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「ただいまー」
「ママー!」
「うわぁ。ごめんよぉマータ」
「ぐすっ。怖かった」
ドアを開けた瞬間飛びつかれたので驚いてしまったが、
泣いていたため急いでおんぶして頭を撫でた。
「どうしたの?」
「怖い夢みた……」
「よしよし、ママが来たから大丈夫だよ!」
「うん」
「まーたお腹すいた?」
「すいた」
ぎゅうう
(ふふ、可愛い音)
「じゃあ食べよっか。いっぱい持ってきたよォー!」
「わぁあ」
虚数空間から取り出した色んな料理を見せるとしっぽがちぎれるンじゃないかと揺らしていた。
「じやあ食べよっか」
「食べる」
大皿に入れて持ってきたので小皿を用意してマータに渡し自由に取ってもらう。ちゃんと肉と野菜をとりムシャムシャ食べていた。
「どう、美味しい?」
「うん。おいしい」
表情はあまり変わらないがやはりしっぽは揺れているで可愛いぃ。
「そうだ!明日一緒に街をまわろうか!色々なものがあるよ」
「街いきたい」
「えぇじゃあ食べ終わったら歯を磨いてお風呂に行きましょうか」
「分かった」
話をしながらご飯を食べお腹がいっぱいになったのかフォークをテーブルにおいてエリスに抱きつくマータ。
「ふふ、どうしたのマータ。お風呂はいるよ」
「うん」
浴場があるがあまりマータを見られるのも良くないので
ホテルの部屋の備え付けの風呂で我慢する。
シャワーでマータを体を洗いながら話す。
「マータは森での生活は大変だった?」
「んんん、たのしかった。大きな木で妖精さん達と暮らしたり動物たちと楽しく暮らしてた。でも、大きな魔物がたまにきて大変だった時もある。人間も妖精さんたちを殺したり動物を殺してたりしてきて……」
「ごめんね、辛い思い出を思い出させちゃって。マータがここから旅立つまで私が守ってあげるからね!」
「ママありがとう。私、強くなって旅したい」
「旅?」
「うん、そしたら、もっとたのしいことが見つかるかも」
「ふふ、そうね。じゃあもう少ししたら強くしてあげる」
「ありがとう。んっ、ママどうしたの?わたしのしっぽ触って」
「うふふ、マータのしっぽ柔らかいは。もふもふしてて気持ちいい」
「自慢のしっぽ」
胸をはってドヤ顔するマータをみて吹き出すエリス。
(可愛すぎる!やばい私の母性が!)
「やっぱ、可愛いはマータ。ずっといて欲しいくらい」
「まま苦しい。」
「あぁごめん。じゃあ出ようか」
「うん」
湯船はないためシャワーだけで我慢するがマータからしたらシャワー自体初めてかもしれないので充分だろう。
学園のお風呂に入ったら感動して欲しい。
「そういえばマータは何歳なの?」
「わたしは、6歳だよ?ママ」
「6最近か……」
6歳とエリスは聞き学校にが通わせるべきか悩む。
この世界の学習環境は高い学費を払い学園に入るしかほぼないので庶民などは学園に通うことはほとんどない。エリスかアリスは運が良かったのだ。
「??」
「なんでもないよ。寝よっか。明日は早いからね」
「おやすみ」
エリスがマータの体を拭きしっかりしっぽをブラッシングしてから服を着替えベットに潜り。お互い寝た。
「ふぁああ〜眠い〜」
朝の陽がカーテンの隙間からエリスの顔に当たりエリスは起きる。
「ほら、起きるよ。」
「うぅーん、、やだ〜」
「はぁーダメだよー。ご飯たべちゃおーかなー」
「ダメー」
マータはご飯の呼び掛けに応じるとベットから降りて昨
日の残りを出したエリスと一緒に朝ごはんを食べる。
「ご馳走様でした。」
「?」
「そっか。人間は手を合わせて食材に感謝するの。ご馳走様って言うだよ」
「ごちそうさまでした」
「よく出来ました!じゃあ着替えて行こうか!」
「うん!」
2人は、服を着替えアリスの部屋に行きデートに出た。




