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2.始まりの街

二話目です。

「よし、着いた。ここが始まりの街か。」


このゲームにチュートリアルはほぼ無い。

キャラクターメイキング(性別は偽れない)をし、スキルとジョブと種族の説明をされておしまいだ。

身体能力は、ゲーム内のその種族の平均的なLV1相当にされる。

つまり、70歳のお爺ちゃんでも、10歳の少女でも、病院で寝たきりの俺でも、同じ種族なら身体能力は同じなのだ。

ちなみに、生産も戦闘も両方こなすつもりなのだが、レアっぽかったのでハーフヴァンパイアにした。

種族はおおまかに三つ。

人族、獣族、妖精族。

さらに細かく三つ。

人族は、人間、獣族とのハーフ、妖精族とのハーフ。

ハーフヴァンパイアは、この三つとは別らしい。絶対に、レアだろ。

話を戻して獣族は、ネコ科、イヌ科、その他小動物。

たぶん、一番種類が多い。

最後に妖精族は、亜人、妖怪、妖精。

亜人には、エルフやドワーフ。妖怪には、巨人や鬼。妖精には、小人やそのまま妖精等。

多種多様。


そして、始まりの街はまさしく人種の坩堝。

歩いているだけで黒猫に白猫に、赤猫。青犬に茶犬に、黄犬?いや、狐のようだ。

まあ、楽しそうだ。


「まずは、ステータスを確認。」


ーーーーーーーーーー

名前:フレイギュラント

種族:ハーフヴァンパイアLV1

職業:無職

生命量:400/400

魔力量:1000/1000

筋力:20

体力:20

速力:25

知力:30

精神力:30

器用:15

幸運:10


STP(ステータスポイント):0

SP(スキルポイント):10


攻撃力:0+2

防御力:0+2

魔攻力:0+3

魔防力:0+3


RS(種族スキル):吸血LV1 夜目LV1 魅了LV1 再生LV1

JS(職業スキル):

PS(パッシブスキル):【】【】【】【】【】

AS(アクティブスキル):【】【】【】【】【】

控えスキル:

称号:夜の住人

ーーーーーーーーーー


「うん。言われた通りだ。」

PS、ASにおいて最初はそれぞれ5つまでしかスキルをとれない。また、今の装備の能力は0。+の後ろの数字は筋力、体力、知力、精神力に依存。

ただ、一般的には筋力〜幸運までのステータス平均は10になるって聞いていたのだが……。強い分にはいいか。

スキルの取り方は簡単だ。レベルを上げて、SPを取得し、それを消費して得る。

よし、取得可能スキルを表示。


ーーーーーーーーーー

1SP

剣術

槍術

斧術

棒術

ーーーーーーーーーー


ん?魔法とかって無いの?えーと、できた。2SPを表示。

ーーーーーーーーーー

2SP

採草

採掘

伐採

鍛冶

細工

調薬

裁縫

木工

皮革

園芸

釣り

ーーーーーーーーーー


ん? 3SP表示。

ーーーーーーーーーー

3SP

生命量上昇

魔力量上昇

筋力上昇

体力上昇

速力上昇

知力上昇

精神力上昇

器用上昇

幸運上昇

ーーーーーーーーーー

ぴきっ。

あぁ、むかつく。一覧を表示!!


ーーーーーーーーーー

1SP

剣術

槍術

斧術

棒術


2SP

採草

採掘

伐採

鍛冶

細工

調薬

裁縫

木工

皮革

園芸

釣り


3SP

生命量上昇

魔力量上昇

筋力上昇

体力上昇

速力上昇

知力上昇

精神力上昇

器用上昇

幸運上昇


4SP

地魔法

水魔法

火魔法

風魔法


5SP


6SP


7SP


8SP


9SP


10SP

空間魔法


※初期スキル選択は種族関係なく以上の中からしか選べません。次回からは無くなる物もあるので注意してください。

ーーーーーーーーーー


…………ん?


空間魔法!?


こ、これは取るしかないでしょ!!


