ヒロインあるまじき行為ですみません!(挿絵あり
えっ!ちょっと止めてーーーーーーーーーー!!!!!
何をヒロインと主人公であるシオンさんが、小説の冒頭に主人公あるまじき行為をしているんですか!!!!
バカ?バカなの?ねぇ!バカなんですよね!!?ただでさえ少ないファンが減っちゃうじゃないですか!!!!!
はぁはぁはぁ………あれ、なんて書けばよかったんだっけ?
少々お待ち下さい。
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・考え中~しばらくお待ち下さい。
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シオンが、げーげーやっているのには訳があった。空の旅でシルフィーに乗っているときに乗り物酔いになったのだ。
シルフィーが悪い訳では無いが、普通に落ちないか怖いし、海の上ですぐに降りれないし、更には酔うしと踏んだり蹴ったりである。
ただいま無人島に上陸中である。無人島といっても100メール程の小さな小島で、ヤシの木と少し草木が生えている程度である。しかも断崖絶壁になっており、普通の船では接岸出来ない島だった。
『この辺りはこのような島が数多く点在しています。距離を考えてこまめに休憩しましょう』
「シオン、ほらお水だよ。ゆっくりと飲んで休みなさい」
「うう………ありがとうお兄様」
レインはシオンを休ませると、ヤシの実を採ろうと島の中央へ歩いていった。すると、足元が崩れて落とし穴の様に落ちてしまった。
「うわっ!?」
まったくの予想外の出来事に反応出来なかったレイン。シオンも兄が落ちたのを目撃し、すぐにシルフィーに救助するようお願いした。
「シルフィー!」
『わかっています!』
すぐにレインの落ちた所まで行くと、レインから声がした。
「大丈夫だ!心配しないで!それより良いものを見付けた!」
なんだろうと、穴を覗いてみると穴の底は砂のため怪我は無かったみたい。そして横穴があり、1人が通れるくらいの大きさであった。シオンも降りてみるとそこには─
「うわぁぁぁぁぁあああ!!!!お宝だ!!!!」
シオンは気持ち悪いのも忘れて叫んだ!
そう、横穴の奥にはところ狭しと金銀財宝が積まれていたのだ。横穴の奥から風が流れて来ているので、断崖絶壁の所に穴が開いていてそこからこの島に宝を入れたのだろう。
「多分、海賊の隠し財宝だろうな。これは凄い!」
冷静沈着なレインも興奮している。
「ねぇ、これの一部をダンジョンの宝箱に入れておくのはどうかな?採取ダンジョンじゃなく、高レベル素材ダンジョンに入れて置けば一攫千金目当てに冒険者がたくさん来るかも♪」
シオンのダンジョンは、生活を支える採取ダンジョンと魔物を倒して手に入れるモンハンダンジョンと別けて作っていた。無論、素材ダンジョンの方が危険は高い。故に、財宝もあると噂すればもっと人(冒険者)もやってくると思ったのだ。
「それは良い考えだ!流石はシオンだね」
「シルフィー、財宝だけ転移をお願い出来る?」
『了解です!マスター!』
「あ、ちょっと待って。手紙を書いておくよ。親父も急に財宝が送られて来たら何をやっているんだと思うからね」
レインが手紙を書いてから財宝をダンジョンに転移させたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シルフィード領
「貴方、大変よ!」
「どうしたんだい?」
妻の慌て様に執務室で仕事をしていたシオンの父親はペンを置いた。
「ダンジョンに荷物が届いた連絡が来たから見に行ったのよ。そしたら─」
シオン達はダンジョンに転移されてきた場合、各自で青く光るペンダントを持っていて、分かるようにしていた。転移してくる所は、基本的にダンジョンの最奥のため、シルフィード家のものしか入れないようになっている。そこからダンジョンの機能を使い、入口まで運ぶのだ。
「なんだと!金銀財宝が送られて来ただと!?」
「そうなのよ!かなりの量なのよ。レインから手紙で海賊の隠し財宝を見付けたと書いてあるけれど……」
「「あの子達、何をやっているんだ(の)」」
本当に他国の使者を務めれるのか心配になる両親でした。
愚者の声
「シオンが可哀想だったのでちょっとしたボーナスを差し上げました」
シオン
「うう………ひどい目に合いましたわ!」
愚者の声
「クックックッ、まだ1日目ですぜお嬢さん」
シオン
(;゜Д゜)……………
ガクッ……返事がない。ただの屍のようだ……
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』




