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学生時代が一番楽しい  作者: 筆マキ
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旅行前日

私、内田陽美っていいます!最近私には気になる人がいるのですが....

謙二「内田じゃん、おはよ~!」

内田「お、大川君!お、おはようございます!」

気になる人っていうのはこの人、大川 謙二君。でも勇気がなくて未だに自分の思いを伝えられていません......

須川「陽美~、どしたの?浮かない顔して」

内田「そ、その.....」

須川「わかった!謙二と何かあったんでしょ~」

内田「な、何かって!あ、挨拶しただけだよ!」

須川「ふ~ん」

この子は私の親友の結衣ちゃん。結衣ちゃんが唯一私の思いを知ってる人で、私の手伝いをしてくれるとっても優しい人なんです。

須川「まあいいわ、でね!もうすぐ夏休みじゃない?だからみんなで海に行ったら面白いと思うんだけど、陽美はどう思う?」

内田「海!行く行く!」

須川「じゃあ決定ね!」

内田「わーい!」

須川「しかし海に行くには試練が必要なのです。」

内田「試練?」

須川「ズバリ!陽美!アンタが謙二を海に誘うのよ!」

内田「へ?」

須川「海に誘うの!陽美が!謙二を!」

..................

内田「ええぇぇぇ!」

須川「「えぇぇ」じゃないの!当たり前でしょう!」

内田「無理無理、無理だよぉ......」

須川「じゃあ、謙二と海は駄目かな~」

内田「そ、それは駄目!」

須川「じゃあ謙二を誘う!」

内田「ふぇぇぇ....そんなぁ.....」

須川「じゃあ他のみんなは私が誘っておくから、謙二は頼んだわよ~」

内田「ちょ、ちょっと!待ってぇぇ!」

どうしましょう.... もちろん大川君と海には行きたいですし、でも私が謙二君を.....ううん!私だって頑張らないと!

――――――――――――――――――――――――――――ホームルーム前

内田「結局、誘えないまま時間が過ちゃったよぉ.....」

須川「陽美~謙二は誘えた?」

内田「ううん....ごめん....」

須川「そっか...ならもう、私が誘ってこよっか?」

内田「いや、大丈夫!私が誘ってくる!」

須川「その調子よ!バシッと言って来なさい!」

内田「うん!」

――――――――――――――――――――――――――――

内田「お、大川君!」

謙二「ん?何?」

内田「こ、今度の夏休みにみんなで、う、海に行きませんか?」

謙二「海!良いね!行こう行こう!」

内田「ほ、本当!」

謙二「うん、特にやることなかったしね!」

内田「あ、ありがとうございます!」

――――――――――――――――――――――――――――

須川「やったじゃない!陽美......陽美?」

内田「謙二君と海.....謙二君と海.......謙二君と.....謙二君....」

須川「おーい陽美さーん?」

内田「はぅ!謙二君っ?」

須川「謙二なら帰ったわよ」

内田「そ、そう.....で、でも海には誘えたよ!」

須川「そうね、夏休み、二泊三日の旅!」

内田「え、二泊三日?」

須川「そうよ?パパの会社関係の宿泊施設に止まれることになったの。言ってなかったっけ?」

内田「聞いてないょぉぉぉ!」

須川「ごめんごめんwwでもいいじゃない、謙二と一緒に寝れるのよ?」

内田「え、謙二君と?」

須川「そうよ、この期間中宿が混んでて一つの部屋しか借りれなかったの」

内田「ふぇぇぇ」プシュー

須川「陽美!?」

――――――――――――――――――――――――――――

旅行前日

須川「さあ、今日は買うわよー!」

野々宮「おー!」

内田「おぉ.....」

今日は海で使う水着を買いに来ました。私は学校のがあるから良いと言ったのですが早姫ちゃんが....

野々宮「駄目よ~謙ちゃんを落とすならもっと魅力的な水着を着なきゃ!」

どうして早姫ちゃんに私の思いがバレてるのかは大体想像はつくけど、魅力的な水着ってどんなの何だろう?

野々宮「こんなのどうかしら?」

内田「こ、この水着、生地が少なすぎだよ!」

野々宮「だからいいんじゃない!」

内田「駄目だよ!」

須川「これはどう?」

内田「こ、これなら.....」

須川「ちょっと試着してみなさいよ」

内田「う、うん」

――――――――――――――――――――――――――――

内田「ゆ、結衣ちゃぁん.....」

須川「ん?もう着れた?」

内田「それが....胸の部分がキツくて......」

須川「グハッ.......」

内田「結衣ちゃん!?」

野々宮「これなんてどう?」

内田「だから生地が少なすぎ!」

――――――――――――――――――――――――――――

内田「これで大丈夫かな....?」

須川「胸がでかくて普通の水着でも生地が少なく見えてしまうわ」

野々宮「それだったら謙ちゃんも大喜びね!」

内田「そ、そうかなぁ......えへへ.....」

野々宮「ええ!もうビンビンよ!」

内田「びんびん?」

須川「要らんこと教えんでいい」

野々宮「要らんことではないわ、将来必ず必要な知識よ?」

内田「どういうこと?」

須川「陽美はまだ知らなくていいの!」

内田「ふぇ?」





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