よし、取得完了。

さっそく、ステータス確認。


ーーーーーーーーーー

名前:フレイギュラント

種族:ハーフヴァンパイアLV1

職業:無職

生命量:400/400

魔力量:1000/1000

筋力:20

体力:20

速力:25

知力:30

精神力:30

器用:15

幸運:10


STP(ステータスポイント):0

SP(スキルポイント):10→0


攻撃力:0+2

防御力:0+2

魔攻力:0+3

魔防力:0+3


RS(種族スキル):吸血LV1 夜目LV1 魅了LV1 再生LV1

JS(職業スキル):

PS(パッシブスキル):【】【】【】【】【】

AS(アクティブスキル):【空間魔法LV1】【鑑定LV1】【】【】【】

控えスキル:

称号:夜の住人 向こう見ず

ーーーーーーーーーー


お!なんか称号が増えてる。てか、鑑定がいつの間にか増えてるし。

まぁ、まずは説明を表示。


ーーーーーーーーーー

夜の住人:夜間に、生命量、魔力量、幸運を除いた全ステータスを上昇(微)。

向こう見ず:初期スキルポイントを、スキルの効果も見ずに1つのスキルにつぎ込んだ者の証。少しは周りを見なさい。取得スキル【鑑定】。

空間魔法:空間に干渉する魔法。取得魔法 LV1亜空庫 LV2??? LV3??? ………… LV10???

鑑定:レベルに応じた未知の物と、既知の物の詳細が分かる。取得スキルによって内容が増えることがある。

ーーーーーーーーーー


うん。なかなか強いんじゃないですかね。

ちなみに現実世界の6時、12時、18時、24時にこちらの正午になる。

ログインしたのは現実での8月1日12時なので、今は昼だ。


「まずは、生産活動をしたい。とりあえず、薬屋にでも行くかね。」


そして俺は、薬屋に向か…………えなかった。


「道が分からん。」

どうしたもんか。



◇◇◇



「そこの人。道にお困りですかな?」


俺がさまよい続けて教会の近くを通ると、いかにも神父さんな老人が、声をかけてきた。

「え、えぇ。実は薬屋に行きたいのですが道がわからないのです。」

「ほほほ、来訪者の方に丁寧に接せられたのは初めてですな。」

「は、はぁ。以前にも来訪者が?」

来訪者とは、この世界の住人にとってのプレイヤーの呼び名だ。神の力によって来訪された者たち。故に来訪者。

「ええ、ええ。来訪者の方は以前、ええと、28ヶ月前に来たのですよ。」

冬休みに合わせて行われたβテストのことだろう。

「ですが、ハーフとは言え、ヴァンパイアに会うのは初めてですな。」

うっ。

俺は少し目をそらす。この人に悪意は感じないが……。

「ほほほ、逃げないのですな。神父を前に逃げないヴァンパイアは珍しいですな。」

「逃げたら、道が分からんだろう。」

「ほほほ、それもそうですな。あとあなたがヴァンパイアだとばれることはまずないですから安心して下さい。まぁ、ばれたところで人を襲わなければ何の問題も無いですがね。」

え?問題がある可能性があったの?そういえばなぜばれた?黒髪黒瞳なのは現実と変わらないが少し身長を伸ばして170センチ。肌は元が青白いから少し日焼けしたような(夏休み明けの野球部みたいな)感じにしたのだが……。

「それは、私のスキルで種族を調べたからですよ。」

「読心術でも持ってるんですか?」

なぜ、聞いてない疑問に答えられる?

