第14話:戦闘クエスト!
どうも、餡蜜です。
さて、14話ですって…
後から見返して結構書いたなーって思ってます。
今回の文字数は約2400です。
オーリアさんが森の調査に行く予定の日、私たちは宿で朝食を摂った後ギルドに訪れていた。2泊宿の更新と宿で携帯できる昼食を用意してもらったため所持金が大銅貨2枚、銅貨30枚とかなり心とも無くなっており早急にお金を稼がないと行けないのだ。クエストを貼ってある掲示板を見ると昨日よりも討伐系のクエストが多いことに気がついた。中にはオーリアさんが行っている森の中の調査クエストもあった。
Gランクで受けられる討伐系のクエストは少ないが、街の西側に広がる荒野でのウルフの討伐クエストがあった。報酬金も魔石1つにつき大銅貨8枚なので5つぐらい魔石を集めれば銀貨4枚になる。命を懸けている手前割に合わない気がするがこれぐらいのクエストなら無理なくこなせそうだ。
紫音と話し合いこれぐらいなら問題無いだろうという判断に至ったのでこのクエストを受けることにした。
カウンターに行くと今日は非番なのかシリナさんがいなかったため別の人に受注処理をしてもらった。
ギルドを出て荒野がある西門側に向かう。市場を通り抜け西門でギルドカードを提示して外に出る。荒野と言ってもここから少し離れた場所にあるみたいで少しばかり歩く必要がある。
30分程歩くと荒野が見えてきた。視界に荒野が入るとほぼ同時に数匹の狼の群れを見つける。ウルフだ。向こうもこちらに気が付いたようで地面に座っていたウルフが立ち上がる。私もスカートのボタンを外し背中から仕込み刀を取り出す。ウルフ達がこちらに向けて走り出してくる。
「紫音、お願いします」
「任せて!」
ウルフの数は全部で4匹。距離が開いているので最初は紫音の魔法を使い遠距離から攻める手筈になっている。
「【ファイヤボール】!」
火球が一直線にウルフの群れに飛んでいく。直撃コースにいたウルフは軽く横に飛ぶと紫音の放ったファイヤボールを避ける。しかし、避けられるのは想定の範囲内。
「【ファイヤボール】!」
続け様に二発目のファイヤボールが放たれる。横に飛んだ後体勢を崩しているウルフはなんとか体を捻って避けようとするが避けきれず左後ろ足に命中した。ファイヤボールが当たったウルフは後ろに吹き飛んで動かなくなる。それでも残り3匹のウルフはこちらに突進してくる。紫音の役目はここで終わりだ。
「後は任せて紫音は休んでいて下さい」
「わかったわー」
身体能力強化魔術を発動する。青い燐光が私の身体に宿る。腰に構えた仕込み刀に右手を添える。3匹のウルフは真ん中を先頭に左右がほぼ同時に走ってきている。私も駆ける。先頭のウルフが飛びかかってくる。速度を緩めずに刀を抜刀し一瞬で首をはねる。左足で首を飛ばしたウルフを蹴り飛ばし右側にいるウルフにぶつける。そのままコマの要領で右足を軸に体を一回転させ左側のウルフを刀で切る。仲間の死体の下でもがいているウルフの首をはねる。
身体能力強化魔術を解き刀を仕舞う。ウルフの死体を眺めているとやはり黒い靄となって消えた。死体のあった場所には爪、毛皮、肉、魔石といったものが落ちていた。流石に地面に落ちてしまった肉は食べられないので放置しておくことにして魔石と爪、毛皮を回収しておく。
その後も宿で買った昼食のハムやレタスを挟んだパンサンドを食べた後、少し荒野を探索して4匹のウルフを討伐し帰路に着いた。狩ったウルフは全部で8匹、手に入れた物は爪が3本、毛皮が2枚、魔石が8つだった。肉も3個出たが地面に着いてしまったためその場に放置しておいた。
帰りも30分程の時間をかけて街に帰る。西門につく頃には日が傾いており辺りがオレンジ色になる時間帯だった。西門から街の中に入った後は市場を抜けてギルドへ向かう。ギルドの中に入ると朝とは違いギルドの職員が慌ただしそうに働いている。この時間帯はギルドで夕食を摂る者や冒険者達が帰ってくるため人が多くなり忙しくなるのだろう。カウンターには朝はいなかったシリナさんがいた。ちょうどシリナさんが対応していたところが空いたのでそこに向かうことにした。
「こんばんはシリナさん」
「こんばんは~」
「あら、サクラさんにシオンさん。こんばんは、クエストの達成報告かしら?」
「はい」
「確認してくるのでギルドカードの提示お願いします」
紫音と2人分のギルドカードを渡すとシリナさんはカウンターの奥の部屋に入った。その間にウルフを討伐した時に出た魔石や爪、毛皮をカウンターの上に置いておく。爪や毛皮を使う予定はないので買い取ってもらうつもりだ。数分ぐらい待っているとシリナさんが出てきた。
「確認できました。ウルフ討伐のクエストですね…魔石が8つと、毛皮と爪は買取でいいですか?」
「お願いします」
「わかりました。爪が1本大銅貨2枚なので3本で大銅貨6枚。毛皮が1枚大銅貨3枚と銅貨50枚なので2枚で大銅貨7枚。ウルフの討伐報酬が魔石1つにつき大銅貨8枚なので魔石8つで銀貨6枚と大銅貨4枚。合計で銀貨7枚と大銅貨7枚ですね。用意するからちょっと待っててね」
奥の部屋に魔石と素材を抱えてシリナさんが入っていく。すぐに少し大きめの袋を持ってシリナさんが現れる。
「はい、この中に報酬が入ってるから確認してください」
袋を開け中身を確認する。銀貨7枚と大銅貨7枚が入っていた。これで所持金が銀貨7枚、大銅貨9枚、銅貨100枚になった。日本円にすると80000円といったところだろう。まだお金に余裕があるわけではないので無駄遣いはできないしもっと稼がなくてはいけない。目標金額としては大銀貨1枚、100万円ぐらいあればかなり余裕ができるだろう。報酬の入った袋を仕舞い、シリナさんに礼を言った後ギルドから出る。当面はウルフの討伐クエストが稼ぎの綱になりそうだと思いながら紫音と宿に向かう。
宿に帰り一階の食堂でいつも通りおすすめを頼んで舌鼓を打つ。ちなみに料金は大銅貨1枚と銅貨70枚だった。
食事を摂った後はお湯を貰い紫音と互いに身体を清めあった後は昨日と同じく同じベットで寝ることとなった。
現在の所持金、銀貨7枚、大銅貨8枚、銅貨20枚。
いかがだったでしょうか?
誤字脱字報告よろしくお願いします。
さてさてさて、後数話で第一章が終わるところまで来ています。
これからも頑張っていきたいと思います。
次回の更新は4月15日です。




