00:プロローグ
―1000年前、大きな戦争と自然災害により、人類は絶滅した。
そう、思われていたのだが、たった1人だけ、生き延びた者が居るという。
その名を知る者が居なければ、真実を知る者も居ない。
ただ、その命は、とても美しかったらしい。
それも、真実かは知らないけれど。
が、しかし最後の命も、そう長くは続かなかった。
食べる物も何も無い場所で生きるなど、人間である限り、不可能な話だったのだ。
そして最後の命は、死ぬ寸前、強く願ったらしい。
"どうか、この地球に、永遠をください。失わない、力をください"
―…と。
それを神様が聞き入れたのかは誰にも分からない。
けれど、数年後。その願いが叶ったのか、地球には新しい命が生まれた。
その命の総称は"オズ"。
それは、"人間"とは外見を覗いて、全くの別物だった。
"オズ"には、不思議な力がある。
それは、"魔術"。国や地域によっては、"魔法"とも呼ばれているそれは、本当に不思議な力だった。
魔術は、地球にある自然を操る力で、神様が2度とあの悲劇が起きない様に、と創ったモノだ。と人は言う。
魔術は、人によって操れるモノも違う。
中には、全てを操る者や大きな力の者も居るが。
そういった者は"能力者"と呼ばれる。
そんな不思議な力、魔術。
そして、最後の"人間"の生まれ変わり。
それらの存在が、1000年前の悲劇を再度起こそうとしているなんて、
一体、誰がそんな事を予想しただろうか。
次回、『01:踊り子』
お楽しみに。(アニメの次回予告っぽく)
後書きです。正直何書いたら良いか分かりません。
後書きなんてもう何度も書いてるのに…。
まずはちゃんとした後書きの書き方をマスターしよう。(え