48話
此処まで読んで下さった方々ありがとうございます。
ではお楽しみ下さい(~・∀・)~
〖鎮魂の教会跡地〗より街の中央、教会前噴水広場に転送されたプレイヤー達は愚痴をこぼしていた。
「くっそう、後ちょっとだったのになぁ。」
「嘘付けって負けそうだっただろ、賭は俺の勝ちな。」
「ちょ!?それないっしょ!」
「俺の新しい武器が……。」
「私の可愛いローブ……もう少しで素材揃ったのに。」
一人で何分保つか賭をしてフェイクレイスと戦った者達。
フェイクレイスから手に入る素材は武具の性能にマイナスが入るが、足りない素材の代わりになる事から入手が難しい必要素材がある場合はとても役立つ。
その為、素材目当ての者達は落ち込んでいた。
セイは、一緒に転移されたプレイヤー達が同じようにフェイクレイスと戦っていたことに疑問に思いライに聞くと、隠し階段からはパーティー、レイド組んだ者単位で個別空間になると分かった。
セイは転移した時にトランスが解けている。
「罪悪感が有るわね……。」
「素材がしばらく手に入らない訳出しね……。」
「運営側からお詫びのアイテムが来るし、気にしなくていいだろ。
まぁ、きっかけを造ったのはちょっと罪悪感は有るけどな。」
セイの話しで多少は気が紛れ、”お詫びのアイテム次第ではお礼されるかもよ“とハルが言いセイとライも違いないと賛同して笑い罪悪感も薄らいだ。
「やってくれたなテメーら、おかげで俺達は大損だ、アンラッキーにも程があるっつうの。」
「「「?!!」」」
フードを脱ぎながらこちらへやってくる、薄ら笑いする男はセイ達が”今回の原因が分かってる言い方“
をしてセイ達はビクリと反応してしまった。
「……なんの事かな~?僕達も被害者だよ?。」
「なんとか倒した時にいきなり転送されて、ランダムドロップ拾い損ねたんだから。」
「……随分とボロい外套だな、それで”戦って“たのか?」
セイは目を細め、男の名を確認すると〖ジャック〗となっていた。
ジャックはセイの言葉に肩をすくめて”スリルを楽しんでいた”と応えた。
「俺はちょうどお前らの後で入ったらすぐにこの状況になって分かった訳よ、”お前らが原因だってな“おかげで苦労が水の泡だ、だから分かってるよなぁ~?。」
ジャックは嫌らしくへらへら笑い、セイ達を見下した。
(どうしよ、バレたら嫌がらせされるかもしれないし、私のお店も……。)
(アイテムとお金を渡して穏便に済ませたほうが良いのかな……でも。)
「今回くらいなら事情説明すれば問題………。「お前だよな、挑戦状叩きつけて最後ラストアタックさらった謎の白い獣は。」」
「??!」
セイの近距離からぼそりとジャックは喋り、にやつかせる。
セイはギリと歯を食いしばり苦い顔をする。
「〖セイケイ〗が世話になったな~、冒険者ギルドの騒ぎは大金賭たんだって?貰ったんだろ初クエスト発生報酬の大金をよ~~~。」
ジャックは笑いをこらえてクツクツ笑いラッキ~~と欲望を滲ませた。
「………そうだな仕方ないか、ところで俺は実は女だ、リアルで会って上げる代わり今回の事黙っててくれない?」
「は?!………本当なのか?」
ジャックは突然セイがそんな事良い、片目を瞑ったのをみて身体をマジマジみる。
「嘘に決まってるだろ?そしてバラしたければバラせば良い、お前みたいなゲス野郎にやるものなんかあるか。ゲイ野郎!!!」
「……!!ふざけんなよ初心者が!いいだろ、後悔しやがれ!!」
ジャックはセイがお越した出来事、報酬で大金を手に入れた事を全て大声で周りに叫んぶと皆、一応にセイ達、ジャックに注目する。
「ああ、私のお店が……。」
「僕達どうすれば、セイ何でこんな事をしたんだよ!」
「ん?見てれば分かるさ。」
ライは恐怖感からセイに叫ぶと、セイは極上のブラックスマイルをしてすぐに真顔に戻すとジャックに並びたつ。
「この男が言った事はラストアタック以外は本当だ!確かに報酬500万リペ、ここにある!!」
セイは500万リペ分のミスチル貨50枚を実体化させて周りに見せるとおおお!と歓声が上がる。
だが訳がわからない展開にハル達、ジャックはセイを凝視した。
「だが俺にはこの金は荷が重い、だから……。」
セイは一度挑戦状を叩きつけた実績がある、周りはまたやるだろうと思ったのだが。
「消去する事にした。」
メニューを可視化して周りみせる。
─────────
500万リペを消去しますか?
Yes⇦
No
元には戻せません、本当よろしいですか?
Yes⇦⇦
No
消去完了しました。
───────────
周りの人々は何て馬鹿な事をとセイの正気を疑う。
「俺は先程叫んだ通り、“欲望に満ちた言葉“でやむなくこうするしかなかった……“男なら”分かってくれると思う。」
セイの言葉でジャックに蔑みの目が向く。
ジャックと周りの理解は全然違うのだが。
「黙って聞いてれば、欲望に満ちた言葉?ふざけんなよ!俺はテメーがしでかした事の賠償請求しただけだ、なら身体はってでも被害受けた奴らに償うのは当然だろうが。
お前らもそう思うよなぁ!。」
ジャックは同意を求めて〖鎮魂の教会跡地〗から転移して来た者達を見るが、男らはお尻を抑えて後退り、怯えをみせた。
「ジ、ジャック、あんたそういう趣味だったのか……。」
「ああ??趣味っ……!!!」
ジャックは顔見知りの者に言われて、セイの言葉を思い出し、周りが何故引いていたか気がついた。
セイは最後だけ声を荒げて叫んだ言葉”ゲイ野郎“を。
「ち、違う!!俺はそんなんじゃねぇ!!信じてくれ!!」
叫びを周りは侮蔑の目で見てジャックは頭を抱え込んで膝をつく。
セイはジャックの肩に手をおくと語りかける。
「分かったよなこれで、騙して手に入れようとした事でどんなけ相手を追い込むのか。」
「お、俺はそんなつもりはなかったんだ。」
「分かってくれたか、良かった。そんな訳で“ゲイック“さん、俺面倒な事嫌いだから、もう絡むなよ?。」
俯き頷くジャック改め、ゲイックに満足して、これまでの経緯を説明し、ゲイックはゲイのそしりを逃れたネタにされる事になるった。
結局、セイ達を脅そうとした事をジャックは認める形でしばらくは後ろ指をさされるが、ジャックの意識が真っ当になるきっかけとなる。
「セイ、別にゲイ疑惑を持ち出さなくて良かったんじゃないかな?」
「………終わり良ければ全て良し!!見下されたからじゃ決してないけどな。」
「セイのリアルが心配なるのは私だけかしら?」
*******
ジャックは翌日より心底悔し思いをする。
「ゲイックもう二度と騙そうとすんなよ~www。」
「ゲイック前を歩いてくれ、後ろに立たれると怖い。」
「実は俺も……。」
「アンラッキー過ぎるだろ……俺はゲイックじゃねぇぇ!!」




