35話
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ではお楽しみ下さい(~・∀・)~
「本当に決闘成されるのですか?しかも全財産だなんて……。」
決闘は基本的に両者の合意があれば立場など関係なくする事ができる、プレイヤーと『エアリアの民』NPCとも可能である。
「ええ、俺はともかく大切な家族や仲間に危害を加えようとする奴には痛い目見て貰わないと怒りが抑えられないので。」
「やっぱガキはガキだな!そんなんで上手く行くなら誰も苦労しねー、夢を俺が覚まさせてやるよ!」
「ちょっと、バトラさんは冒険者ランクBになるのに此処でもめ事起こしてどうするですか!もう少し自覚を……。」
「ベージ、こまけぇ事言うなよ男なら売られた喧嘩は買うもんだ!野郎共今からここのなよ男の根性を叩き直して、酒代とお酌してくれる嬢ちゃんを貰ってくるから楽しみしてな!」
ベージと呼ばれた受付の男は胃が痛い思いになる、酒場で雇ってた女性全員、下ネタと男達の視線に耐えられず辞めしまった対策が後手に回ったツケがここにでて苦労が増えてしまった。
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冒険者ギルドの訓練所に移動したセイとバトラは距離をとり相対する、見届け人としては受付のベージ。
そしてそんな二人を観戦する多くの観客達、セイの思惑通りだ。
「では、両者全財産を相手と私に提示して下さい!」
バトラは冒険者カードをタップして提示、セイはメニューを開き提示する。
「???え、はぁ………えええええ?!!!何ですかこの額は!?あ、あなたまさか転生者なのに貴族とかなんですか???」
「お、おい冗談抜きでこの額?全財産っても2倍以上違いあるなんて決闘に成るわけねーだろ。
こんなの勝った所で逆に俺が………お、お前まさか?!」
「お二人さん何うろたえてるだ?全財産って言ったろ?大丈夫”俺が勝てば何も無い”そちらが勝てば悔しさから何か叫んでしまうかも知れないが………例えばバトラとか言う奴に脅されて決闘したとか。」
最後の言葉はバトラとベージにだけ聞こえるように言ったセイはにこりと笑いかける、とバトラは真っ青になり酔いは吹っ飛んでしまう。
(こいつ俺をはめやがった!)
バトラが提示した額は100万リペ額にびびらすつもりが逆の立場になってしまった。
ここで仮にバトラが勝ったらセイは賭額500万リペの事を言うだろう脅されたとも……そんな事されたら金に群がる奴らがわんさか集まり、冒険者としての信頼は失う、嘘だと分かった所で大金を弱者から奪った事は変わりないのでもはや手詰まりだ。
「セイさん流石にそれは……」
「というのは、バトラがこれから心を入れ替えて二度と酔っ払って絡まないと誓い、初心者、プレイヤー達が困ったら助けると誓えば言わないけど、な。」
ほっとするバトラだが周囲を見渡して今更なかった事には出来ずわざと負ける事も無理がある。
「かぁーー!見た目に騙されて中を見てなかったとは俺の感も鈍ったもんだな………。
なよ男、いやセイ、決闘抜きでお前の言った事を誓おう!妹さんの事も……。」
「その先は決闘後聞くからさっさと始めろ、今頭下げられても困る、負ける気は無いしな。」
セイは困った顔から真顔になりバトラを挑発する。
「いうね~ならこっちも本気だ覚悟しろよ。」
「当たり前だ、じゃないと意味がない」(熟練者にも俺の反射神経が対応出来るか試すチャンスだしな。)
「では、バトラ使用するのは模擬剣、セイ使用するのは模擬魔法グローブ、先にバトラは5回、セイは4回有効打を与えれば勝ち両者いいでね。」
エアリアの民との決闘は模擬戦となる剣は刃をつぶし、模擬魔法グローブは魔法の威力を落とす。
「おう」
「もちろんだ」
「では、決闘始め!!」
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