第7話:ギルドカード
今回は説明回。
文字数は5000超えました。
ちなみに総文字数は20000文字超えましたw
追記
2月19日
3000PV超えました!
ありがとうございます。
2月21日
ブックマーク30件突破!
ありがとうございます!
これからも頑張ります!
「まずギルドカードには6つの情報が書かれています。お名前、レベル、職業、ギルド員としてのランク、大まかなステータスと総合評価、所持スキルの6つですね。このうち、今回はレベルと職業、それにステータスについて説明していきます」
そういい、シリナさんはギルドカードを私たちに返す。私の名前『Sakura』の横に不思議な文字が2文字踊っていた。おそらくこれが数字だろう。契約書を読んだ時と同様に読むことができた。『12』と書かれている。決して年齢ではない。そして、名前の下にはこれまた不思議な文字が多く踊っていた。こちらも同じく読むことができる。先ほど言っていた職業、ギルド員としてのランク、大まかなステータスと総合評価、所持スキルのことだろう。職業とギルド員としてのランクの下がおそらくステータスだろう。ステータスは6項目あり、体力、魔力、攻撃力、耐久力、魔法適正、魔法耐性、総合評価と書かれており体力と魔力以外の項目にはその隣に一文字か二文字で書かれている。体力と魔力のところには3文字と2文字で表記されている。読める文字でいうとアルファベットで能力値が評価されているみたいだ。そしてその下に所持スキルと書かれている。
いくつか書かれているがこれは後から聞いて把握していけばいいだろう。とりあえず今はシリナさんの話を聞くことにする。
「レベルは見たままの数値です。シオンさんが8、サクラさん12です。職業はお二人とも最初なので冒険者になっています」
「冒険者以外にもなれるの?」
「はい、レベルを上げることによって冒険者以外の職業に変更することができます。変更は教会かギルドで行うことができます」
「へー、いつか転職してみたいわね」
「シオンさんならすぐ転職できそうですけどね。それで、話は戻るのですがランクはGから始まり、最終的にはSになります。これはクエストを達成することで得られる実績を高めていくとランクを上げることができます。また、受けれる依頼はランクの下には制限はありませんが上は1つまでと決まっています。これにより、冒険者の皆様方が死なないように配慮しています」
いろいろなところを配慮しているのですね、と感心した。さらにシリナさんの話は続く。
「次は大まかなステータスの見方について説明していきます。お二人ともステータスの欄を見てください」」
そう言われたので、ギルドカードを見てみる。体力と魔力以外のステータス欄にはアルファベットでいうCやDなどが書いてあった。ところどころに+や‐の表記もある。
「体力と魔力以外のステータスはG~AにSを加えた8段階に分かれておりそれに+や‐の表記を加えた全24段階で判定されます。G‐が一番低く、S+が一番高いとされています。体力と魔力には正確な数値が記載されています。これらの能力値はレベルが上がると経験が数値化され、それぞれの能力に割り振られていきます。レベルの低いうちはあまりステータスも高くありませんから無理はなさらないでください」
話を聞いた後、改めてギルドカードのステータス欄を確認する。そこにはこう表記されていた。
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名前:Sakura(咲楽) 12
職業:冒険者
ランク:G
ステータス
体力:400/400
魔力:150/150
攻撃力:D
耐久力:E-
魔法適正:E
魔法耐性:F+
総合評価:E
所持スキル
『従者の嗜み 10』『柳流武術 10』『深神流拳術 10』『凪枷流拳法 10』『御剣流抜刀術 10』『ナイフ術 10』『暗殺術 10』『簡易医術 5』『身体能力強化魔術 1』
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こんな感じだった。
あまり強くないのかとも思ったが、先ほどのシリナさんの驚き方からいいこのレベルでこのステータスは高いのだろう。それと、気になったのがスキルの横に書いてある数字だ。これは何を意味しているのだろうか…
