42話
ここまで読んでくれた方々ありがとうございます!
ではどうぞ(~・∀・)~
「セイ、見て此処が採集ポイントだよ、近くと光って分かるんだよ。」
「普通だった素通りしてたな、でも何で此処までモンスター出ないんだ?」
「さーね、どっかのギルドがエリアのリソース食いつぶしたのか、はたまたイベントの予兆かは謎ね。」
セイはハル、ライに途中にある採集ポイントで鉱物や薬草など採集の仕方を教わりながら目的地に向かっているのだが、モンスターの姿が全然見えない。
モンスターは一定数まで減るとリポップするのだか、異常な速さで狩られると再出現まで時間がかかる。
もう一つは、イベントによる負荷軽減のためリポップ数を減らすシステムケアーのためだ。
「モンスター出ないなら早く着けていいか。」
「僕はセイに戦いぶりをみせれなくて残念だな~」
「そうね、いきなり本番だと流石に厳しいかも。」
ハルがセイに武具素材の説明をした内容だと複数で望むのがベスト、一人で挑むのは死戻り覚悟の腕試しと言う内容だった。
結局目的の〖鎮魂の教会跡〗につくまでモンスターは現れなかった。
〖鎮魂の教会跡〗
遥か昔そこは死者の魂を静める教会だったが当時の支配者が教会の全ての教徒を反逆者として教会内に押し込め火を放った為、今尚、成仏出来ずさまよっているという。
「という、のがこの廃墟のストーリー設定、夜は死霊系のモンスターが出る場所だからセイにはもってこいでしょ?。」
「だな、今度は夜に来るか、二人共どうだ?一緒に。」
「パス、夜は勉強で忙しいから残念だな~、本当残念だよ~。」
ライはうんうんと残念そうにするがセイ、ハルがジト目で見るとそっぽ向き早く行こうと〖鎮魂の教会跡〗に入っていく。
セイ、ハルはクスリと笑いライを追いかける。
ゾク
(?気のせいか……)
悪寒がして周りを見渡したセイだった誰も見当たらず足早にハル達を追いかける。
しかしこの時セイはもっと調べればと後で後悔する。
「ラッキー、ラッキー超ラッキー!………俺だ、獲物が掛かった今回は大物だ。」
木の影からフードを深く被った男はセイ達が教会跡に入るのを確認して仲間に連絡する。
「ああ楽しみだ、お前はどんな報酬貰った?〖ビギナーズラック〗のセイ!」
男は歪んだ口を抑え教会跡をいつまでも見据えていた。
バトルは2話後予定、この作品は不定期更新です。