6話
ここまで読まれた方々ありがとうございます。本作は息抜き投稿です。
誤字脱字があります。
転送される一瞬暗転したあと、セイは目を開けて周りを見渡すと近くに大聖堂が建ち、場所は大聖堂前の広場だ。
「お、おー!本当に現実そのものだ!。
凄い、凄いぞ、頭痛もしない気分も良い、やっとだ、……やっと俺は!」
「よう!そこ坊主お前だ、お前!ビギナープレイヤーの蒼髪のお前だよ。」
セイがやっとエアリアオンラインにログイン出来た事に興奮している時に話し掛けてきたのは、やたらと顔が整った男とスキンヘッドの筋骨隆々の男だった。
「うん?なんすか?何かようですか?俺これから用事あるんだけど。」
「俺達はビギナーに良くこの世界を知ってもらいたくて、色々レクチャーしてるわけよ。
まずは街中は基本戦闘不可だが、本人同士が合意で必要な広さがあれば決闘【Vsモード】が出来る。」
セイは最初ただの喧嘩売りかと思ったが注意事項を教えてくれるので意外と良い奴かと首を捻る。
「ふーん、なるほど……もし殴るなり剣を抜くなりしたらどうなるんだ?」
「体勢を崩す力を込めて他人に触れるとバシッと衝撃で弾かれる……こいつはメニューの一般設定で好きに調整出来る……。
……剣は抜けん、魔法も攻撃できん、個人所有のホームは設定でいじれる。」
「へ~なら安心だな。」
セイにスキンヘッドが説明してくれ、警戒心も薄らいでもうー人が。
「今回坊主はラッキーだぜ!……俺達が裏技の譲渡不可アイテムの受け渡し方教えてやるよ。」
「うん?それ凄いのか?」
「あー凄いぞ、クエストキーアイテムなんて欲しいのが手に入いらない時は融通しあえるからよ。
試しだ坊主メニューを開け、そしたらVsモードの試合、ベットバトル(賭試合)を選んで重要アイテムを選択しな。」
男はそう言うとニヤリと笑った。
さっそくウィンドーと唱えメニュー画面を出して、戦闘のアイコンにタッチすると4種類のバトルモードが表示される。
──────────
【Vsモード一覧】
〖決闘〗=一対一のバトル
〖特集戦闘〗=多様な条件設定が出来る。
〖賭戦闘〗=お互いにレア度が均衡するようにアイテムを提示し戦闘を行う。
(注意)賭によるトラブルには運営は一切責任を持ちません!
New!=脅迫、虚言による〖賭戦闘〗は犯罪行為です!今回より戦闘前1時間までの映像記録が残るように設定が可能になりました!
設定する事を強く推奨します。
New!〖自由戦闘〗=コロシアムに一時的転移して戦う。
賞金設定可能、デスペナルティはなし。(参加人数100人まで)
────────────
(お!新しく実装された【Vsモード】が在るのか、〖賭戦闘〗より楽しそうだしこっちでもやれるかな?)
セイは試しに選択すると重要アイテムも一部を除いて選択できる事が解る。
★×10
〖ヴァルキリーの勲章〗
(種族スキル)
天使の使いで英雄の魂を導く。
戦闘支援、英雄召喚などさまざまな能力が習得可能。
使用回数1回
(注)男性アバターは女性アバターに強制変更されます。
★×6
〖占い水晶玉〗
占いを行う為のアイテム
★×6
〖癒やし手のブレスレット〗
回復系の効果×1•2倍になる。
耐久度∞
★×6
〖光の指輪〗
光魔法スキル熟練度を1•1倍にする。
呪い耐性10%up
耐久度∞
〖ステータスプレート〗=選択不可
〖世界地図〗=選択不可
─────────
さっそくにと、〖自由戦闘〗を選択して、セイは自分に使い道の無い〖ヴァルキリーの勲章〗を選択する。
★×10=神話級レア、存在個数10以下の激レアアイテム。
解る者なら現金で100万を出すほどとは思いもせずに。
「おい、やけに手間取ってるな?解らない事でもあったか?」
「うん?いや~なんか面白いの見つけたからさ、っと!よし設定完了!」
セイが設定完了するとやけに整った顔の男にピロン♪と音と共にメッセージが流れる。
「お!きたきた!………は?!てっテメー何やってんだ!クソー!〖賭戦闘〗だって言っただろうが!これじゃ奪う計画が、それに何最高レア度のアイテム持ってだーーー!!」
「あっそういう事だったんだ、ずる賢いなお前。」
セイの納得と共にメッセージが街全体に流れる。
【プレーヤー名セイからの挑戦状】
『ども!つい先程初めたばかりのセイと言います、皆さん宜しく!。整形顔の男にやり方教わって見つけた賞金設定。
使えなさそうなのですが賞金に〖ヴァルキリーの勲章〗を出しました。
あっ女性の方には、嬉しいかな?
という訳で15分間のバトルロワイヤル最後までダメージ少ない方が勝者。まっ俺に傷つけられたらだけど、ぜひ参加して出来たら友達になろう!』
ピロン♪
『プレーヤーの方々にお知らせします。【勇者の卵】のクエスト条件が解放されました。
これに伴いプレーヤー、セイの挑戦の参加人数制限解除。
上位と特定条件達成者は称号【勇者の才能】を獲得。
運営からのお知らせでした。』
現在ログインして要るプレーヤー約1万の内2000人による争奪戦が始まろうしている。