「続いて、スキルの説明を行いますね。スキル名の横に書いてある数字はそのスキルのレベルを表します。1が取得した直後で、そのスキルを使っていくごとにレベルが上がっていきます。最大10まで上がるのでスキルも使っていったほうが強くなるのは早いと思いますよ」
なるほど、スキルを使えば使うほどスキルは強くなるのですか…しかし、このスキルどう使えばいいのでしょう…特に『身体能力強化魔術 1』に関してはもうお手上げですね…
そういえば、紫音のスキルはどんな感じなのでしょうか。気になったので紫音のギルドカードを見せてもらうことにしました。
「紫音様のギルドカードはどんな感じでした?」
「あ、私のカード見せるから咲楽のカードも見せて」
お互いにギルドカードを渡しあう。紫音のステータスはこんな感じになっていた。
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名前:Sion(紫音) 8
職業:冒険者
ランク:G
ステータス
体力:180/180
魔力:220/220
攻撃力:G-
耐久力:G-
魔法適正:D
魔法耐性:E
総合評価:F
所持スキル
『下級火属性魔法 1』『下級水属性魔法 1』『下級風属性魔法 1』『下級土属性魔法 1』『魔法威力増幅 1』『自然魔力回復向上 1』
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攻撃力や耐久力こそ低いが魔法に関しての適性が私よりも高い。さらには、スキルで4つもの魔法を覚えている。一番下にある『魔法威力増幅』はそのまま魔法の威力を高めることができるのだろう。
「咲楽より私のほうが魔法に対しての適性が高いのかー」
「そうですね。逆に私は接近戦向きですね」
そういい、ギルドカードを返す。紫音も私のギルドカードをこちらに返した。それが終わったのを見てからシリナさんは話を再開した。
「お二人は魔法、魔術は使ったことありますか?」
「いいえ、使ったことありません」
「私も」
「では、使い方の説明も致しますね。まず、魔法も魔術も魔力を使います。そして、魔力は使い切ると…つまり0になると魔力枯渇になり気を失ってしまいますのでその点には注意してください。魔力を使うと自分の中から何かが抜けていく感覚に襲われるので最初のうちは慣れないと戸惑うかもしれませんが頑張ってください。」
(魔力を使いきるのは危険ですね…)
「まずは魔法から説明しますね。スキルの中にある魔法は、使いたい魔法…例えば下級火属性のものを使いたい場合は、対応したスキルを使うことをイメージして、その現象を思い浮かべると頭の中にキーワードが浮かび上がってくるのでそれを唱えます。下級火属性の場合ですと『ファイヤ』などがキーワードになりますね。他の属性魔法も同じような感じで使えます。【ファイヤ】!」
シリナさんがそういうと彼女の右手のひらにソフトボールぐらいの火の玉が出てくる。ゆらゆらとオレンジ色の火の球が浮いている。
「わー」
「今は説明のために実演しましたが、一部の施設を除き街中やギルド内では緊急事態の時以外は魔法を使ってはいけないので注意してくださいね」
紫音が口に手を当てて驚いている。火の球は熱いと思うのだが、彼女は涼しそうな顔で立っている。
「熱くはないのですか?」
「魔法を使った本人はその魔法による影響を受けません。ただ、自分以外の他人や物に当てると燃えます」
にっこりと笑顔で言われた。なんとも物騒な話だ。
「また、魔法には派生系というものが存在しますが上の級になるにつれてその派生は多種多様になります。下級の派生は3つですがこれは魔法を思い浮かべた時に選択肢として頭の中に浮かびます。下級魔法にはボール系、ウォール系、バースト系があります。ボール系は各属性に応じた魔法を前方に打ち出す派生系です。3つの派生系統の中で最も射程距離があります。次にウォール系ですが、こちらも各属性に応じた魔法の壁を出現させる派生系になります。射程距離はボール系より短くバースト系より長いくらいでしょうか。最後にバースト系ですが、各属性に応じた魔法を自分の前方に向けて解き放つ派生系です。3つの派生の中で最も射程距離が短いです。」
魔法にもさまざまな種類があるのだな、と感心した。とりあえず、早いうちに紫音の下級魔法とその派生系は試しておかないといけないだろう…
「シオンさんの方は説明し終えたので次はサクラさんの方ですね」
