新たな仲間
青瀬と黒河に喧嘩を売られた後、僕らは戦闘した後だから疲れたと言って戦いを明後日にしてもらった。
「ふぁーあ」
そんな時、誰かが話しかけてきた。
「お前、最弱じゃなかったのか!」
同じクラスの、白山だった。能力は幽体化。壁などをすり抜けたり、透明になったりする能力だ。
...あいつはこの能力を覗きにしか使わないが。
「あんな勝ち方だけどな」
僕は笑いながら返した。
「でもスゲーよ!俺なんて、能力で戦えねーからなぁ…」
あれ?こいつ、結構思い悩むタイプ?
「覗きするために使うしかないよなぁ?」
「そう言うと思ったわ」
心配して損した。こいつは噂どうりの奴だ。
「でもお前、変わったよ。なんか明るくなってるよな」
「そうか?」
「ああ。そろそろ時間だ、じゃな!」
「お、おい!着替えはどうするんだー!」
あっ(察し)、そういう奴だったわ。あいつ。
そんなこんなで、俺にもクラスで話せる奴が増えた。
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HR。
「よく聞けよー。お前らは、部活に参加するか仮分隊を作って戦闘に参加するか決めてもらう。来週までに決めるように!」
「はい!」
部活と言っても、大したものは無い。だから大体は戦闘に参加するのだ。
「八、あんたは部活入るの?」
「いいえ」
「おい八!覗き部作ろうぜ!」
「変態は黙ってなさい」
「覗きは男の浪漫だろうが!」
「かっこいいこと言ってるみたいだけど全くかっこよくないわよ」
どうしよ、部活。
「やっぱ僕、部活入りますわ」
「覗き部か!?」
「「変態は黙ってろ」」
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「なんで部活に入るの?何部よ?」
「武装制作部。ここで作ったものは訓練で使っていいらしいから」
「相変わらずクズ野郎ね」
「清々しいまでにゴミ野郎だな」
悲しいなぁ。
「とりあえず、どんなことやってるか、見てくる」
「じゃ、私も行こうかしら」
「俺も行こっと」
こうして僕らは武装制作部に行くのであった。
少し段落分けを気にしてみました。気になったら言ってください。