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6.錬金術

なんと、VRゲームの日間64位でした。

ブクマ、ありがとうございます。


残念ながら、短めです。

というより、ストックが消えました。

「で、できた〜!!!!」


夜が明けて(ゲーム内で)、開店時間の30分程前に俺は大声で叫んだ。

現在、現実世界ではおよそ17時である。

うん。今度時計を買いに行くか。時刻が分からん。


「こら〜。フレイ君、あんまり騒がないでね。」

「す、すいません。」

「はい、謝ればいいですよ。気を付けてね。それで、ライフポーションは出来た?」

「はい!!これです!!」

俺はそう言って今出来たばかりのライフポーションをエリスさんに見せる。


ーーーーーーーーーー

ライフポーション☆1A

効果:生命量を75回復する

リキャストタイム:5分

製作者:フレイギュラント

魔力のこもった水で作られたライフポーション。通常より、多くの生命量を回復する。

ーーーーーーーーーー


「ど、どうですか?」

俺は期待して、エリスさんに質問する。

「うん。全ぜっんダメだね。」

「へっ!?」

予想外の返しに、間抜けな声を出してしまった。

「ど、どうしてダメなんですか?」

「だってこれ、錬金術で作ったでしょ?」

「錬金術……。って、何ですか?」

「あれ?まさか、知らずに作ったの?」

「えっと。では、はい、と答えておきます。」

俺は困惑しながらも、一応返事をしておく。

「そっ、そっか。説明が足りなかったね。調薬は、薬草を細かくする。水に入れる。混ぜる。これが基本。魔力は一切使わないの。」

「は、はあぁ。」

「うん。それでね。魔力を使って、物と物を合成する。これが錬金術の基本。生産において、魔力を使う職業は基本的に二つ。錬金術師と付加師。錬金術は今、言った通り。付加師は、魔法や属性を付加する者。とりあえず、分かった?」

「はい。」

「うん。薬効を上げる上で、今後錬金術を併用するのはむしろ良いこと。でも、まずは基礎から覚えようか。」

「わ、分かりました。」

「よし。とりあえずステータス確認をしてね。錬金術があるはずだから。それとSTPを筋力と器用の両方に少しは振っといて。生命草を砕くのに時間がかかりすぎだし、なにより雑だから。」

「わ、わかりました。」

「まあ、単純に筋トレしたり、細かい作業をしたりすればどちらも上がるけどね。」

そう、このゲームはプレイヤーの行動によってステータスが上がることがある。例えば、鍛冶師が鎚を振り続ければ勝手に筋力があがる。

また、この世界の住民にもステータスは存在する。プレイヤーと住民の区別がつかない理由はここにもあったりする。

さて、ステータス確認っと。


ーーーーーーーーーー

名前:フレイギュラント

種族:ハーフヴァンパイアLV2→4

職業:薬師見習いLV2→4

生命量:460→580/460→580

魔力量:1150→1450/1150→1450

筋力:20→21

体力:20

速力:35

知力:30(+3)

精神力:30

器用:15→17

幸運:10


括弧内はスキルやアイテムによる上昇値。


STP:20→60

SP:30→70


攻撃力:0+2(+10)

防御力:0+2(+10)

魔攻力:0+3(+10)

魔防力:0+3(+10)


RS:【吸血LV3】 【夜目LV1】 【魅了LV1】 【再生LV1】

JS:【調薬LV3→5】

PS:【救恤と知恵の神の加護LV1】【】【】【】【】【】

AS:【空間魔法LV2→3】【鑑定LV2→3】【祈祷LV1】【採取LV2】【new錬金術LV1】【】

控えスキル:

称号:夜の住人 向こう見ず ミーティアの信者 無防備の討伐者 最良の獲得者 薬師の弟子 生産職の原石


錬金術:錬金術ができるようになる。

空間魔法:空間に干渉する魔法。

取得魔法:LV1亜空庫 LV2空間把握 LV3空間切断 LV4???…………LV10???

ーーーーーーーーーー


「エリスさん。質問があるんですけど。」

「なーに?」

「SPってやたら余るんですけど、オススメの使い方って有りますか?」

「ああ、スキルポイントかぁ。懐かしいなぁ。まだ、使ってないの?」

「え、あ、はい。初期に空間魔法を取っただけです。」

「そっか。じゃあ、使わないことをオススメするよ。」

「わかりました。では、当分使いません。」

「あはは、素直だね。」

「そうですか?エリスさんが言うなら間違い無さそうですし。」

「うん。SPは貯めておいた方が良い。スキルはね、レベルが最大になると進化したり派生が生まれたりする。この特に進化には大量のSPが必要になる。だから、SPは貯めておいた方が良い。進化させずにいる間のスキルの経験値も勿体無いしね。それに、フレイ君は尚更かな。」

「?」

「多くの生産活動をするにはたくさんスキルを取る。すると、だいたい同じタイミングでスキルレベルは最大になる。その時いかに早く進化させ、次のステップを始めるかが、後々大事になるよ。最初は、スキルレベルが低い、ってバカにされるかもだけど……。」

少し、少しだけエリスさんが落ち込んでいるような気配を見せた。

「エリスさん。」

「なーに?」

「お、おれ。串焼き、買ってきますね。朝食、まだでしょ?今日はきっと幻のSSの美味しさが味わえますよ?」

「ふふふ。そうだね。じゃあ、買ってきて貰おうかな。」

「はい!!今すぐ行ってきます。」

そして俺は急いで初心者調薬セットを片付け、亜空庫に仕舞い、中央広場を目指す。


「フレイ君!!急がなくて良いから、教会に寄っていきな!!昨日は行けなかったから!!」

走って店を出た俺に、エリスさんは叫んでくれた。

「わかりました!!」

俺も叫び返しながら、手を振った。


さて、串焼きを買って、亜空庫に仕舞って、それから教会に行こう。さっき作ったライフポーション☆1Aをお供えしよう。

まあ、詳しいことはゴルバさんに聞けば良いか。


感想、評価よろしくお願いします。

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