「私と紫音様では魔法の使い方が違うのですか?」
「はい、サクラさんの『身体能力強化魔術』はスキルを思い浮かべて使おうと思うだけで使えるといった魔法とは違う魔術になっています。ただし、注意としてサクラさんの身体能力強化の魔術は持続させるために常に魔力を使います。大体1秒間に2の魔力を消費するペースですね」
(なるほど…つまり私の魔力量なら約75秒…約1分15秒持続できるということですか…)
しかし、魔力が0になると気絶してしまうらしいので実際に使える時間は1分ぐらいとみておいた方がいいだろう。ここで気になったことを私は質問しておくことにした。
「魔法と魔術は何か違うのですか?」
そう、魔法と魔術の違いについてだ。知ってないとおかしいかなと思ったがどうやらそんなことはなく普通に教えてくれた。
「はい、魔法はだれでも使える可能性があるのに対して魔術はだれもが使えるとは限らないのです。魔術は生まれつき宿る先天性の才能なのに対して、魔法は努力などによって後天的に宿る力です。まぁ、中には魔法を素で使える人もいますが…」
(魔術は生まれたときに宿るが、魔法は努力などによって獲得することができるのですか…)
紫音をちらりと見る。
(紫音は最初から覚えていた?それとも、この世界に来たことで発現したのでしょうか…それに、私の魔術は向こうの世界でも発現していたのかそれとも…謎は深まる一方ですね。)
その謎は一旦置いておき、シリナさんの方を向く。
「魔法、魔術についての説明は以上でしょうか…あとはギルドについての説明ですね。先ほど言ったクエストについては1階にある掲示板に張り出されています。自身のランクにあったクエストを選ぶようにしてください。クエストを受けるときは、掲示板に張ってあるクエストの書かれた紙を受付まで持ってきてください。クエストを達成したらギルドのカウンターにいる人に報告してください。採取系のクエストは採取したものを、お手伝い系は依頼主から達成した旨の確認できるものを、討伐系は魔物の素材や魔石など、証明になるものを持ってきてください。また、ギルドの一階では食事をとることもできます。もしパーティで打ち上げを行うときはご利用してください。また、何か困ったことがありましたらギルドに相談してください」
とりあえず、まとめると…
クエストは身の丈に合ったものを選ぶようにする。
クエストを受ける際は掲示板に張ってある紙を受付に持っていく。
クエストを達成したら証明になるものを持って報告しに行く。
ギルドの一階では食事をとることができる。
困りごとがあればギルドに相談すればいい。
大体こんな感じですね。
「これで大体は話し終えましたかね…他に何か気になることや聞きたいことはありますか?」
正直、聞きたいことはたくさんある。この世界のことだとか、消えた魔物の謎とかこの辺りのことだとか色々ある…だけど、聞いたら疑われそうな質問を避けていくことにする。あまりにも常識知らずだと嘘がばれて問い詰められたときに少々厄介なことになりそうですしね…私たちが別の世界から来たことを明かすのはもっと信頼関係を築けてからにしましょう…
私は無難な質問を選ぶことにした。
「一つだけ聞きたいのですがよろしいでしょうか?」
「はい、なんでしょうか?」
「魔物の素材を買い取りはどこでやっていますか?」
「それでしたら、カウンターにいる人に魔物の素材を売りに来た旨を伝えていただければその場で買取いたします。今、素材を持っているならここで買取いたしますが素材は持っていますか?」
「はい、これです」
そういい、私はスカートのボタンを片方だけはずしそこから牙と赤い石を取り出した。
「魔石と…こ、これはブラッディタイガーの牙!?」
「ブラッドタイガーではなくてですか?」
「は、はい、ブラッドタイガーの上位互換の魔物の牙です!本来ならレベル10以上の冒険者が4人がかりで仕留めるような魔物です!ま、まさか、お二人で狩ったのですか?」
「いえ、私が一人で仕留めました」
「一人で!?」
シリナさんは心底驚いた様子で開いた口がふさがっていません。唖然と言った言葉がこの状況を表すには適格でしょう。
どうやら私たちの倒した魔物はそれなりに強かったようです。
いかがだったでしょうか?
誤字脱字、文章のおかしいところがありましたら報告よろしくお願いします。
次回は初クエスト受けたり色々な説明会です。
次回の更新は2月26日です。