「持っていますよ。LV10の最大まで鍛えました。」

あ、あるんだ。読心術。

「ほほほ、ひとつ神に祈っては行きませんか?祈らなくとも道はお教えしますよ。」

「そうですね。別段、急いでいませんし、祈り方を教えてください。あ、俺はフレイギュラントと言います。フレイと呼んでください。」

「おや。来訪者に名乗られたのは初めてですな。ゴルバードと言います。では、教会へ案内しますね。」

「ありがとうございます。ゴルバさん。」

「ほほほ、来訪者の方に愛称で呼ばれたのも初めてですな。皆、NPCと罵って来るものだと思っていたのですが。」

「罵る?」

「ええ、NPC――Non Prayer Caster、神と精霊の奇跡たる魔法を、神と精霊に祈ることなく行使する者、と。」

「うっ。」

なるほど、運営もたちが悪い。βテストでこの世界の住人と友好関係になれたものがほとんど居ないって言うのはこれが原因か。

「では、呼ばないようにしますね、ゴルバさん。」

「ええ、そうして下さい。さあ、女神像の前に着きました。まずは、七柱の女神について説明をしますね。」


ゴルバさん曰く、主にこの七柱の女神が信仰されているようだ。


謙譲と正義の神――セレスティア

救恤と知恵の神――ミーティア

純潔と愛の神――カラミティア

節制と豊潤の神――クロルティア

慈悲と希望の神――キュスティア

忍耐と勇気の神――エルティア

勤勉と信仰の神――フレスティア


「どの神でも構いませんよ。手を胸の辺りで組んで、目を瞑り黙祷。これが最も簡単です。」

「わかりました。せっかくですから、七柱全てに祈りますよ。」

俺は、左端のセレスティアから、右端のフレスティアまで10秒程ずつ、黙祷を捧げる。


救恤と知恵の神か。

俺の病気に僅かばかりでも治る余地くれるかね。


そんなことを考えながら、再びミーティアの元に行き、今度は膝を着いて一分程祈った。

その時に浴びた陽光は、とても温かかった。



「ほほほ、終わりましたかな?」

「ええ、心が洗われた、のかな?」

「ほほほ、それは良かった。確か、薬屋でしたね。」

「えぇ。道を教えてください。」

「この教会の右手が南の大通り。左手が西の大通り。薬屋は南の大通りを少し行ったところにあります。ちなみに、冒険者ギルドは東の大通りに、剣と盾の看板が目印です。北には職人街、武器屋、防具屋があります。生産ギルドや魔法ギルドは西です。参考にしてください。」

「あ、ありがとうございます。」

「それともう一つ。」

「なんですか?」

「ヴァンパイアは種族的に光や聖魔法、火魔法なんかが苦手です。気を付けてください。」

「ありがとうございます、ゴルバさん。他にはありますか?」

「では、最後に。時間が有ったら冒険の前によってください。幾つか良いことを教えてあげましょう。」


ピコン!

クエスト『神父ゴルバードを訪ねろ』が発生しました。クエストを受けますか?

「わかりました。寄らせて貰います。では、行ってきます。」

「はい、気を付けてくださいね。」

俺は、ゴルバさんに会釈をし今度こそ、薬屋に向かった。クエストは自動で受けたようだ。

その後のゴルバさんの呟きは聞き取ることが出来なかった。



「ほほほ、“強欲”の神――ミーティア、ですか。」


だが、少し、嫌な予感がした。

って、また知らないスキルが増えてるし。

まあ、プレイヤーの行動に応じてスキルポイントがなくてもスキルを得られるとは言っていたけど、ちょっと多い気がする。


ーーーーーーーーーー

名前:フレイギュラント

種族:ハーフヴァンパイアLV1

職業:無職

生命量:400/400

魔力量:1000/1000

筋力:20

体力:20

速力:25

知力:30→30(+3)

精神力:30

器用:15

幸運:10


括弧内はスキルやアイテムによる上昇値。


STP(ステータスポイント):0

SP(スキルポイント):0


攻撃力:0+2

防御力:0+2

魔攻力:0+3

魔防力:0+3


RS(種族スキル):吸血LV1 夜目LV1 魅了LV1 再生LV1

JS(職業スキル):

PS(パッシブスキル):【救恤と知恵の神の加護LV1】【】【】【】【】

AS(アクティブスキル):【空間魔法LV1】【鑑定LV1】【祈祷LV1】【】【】

控えスキル:

