28話
更新遅れましたがなんとか投稿完了。
ではお楽しみください。
(~・∀・)~
「と、ともかくお前達では、話しにならん帰るんじゃ!!」
我に返ったジャンがギルド、ビーストロードに再度帰れと怒鳴る。
「ジャンさんすまなかったじゃあ俺達は………。
うん?なんだお前達もジャンさんに教わりに来たのか?」
「まあそんなところです、しかしそちらは変わったギルドなのだな。」
ギルマスはあーー、と納得したあと不意にセイの方を見た。
「俺達のギルドメンバーは動物が大好きだが現実の問題でペットが飼えない者達の集まりだ。
それとさっきのはノリだ、せっかくのVRゲームだ、面白くしないでどうする。
それとそちらは見つけたようだな。」
「クー?『あれ?意外にも普通?』」
VRMMO全般に言える事だが、普段ストレスの多い社会人がVR内ではしゃいでストレス発散なんて事はとても多い、もちろんゲームマナーは守っている。
だが当然守らない自分さえ楽しければいいと考える悪質プレイヤー達も存在する。
「「おおーー。」」
「これは、不思議な感じだな鳴き声の後に人の声が聞こえるとは、そうだ俺とフレンド登録してくれないか?俺の名はバンだよろしく頼む。」
セイに握手を求めるとセイはそれに応える。
「コン、クー?。『まともそうだしいいぞ、宜しく。
ところでバンは社会人だろ?なんでこの時間にログインしてるんだ?』」
「結構な肉球で……うん?あぁそれは有給休暇だ。アップデートで種族スキル追加があっただろ?実はそのクエストを最初見つけたのが何を隠そうこの俺だ、なら記念すべき日に仕事なんてやっられんからな、ガハハハ!!。」
豪快笑うもうっすらと涙目なのは見なかった事にするセイ。
(きっと無理して休みとったんだろうな……)
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〖バン〗(男性)
スキル
〖拳術〗
〖鼓舞〗
〖魔法制御〗
〖火魔法〗
〖ビーストロード〗は、動物を飼えない人々の集まりだ。
現実のストレスを愛らしい動物達を愛でて吹き飛ばそう!!
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「あなたが……でも確か違うギルド、〖ハーメルン〗がクエストを受けてたと思ったけど。」
「うーむ、最終的には横取りされたが仕方ない、我々はキーアイテムを破損させてしまったからな不幸中の幸い何度か受けれるクエストだったむしろ達成してくれた事に感謝だ。」
ミネコがバンに理由を聞くと苦笑しながら応える前向き差に皆バンに好印象を覚えた。
ゾク
(また?何だこの寒気は……)
バン達が原因ではなかった、理由のわからない悪寒にセイは困惑する。