〜勇者への過程〜
みなさま、毎日おつかれさまです
仕事疲れた皆様の暇つぶしの作品になればいいなと思っております!
少しずつ更新していきたいと思いますので、温かい目で見ていただければありがたいです!
よろしくお願いします!
……「ズシャ」
「…うっ、ここはどこだ…」
辺りを見渡してみると、どうやら薄暗い森の中のようだ。
「はっ、僕はあの時確かに…」
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時を遡ること5分前
「遅れる〜!」
職場まであと100m、このままいけばぎっりぎり間に合う♩
ちゃんと朝は早起きするもんだなー、反省しよっと笑
そのとき、ふと横断歩道が見えた。その先には小さな小さな子どもが1人。
奥からトラックが迫ってきていた。
これはあかん!
頭で考えるよりもう身体は子どもを助けに向かっていた。
「ドカッ」
子どもを押した。
僕の目の前にはトラックが迫っていた。
ふんわり死の香りがした
(僕は死ぬ…)
いろんなことが頭の中を一瞬で駆け巡った
眩い光が僕を包み込んだ…
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僕はあの時死んだんだ…
ここはどこなんだろう…天国だろうか
んー、どうみてもただの森の中なんだが…笑
「ガサガサッ」
背後の茂みから音がした
恐る恐る振り返る
「そんなとこで何やってんの⁇」
そこには、20歳?そこそこ
髪はブロンドの女の子がいた
「いや、その……道に迷って…」
「そーなんだ♩名前はなんていうの〜?」
「かずき」
「そっか♩私はミナ、よろしくね」
「よろしく!そういえば、今って何月何日かわかる⁇」
「満年20ねんだけど」