称号:夜の住人 向こう見ず ミーティアの信者


ミーティアの信者:救恤と知恵の神――ミーティアを信仰している者の証。取得スキル【祈祷】。


救恤と知恵の神の加護:救恤と知恵の神――ミーティアによる加護。レベルに応じてデスペナルティを軽減する。また、レベルに応じて知力に補正がかかる。

デスペナルティ軽減:レベル×10%、デスペナルティを軽減する。

知力補正:レベル×10%、知力を上昇させる。

ーーーーーーーーーー


よし、気を取り直して薬屋に行こう。

ちなみにデスペナルティは所持金50%とアイテムをランダムで10個までドロップする。更に、レベルアップに必要な経験値を20%喪失する。

例えば、レベルアップに100の経験値が必要だとすると20の経験値が無くなる。また、経験値が20未満だったらレベルダウンもする。

アイテムドロップの10個まで、とは0〜10個のランダムで個数が決まる。ドロップするアイテムもランダムだ。

まぁ、スキルのおかげで俺は、所持金45%、アイテムをランダムで9個までドロップする。更に、経験値18%喪失だがな。


さて、薬屋が見えてきた。

看板は、ポーション瓶が交差している。なかなか分かりやすいな。俺は店の扉を開け、中に入る。

「いらっしゃいませ〜。」

緑髪の若い女性が出迎えてくれた。20代前半位だろう。身長は155、いや、160位か。エメラルドのような瞳がとても綺麗だ。

「あら?来訪者かしら?」

「あ、はい。フレイギュラントといいます。フレイと呼んでください。」

「ご丁寧にどうも。私はエリス。よろしくね。」

「よろしくお願いします、エリスさん。」

「ふふ。来訪者に名乗ったのは初めてかも。それで、今日はどのようなご用件で?」

良かった。親しみやすい人だ。

「実は調薬を習いたいんです。ポーションとかを作ってみたくて。」

そう、ファンタジーの定番、ポーション。これを作りたいのだ。

「作る?買いに来たんじゃなくて?」

「ええ、自分で作ってみたいんです。」

「そっか。いいよ。」

「本当ですか?ありがとうございます。」

よし。上手く行った。

「ふふ。実は来訪者が来ると急に忙しくなるからね。人手が欲しかったんだ。調薬スキルは持ってるかな?」

「い、いいえ。スキルポイントは使いきってしまって。」

「そっか。じゃあまずは薬草の採取から始めようか。そうだね、まずは生命草を50本採ってきて。南の門を通って、森の手前の草原で採れるから。基本的にはスローラビットしかいないけど、たまにフォレストラビットが出てくるから気を付けてね。」


ピコン!

Cクエスト『薬師への弟子入り』が発生しました。

『薬師への弟子入り1.薬草採取』

生命草を50本採取しろ。

クリア報酬:スキル【採取】

クエストを受けますか?



「わかりました。南の草原ですね。では、行ってきます。」

俺は店を出たあと、走って南の草原へと向かった。


「あぁ、ちょっと。どうしよう。50本なんて冗談だったんだけど……。まあ、10本採ってくれば良い方でしょ。そういえば、武器なんて持ってなかったけど、スローラビットに教われたらどうするんだろ?まあ、平気か。来訪者は死なないって言うし。」


このときの俺はエリスさんのこの呟きを知らない。


◇◇◇



俺は、南の門を抜けて、草原に降り立った。

「よし、まずは鑑定を発動。」


雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

生命草

雑草

雑草

雑草

雑草

スローラビットLV1

雑草

雑草

生命草

雑草

雑草

生命草

雑草

フォレストラビットLV5

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

雑草

生命草

生命草

雑草

雑草

生命草

雑草

雑草

生命草

生命草

生命草

生命草

雑草


お!どうやら、右手の方に群生しているようだ。

見える分だけ採っていこう。

よし、採取っと。

俺は、群生地らしきところに行って生命草を片っ端から採っていく。

あっ!試しに鑑定っと。


生命草 ☆1E

薬にすると生命量を回復する薬草。乱暴に引っこ抜かれたのか品質はEと低め。


あれ?確か、☆1がレア度でEが品質。ふむ。もう少し丁寧に茎を折ってみるか。


生命草 ☆1C

薬にすると生命量を回復する薬草。正しい採られ方をされたので品質はまとも。素手で触れ続けられて少し、萎れている。


えーと。どうするかな。Cなら問題ないだろうし、今あるのは、Eが26本、Cが2本。残り22だ。ただ、この草を何処に仕舞うか……。

あ。亜空庫に入れれば良いじゃん。


ーーーーーーーーーー

亜空庫:亜空間に作り出した倉庫。生命以外の全てをしまうことができる。容量は、(空間魔法レベル×知力)種類の物を、(空間魔法レベル×魔力量/10)個。内部の時間は止まっている。

