない代物だけど、本を読んだ人にのみ、すごく可愛く見えます(笑)。
★ゆき(斎藤隆介)
これは絵本や童話ではなく、児童向けファンタジー。天に住んでいる雪ん子の「ゆき」が、地上におりて虐げられている村人たちを救うお話で、切り絵画家の滝平二郎が挿絵を描いています。
その美少女っぷりがもうもう……。髪をなびかせ愛馬フブキにまたがって駆ける、着物姿のりりしい美少女。見とれずにはいられません。すみません、小学生のころから美少女スキーな私でした。
斎藤・滝平の黄金ペアは「モチモチの木」とかの名作絵本で、いまもとても有名ですね。
★サークル・オブ・マジック
(デブラ・ドイル、ジェームズ・マクドナルド)
これも児童向けファンタジー。魔法使いの少年が、歌い手の少女と腕の立つ騎士に助けられながら成長していく物語です。実は、自分がファンタジーを書くにあたり参考にしようと思って読んだのですが、めちゃめちゃ好みでした。
ハリーポッターより前にこんなのがあったんだ! こっちのほうがずっと好き(ハリポタ、一巻しか読んでないけど)。魔法だけでなく、魔法を使えない二人の力が不可欠だという展開が気に入っています。
★翻訳できない世界のことば
(エラ・フランシス・サンダース)
児童向けではないんだけど、絵本の体裁なのでご紹介させてください。
英語圏の作者が、英語にはない世界の言葉をピックアップしている本で、お洒落なイラストつき。とても面白いですよ。
たとえばイタリア語の「コンムオーベレ」。これは「涙ぐむような物語にふれたとき、感動して胸が熱くなる」という動詞なんですって。日本語にもこんな言葉ないですよね。
ブラジル・ポルトガル語の「カフネ」。これは「愛する人の髪にそっと指を通すしぐさ」という名詞だとか。色っぽい。
日本語で取り上げられてるのが「木漏れ日」「侘びさび」「ぼけっと」「積ん読」。
ぼけっと? つんどく~?(笑)。「木漏れ日」は何となく納得。美しい言葉ですよね。
なんか、ほかの皆さんの5選とはかなりちがってしまいました。
おつきあい、ありがとうございました。
※
こちらのバトン、正式には『心に残る名作絵本5選』『何度でも読み返したい神マンガ5選』というものでした。
が、漫画を語ると5選ではとても済まないため、絵本だけにしてしまいました。
しかもいま気づいたんですが、『絵本』でしたね。私『児童書』と勘違いして選んでいた……! こんなにあとになってから気づくとは。
このバトンを載せた次の活動報告も、おまけで抜粋しておきます。
↓
前回割烹の児童書5選で、大切な物語を入れ忘れていました! これです!
★エルマーのぼうけん(R.S.ガネット)
人生で最初に夢中になったファンタジー。なんで入れ忘れたんでしょう、私としたことが。
エルマーがリュックにいろんなものを詰めて準備しているときの、あのワクワク感は、いまも忘れられません。
みつあみライオンさんのイラストが可愛いですね~。もちろん、しましまの竜も。
小説バトンでも、このタイトルを何度か見かけました。好きな人がいっぱいると知ってうれしかったです。





