歩み
前を見据え
ボクは振り向かない
今 歩いてきた道は『過去』
大切なモノ失なった
過去なんて必要なく
前ばかりみて
『未来』を大切にしようと
失わないようにと
真っ直ぐ前を見
歩き出す
後悔はしたくない
だから
大切に
慎重に
大地を踏む
なくしたくないモノ
たくさんあるから
ずっと歩いていくと
前には
壁がある
どんなに叩いても
壊れない
しっかり
前を見て
慎重に歩いてきたのに
なぜ
壁にぶつかるの?
引き返すことしか出来ない
後ろをむく
今 歩いている道は『過去』
ゴミひとつない
綺麗な道
当たり前
慎重にあるいてきたんだもん
けど
この道に 雨は降らない
晴れてもいない
ずっと曇り
ワタシの歩いてきた道は
楽しくもなく
悲しくもなく
ただ
不安なだけだったんだ
『過去』を振り返り
はじめてわかった
失なうことを 恐れ
『思い』を
どこかに
置いてきてしまったんだ
楽しい時間
悲しい時間
努力した時間
あるはずの時間
ここには無い
あるはずの思い
ここには無い
あるはずの日常
ここには
無い
『失なったモノ
取り戻せばぃい
過去には
戻れないから
未来を
精一杯
生きよう』
『失なったモノ
取り戻せばぃい
過去には
戻れないから
未来を
精一杯
生きよう』
ワタシは
『未来』に向かって
歩きだす
もう そこには
壁はなく
かわりに
雨が降った
ワタシは
スキップしながら
大地を踏む
大切なモノ
取り戻すために
空には
虹が
輝いていた