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聖歌大戦!~君に捧げる鎮魂歌~  作者: naturalsoft
第5章:激突!

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神国の進軍!

エルネシア王国もバカではない。小国であるが故に情報戦では大国に引けを取らないのだ。

各国に放った密偵により、神国が近々攻めてくる事を察知し、国境の砦を増員していた。


「サイファー隊長!神国は本当に攻めて来るのでしょうか?」


国境を守備する【国境砦ネバー】の責任者サイファー・スペクトルは部下の問い掛けに答えた。


「う~ん?神国が攻めて来るのは間違いないよ。でも聖戦とうたっていた書状を国王に届けに行ってから時間が経ったしね。国王様が政治的取引でどうにかしてくれると嬉しいのだけどね?」


サイファーは家名のある貴族である。歳は23と若く、スペクトル伯爵家の三男として産まれた。三男では家督を継ぐのはまず無理と察し、自分で食べていけるよう騎士団に加入した。

しかし、折り合いの悪い上司に左遷させられ、1番危険な戦闘の多い神国側の司令官として就任した経緯がある。


だが、サイファーは自身の剣の腕前もさることながら、部下を率いての統率力が凄く、少数で倍もの人数を相手に立ち回ることで神国の小競り合いを制してきた。国境砦の兵士達は自分よりも年下のサイファーを信用し認めているようになっていたのだ。


「でも、神国の目的は南にある独立したシルフィード領なのですよね?エルネシア王国を素通りするだけなら戦争にはならないのでは?」


自分とそう変わらない年齢の部下にサイファーはため息をついて部下に言った。


「自分が神国だと思って考えてみな?神国1万の軍、王国軍5千の軍でしかも砦を素通り、王都は守備に向かない。これで素通りだけという約束を守る国があるかい?」


「しかし、約束を反故にすれば国民が反感を抱きます。しかも他国も非難するでしょう?」

「他国の非難など大国には当たり前で、痛くも痒くもないさ。国民感情は亜人という悪魔の使徒に手を貸していた悪国を成敗したなど言って納得させるのさ」


部下の兵士は苦虫を噛み潰したような顔でサイファーを見つめた。


「そんな顔をするな。国王様もバカではない!うちが取れる選択は1つ、神国を追い払うしかない。だから援軍を送ってくれるさ!」


そういうサイファーは、あえて言わなかった。神国は最低でも1万もの軍を派遣して本気で攻めてくると言う事を………エルネシア王国は全戦力を投入して5千弱がやっとと言う事を。


『果たしてしのぎ切れるだろうか?歌人がいた場合は………恐らく』


サイファーは最悪な未来を振り払うかの様に首を振り、神国の動向を密に探るよう指示を出した。


そうして何日か経ち、神国軍侵攻の報せが届いた。




「ほ、報告致します!神国軍約1万もの軍が交易都市ダーマを出立したと連絡がありました!」


すでに神国の各領地から多数の軍が交易都市ダーマに集結しつつある情報がもたらされていた。故に、神国の侵攻は時間の問題であったのだ。


「ダーマからここまで1日の距離だ。明日の早朝には攻めて来るぞ!全兵士に厳重警戒を通達しろ!斥候が先に真夜中に攻めて来る可能性がある!」


サイファーは次々に指示を出した。神国が攻めて来るのは数年ぶりの事である。前回は帝国との協力で攻めてきたが、帝国の皇帝が死去した事で軍を引き上げて、守り切る事ができた経緯がある。今回は神国一国であるが、本気なのだ。前回よりも激戦が予想された。


『国王様が話のわかる御方で助かったな。武器、食糧など潤沢に送ってくれた。しかも一般兵には過度な高級な【鋼鉄製の鎧兜】を配備してくれるとは!?この数を用意するのにかなり前から準備していたのだろう。これなら兵士の命をかなり守れる!』


装備は重要である。極端な話、革鎧の軍と鉄のフルプレート装備の軍がぶつかれば、ほぼフルプレート装備の軍が勝つだろう。今回は将軍や隊長クラスが身に付けるレベルの鎧兜を一般兵まで配備してくれたのだ。


無論、見分けが着くように色は統一してある。


読者の方はお気付きであろう?そう、シルフィード領のドワーフの差し入れである。半年間、高品質と量産性を兼ねて生産していた物資の1つであった。鉱石は無限にダンジョンから採れるので、そんなに赤字にはなっていないのだ。


「王都からの援軍も少し前に到着し、砦の兵士達の連携も問題ない。後は1度ぶつかってからだな………」


サイファーは明日から始まる戦争を考え、少しでも犠牲が減らせるよう策を練るのだった。







愚者の声

「新キャラ登場です!」


シオン

「いきなりですわね?」


愚者の声

「この後の展開をまだ考えていないから、軍を指揮する者が必要なのです」


シオン

「行き当たりバッタリですわね!」


愚者の声

「ネタを寄越せ~!」


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