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うた  作者: 宮野神紅咲
6/7

てがみ


……

これは詩ではありませんね。


私の思いを書きました

ボクは足が遅かった


大地をふむ


足跡さえ


遅かった


みんなとは 違う




どんな頑張りでさえ


認めることは できない


あなたの目が


恐ろしく


苦しかった


知っていますか


あなたがどんな目をしていたのか


走り終えた時


悲しみ


苦しみ


全てに包まれた






ボクの流す涙は


同情を集めることしか


できない







けど 全てボクが


悪いから


悪口言っていいから



嫌いに ならないでください









先輩、


ボクがどんなに


尊敬しているか


頼りにしているか


大切にしたいとおもっているか


知っていますか


吹奏楽部に入って


練習はすごくきついです


だけど


吹奏楽部が好きだから


先輩がいたから


がんばれました


ボクは


サックスは下手です


先輩が何度も


大丈夫と 言ってくれたけど


オーディションに落ちてしまいました



ボクはよく泣きました


大丈夫?


そう聞いてくれた先輩


たとえ同情であっても嬉しかった



ボクは物をぶつけてしまいました


先生のところに事情を説明しにいきました


頼ってばかりだけど


嫌な顔ひとつ


しませんでした


時に厳しい先輩


途中から入って来ても


丁寧に教えてくれた先輩




そんな先輩


こんなにボクを思ってくれる先輩


いないと思います


先輩という 立場上


そうしなきゃいけなかったのかもしれない




同情でも


先輩という 立場上でもいい




ボクは先輩が大好きです


言葉に表せないほど


尊敬しています


嫌いに ならないでください




この文章を打っている時


ボクは泣きました




先輩、


これは先輩が大好きという


何よりの




証拠です




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