ーーーーーーーーーー


へぇ、なかなか便利じゃん。

俺の場合は、空間魔法LV1×知力33 種類を、空間魔法LV1×魔力量1000/10 個まで。だから、生命草のみに限れば3300本入る。

これは、本当に便利だ。


そのあと俺は、生命草を採ったらすぐに亜空庫に入れるのを繰り返していった。


「よし、見える範囲は採り終わったな。」

そうして、亜空庫の中身を確認してみる。

「えーと、Eが26本、Cが24本、Bが157本。あれ?Bが多いな。何でだ?」

疑問に思い、ステータスを確認するとスキルに採取の文字があった。既にLV3だ。

「あ〜。生命草を50本採った時点でクエストクリアになったのか。」納得しつつ、採取の説明を確認すると、

ーーーーーーーーーー

採取:通常の採取ポイントが全て分かるようになる。レベルに応じて、採取した物の品質が下がり難くなる。

ーーーーーーーーーー


「なるほど。それで品質Bが多いのか。」

そうしていると、近くにでっぷり太ったウサギが現れた。

なんだあれ?試しに鑑定っと。

ーーーーーーーーーー

スローラビットLV1

HP30/30 耐性:打 弱点:火

ーーーーーーーーーー


おお!鑑定、超便利だ。

ん?スローラビットが襲ってきた。

俺は、右にずれてその攻撃を避ける。

そして、つんのめったスローラビットに向かって渾身の蹴り。

どうだ!?

ーーーーーーーーーー

スローラビットLV1

HP29/30 耐性:打 弱点:火

ーーーーーーーーーー


って、1だけかよ!?

そうしている間にもスローラビットは突撃を繰り返す。名前の通りとっても遅いウサギの攻撃は避けやすい。

何か、攻撃に使えそうなスキルはないかな?


ーーーーーーーーーー

名前:フレイギュラント

種族:ハーフヴァンパイアLV1

職業:無職

生命量:400/400

魔力量:1000/1000

筋力:20

体力:20

速力:25

知力:30(+3)

精神力:30

器用:15

幸運:10


括弧内はスキルやアイテムによる上昇値。


STP(ステータスポイント):0

SP(スキルポイント):0


攻撃力:0+2

防御力:0+2

魔攻力:0+3

魔防力:0+3


RS(種族スキル):吸血LV1 夜目LV1 魅了LV1 再生LV1

JS(職業スキル):

PS(パッシブスキル):【救恤と知恵の神の加護LV1】【】【】【】【】

AS(アクティブスキル):【空間魔法LV1→2】【鑑定LV1→2】【祈祷LV1】【new採取LV2】【】

控えスキル:

称号:夜の住人 向こう見ず ミーティアの信者

ーーーーーーーーーー


吸血!!

血を吸えば出血多量で死ぬんじゃね?

良し、善は急げ、と言うことで、吸血発動!!

すると、急に犬歯が鋭くなり、疼き出す。そして、血が欲しくなる。

俺はウサギの首筋に即座に噛み付く。

「キュゥゥ〜!?」

ウサギが悲鳴を上げるが、構わず血を飲む。


うまい!!血がうまい!!


そして、飲み尽くす。

「キュ!!キュウ〜!!キュゥゥ〜キュウゥゥ……。キ……。」

血が無くなり、ウサギは息絶えた。

そしてウサギは青い粒子(魔素(魔力の源))となって消えた。その場には何も残らなかった。


あれ?おかしいな。モンスターを倒すとドロップアイテムが貰える筈だけど……。


あ!亜空庫かな?

