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― 柊胡桃の過去―
私は1歳ぐらいになると好奇心旺盛の私は色んな物を観察したりした。成長してから私は異質なのだと理解した。
情人が持ってない能力を持っているからなのか親からは気味悪がれて最低限の食事と教育を施された。母親は私を嫌い父親はそれでも愛してくれてはいたが3歳ぐらいの時には事故で亡くなってしまったためあまり覚えていない。
小学高学年になりスマホをおばあちゃんに買ってもらうと自分の持つ能力が本当に異質だとわかった。
テトラクラマシーという4色視覚資格だったり映像記憶だったりと何個か持っていた。
他にも呪いなのかよくイジメにあう体質だった。
中学の時は陰口が多かったが高校になってから、私はいわゆる[いじめ]を受けるようになった。
暴力を受けることも出てきたのだ。運悪くいじめっ子と同じクラスになってしまったせいで。私が目を付けられるのは必然的だった。
精神的にギリギリの毎日の中、私は変なクラスメイトを見つけた。いや、何かが共鳴したような感じになった。
名前を八神 楓というらしいのだが、私には彼がとても異質に見えた。
人間の思考というのは、毎日何かしらの影響を受けて、何かしら変化するものなのだが、彼は全く変わらないのだ。
まるで、本質を覆い被せて偽の自分を演じているようだった。
周りの人には普通の人として見られているみたいだけれど‥‥‥その違和感が消える事はなかった。
ある日、私が放課後に屋上でいじめられている時に、彼がやってきていじめっ子たちを撃退しようとしてくれた。
私は恥ずかしくやめてとお願いし彼はまた教室へ戻っていた。この男たちは私が1度先生に言いに行って相手にされない事を知っていたためもし見られてもきにしないのだろう。
だけど、もう1回扉が開き彼が来た。
今度はスマホを持ち明らかに録画をしていたため男達は焦り彼に向かい拳を握りしめ思いっきり殴り飛ばそうとしたが、
そのまま避けられ殴り飛ばされた。
私は助けてれた彼を見たがやはり違和感が消えないままお礼を言った。
そして1ヶ月くらいいじめられ続けて家に帰っての生活を続けてると男達は捕まり学校に来なかった。
その時、彼にお礼をし話すようになってから彼の性格に惚れ
仲を深めていけた。
八神 楓 side
あの冒険者の襲撃から1週間ぐらいが経った。
起きて入り口を確認すると、光が差し込んできていた。
迷宮を抜け、外に出て確認してみると、太陽がほぼ真上で爛々と輝いていた。どうやら正午あたりまで寝ていたらしい。
あの神は悪神と言っていた。そのためもしかしたら気分で俺は消されるかもしれないのだ、今出来ることは神に対して信頼を作ることだ。
信頼があれば、何かの折にこちらに接触してきて、油断してぽろっと情報を漏らすしれないし、不意を打つチャンスも出来るだろう。
恐らくこのダンジョンの情報は広まっていない。侵入者‥‥‥といってもあの三人だけだが、一人も侵入者を逃がしていないからだ。本当は1人だけ逃がしてもっと広めようと思ったが。
という事でダンジョンマスターである俺が が防衛を余り気にせずに行動できるということ。
俺はこの貴重な時間を利用するべく、早速魂を集める準備を始めた。
このまえ襲撃しに来た冒険者の服を参考にしてローブを作ったその中にスライムのピュイさんをいれた。
少し動きにくいが、地球の学生服などを着ていて怪しまれるよりはましだろう。
他に何か使えるものがないかと、侵入者の鞄の中身を漁っていると、通貨らしき物を見つけた。
すべての鞄を漁ると、合計で銀貨が30枚に銅貨が10ほど見つかった。
どれほどの価値があるのかは分からないが、金があるに越したことはないので持っていく。
最後に、鞄を肩にかけ一応杖をカバンに入れダンジョンを出た。
ダンジョンの外には、草原が広がっていた。膝丈まで青々とした雑草が茂っている。俺は取り敢えずダンジョンの入り口から真正面に向けて進むことにした。
今回の外出の目的は人間の集落を見つけることだ。
まだあまり整備しきれていないダンジョンに人を集めることは避け、まずはこちらから狩りに行き、ダンジョンを強化するのが目的である。
攻撃は最大の防御といったところか‥‥‥ちょっと意味が違うが。
身体強化で視力を強化しながら草原を小一時間ほど進んでいると、人工物が見えてきた。
少し進んで確かめてみると、城壁というほどではないにしろ、敵からの侵攻を防ぐために作られたであろう石壁が草原の中に悠然とたたずんでいた。
早速人工物発見とは中々幸先のいいスタートである。
見つけた石壁に沿って進んでいると、道とそこに並んでいる馬車の集団が見えた。
どうやら壁の中に入る順番待ちをしているようだ。
俺は聴覚を強化して、聞こえてくる言葉の解析を進めながら、順番待ちの列に加わることにした。
少し待つと俺の順番が来て衛兵が門の前にたっておりこちらに目をむける。
「何か身分を証明する物は持っているか?」
「いえ、特にそういった物はもっていません。何せ田舎から旅をしてきたところでして」
「では入場料として銀貨二枚を支払うように」
「はい。ところで正式な身分証を手に入れるにはどうすればよいでしょうか?」
旅人を装った僕は銀貨を一枚渡しながらそう質問する。
銀貨一枚がどれくらいの価値なのか知らないが、金を払わずに済むのならそれに越したことはない。
「それなら手っ取り早いのは、どこかのギルドに加入することだな‥‥‥腕に自信があるなら冒険者ギルドにでも加入するのがいいんじゃないか?」
門番は俺の恰好をまじまじと見ながらそう言った。確かに俺の恰好は冒険者そのものである。
何せ現役の冒険者から複製した装備を身に着けているのだから。冒険者ギルドの場所を聞くと、道を教えてくれた。
親切な門番さんである。
俺は壁の向こうへと入っていった。
壁の向こう側には、剣と魔法の世界でよく表される中世より文明は進んでいた、近世ぐらいの街並みが広がっていた。
馬車が通れるように調整されたアスファルトの様な道が、街の奥の方へと伸びている。
衛兵の案内通りにしばらく進むと、大き目な石造りの建物が三つ並ぶ前に着いた。扉の上には、左の建物に大型倉庫、真ん中の建物に冒険者ギルド、右の建物に訓練所という看板が掛かっている。字が読めない人でも分かるように、大きな盾に二つの剣がクロスした絵も飾ってあった。真ん中のギルド会館には、ひっきなしに人々が出入りを繰り返しており、それなりに活気を感じさせる。流石、冒険者の町。
俺は感心しながら、開けっ放しの扉を潜って室内に入った。