早速亜空庫の中身を確認してみる。

あった。兎肉が二つ。

ーーーーーーーーーー

遅兎肉☆1S

傷が全くと言って良いほど無く、また完全に血抜きがされてから倒されたため、全く臭みが無い最高の状態のスローラビットの肉。新鮮でとても旨い。品質Sの物は稀で高値で取引される。

ーーーーーーーーーー

おお!説明、長!しかも、品質Sとか凄いな。吸血の効果か。


「さて、日も暮れてきたし、そろそろ帰るか。」

既にゲーム内時間では4時を過ぎている。

道中、スローラビットを更に三匹狩り(吸血し)、レベルアップした。称号も増えている。



ーーーーーーーーーー

名前:フレイギュラント

種族:ハーフヴァンパイアLV1→2

職業:無職

生命量:400→440/400→440

魔力量:1000→1100/1000→1100

筋力:20

体力:20

速力:25

知力:30(+3)

精神力:30

器用:15

幸運:10


括弧内はスキルやアイテムによる上昇値。


STP(ステータスポイント):0→10

SP(スキルポイント):0→10


攻撃力:0+2→0+2(+10)

防御力:0+2→0+2(+10)

魔攻力:0+3→0+3(+10)

魔防力:0+3→0+3(+10)


RS(種族スキル):吸血LV1→3 夜目LV1 魅了LV1 再生LV1

JS(職業スキル):

PS(パッシブスキル):【救恤と知恵の神の加護LV1】【】【】【】【】

AS(アクティブスキル):【空間魔法LV2】【鑑定LV2】【祈祷LV1】【採取LV2】【】

控えスキル:

称号:夜の住人 向こう見ず ミーティアの信者 new無防備の討伐者 new最良の獲得者


無防備の討伐者:攻撃力、防御力、魔攻力、魔防力が一切無い装備状態で、初めてモンスターを倒した者の証。装備を整えなさい。攻撃力、防御力、魔攻力、魔防力にそれぞれ+10の補正がかかる。

最良の獲得者:初めて、最高品質のアイテムを獲得した者の証。全てのドロップアイテムの品質がワンランク上がる。

ーーーーーーーーーー


よし、レベルも上がったしSTPを割り振るか。


種族レベルが上がるとSTPとSKPを自由に10ずつ割り振れる。ちなみに職業レベルも同様だ。今は無職だが……。

戦闘で上げたレベルなので戦闘に必要そうなステータスに割り振ろうと思う。

今回はダメージを喰らわず、全て回避出来ているので今後もそれが出来るように速力に振る。スキルは後回しで良いだろう。

ーーーーーーーーーー

名前:フレイギュラント

種族:ハーフヴァンパイアLV2

職業:無職

生命量:440/440

魔力量:1100/1100

筋力:20

体力:20

速力:25→35

知力:30(+3)

精神力:30

器用:15

幸運:10


括弧内はスキルやアイテムによる上昇値。


STP(ステータスポイント):10→0

SP(スキルポイント):10


攻撃力:0+2(+10)

防御力:0+2(+10)

魔攻力:0+3(+10)

魔防力:0+3(+10)

ーーーーーーーーーー


良し。それじゃ薬屋に急いで行きますか。

渡すのは最初の品質EとCの生命草で平気だろう。練習用だろうし。ちなみに、最良の獲得者の効果で兎肉は凄いことになっていた。


ーーーーーーーーーー

遅兎肉☆1SS

傷が全くと言って良いほど無く、また完全に血抜きがされてから倒されたため、全く臭みが無い最高の状態のスローラビットの肉。新鮮でとても旨い。なぜか品質Sを超える品質SSで、その価値は計り知れない。料理をすれば速力に補正がかかるだろう。

ーーーーーーーーーー


あと、微レアのドロップなのか毛皮が二枚だけとれた。兎肉は八つ(二つ×四匹)だった。

ーーーーーーーーーー

遅兎の毛皮☆1S

傷が全くと言って良いほど無く、また完全に血抜きがされてから倒されたため、全く臭く無い最高の状態のスローラビットの毛皮。白い毛皮はとても人気がある。品質Sの物は稀で高値で取引される。

ーーーーーーーーーー


うん。高値で売れそうだ。あとで料理を覚えるのも有りかな。



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