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エアリアオンライン  作者: さきのえ
27/74

27話

皆さんお読み頂きありがとうございます!

ブクマ、評価してくれて感謝です!!

ではどうぞ!!(~・∀・)~

 クーナを見送ったセイ達は【隠居の館】へ向けてセイの戦闘について話しながら歩きだす。


「しかし、セイは順応が早いな、モンスタートランスは慣れるまで一週間程掛かると、βテスト経験談には書かれていたが。」


「私はβテスト時にモンスタートランスしてる方を見ましたけど、ぎこちない動きでした。

 セイさんは以前モンスターになるVRゲームの経験があるのですか?」


「いや、全然ないこのエアリアオンラインが初めてのVRダイブだからな。」


 セイはセイバーとユンの質問に答えると皆驚愕する。無理もない普通は中学に上がれば義務教育でVRワールドで授業を受けるのだから、サクラは自慢の兄だと誇らしげであったが。


「へ~セイはどうして初めてなの~?」

「ちょ、ミーア察しなさい言いにくい事情があるのよ。ごめんねセイ、私達は詳しく知りたい訳じゃないのよ。」


「まあ、教えても問題ないけど、体験してもらった方がはやいかな?。

 セイバー俺は目を閉じて後ろ向くから好きに攻撃してくれ。」


「?よくわからないが良いだろ、セイ後悔するなよ?」


 セイは宣言道理に目を閉じ加えて腕を組む。セイバーは最初、半信半疑でゆっくり攻撃したがセイがあっさりと避けてしまう。

「ひゅー、セイ、目を閉じてよく避けれるわね。」

「ふふん、お兄にとってまだまだ序の口だよ。」


「セイバー本気で攻撃してくれて問題ないやってくれ。」

「ああ、分かった。」


 セイバーはセイの目的がなんとなく分かった為すぐに本気で攻撃を始める。

 上段の斬激からアーツを発動、〖アッパースラッシュ〗下段から発動するこのアーツは斬りつけからの発動が可能で避けづらいことで有名だ。

 しかしセイはこれをまたあっさりと避けてしまう、セイバーは驚くも続けて連続の刺突を放ったあと、一旦距離をとり勢いよく走り斬りつけセイが避け横を通り過ぎる瞬間、振り替えりから斬激アーツ〖リターンスッラシュ〗を発動する。

「ハッ!!」

「おっと。」


 セイバーの気合いを入れた最後の攻撃は最初より当たりそうになるもセイには当たることはなかった。


「…………すごい。」

「セイさんって何者なの?」

「へ~セイは凄いわね~惚れちゃうかも~」

「ふふん、お兄は最強なんだから!。」


「く!、全然当たらないとは信じられない。」


「とまぁ、俺の反射神経は異常な程高い、それに耐えれるダイブギアがやっと出来てという訳だ。」


 セイは簡単にスキルの制限があること、理由も説明する。


「それで〖モンスタートランス〗を習得したのか、しかし制御出来ればすぐトッププレイヤーの仲間入りか。」


「そうそう上手くいかなだろうけどな、それで俺のスキル構成について意見を聞きたいんだ、どうもやらかした感があってさ。」


「「「あ、納得。」」」


 改めてセイのスキル構成についてパーティーメンバー揃って概ね『外れスキル』との意見だが試行錯誤すれば化けるかもと色々アドバイスを受ける。

 スキルと役立つ情報について話し終わった頃には、【隠居の館】に到着した。


「参考になったサンキューな皆。」

「それより~〖火魔法〗の習得お願いね~」

「わ、私達はスキルの空きないですし、今日ログインしてない友達が〖火魔法〗を使うのですが……。」

「クエスト受けた人がやらないと意味ないしからねーーでもお兄なら大丈夫だよ。」


「済まない、私達のスキル枠は今増やせる枠いっぱいなんだ。」


 エアリアオンラインは〖冒険者ギルド〗の冒険者ランクを上げたりイベントクエストでスキル枠の増加が可能だが習得スキルの消去は出来ない。


【隠居の館】に近づいてセイは全体を見渡す。

 隠居の館の敷地は広大で庭は大量の花が咲き誇り、薔薇のアーチもある、そしてそこにゆったりとした老人達がみえる。


「そこで止まれ!ここは【隠居の館】入るのには許可が必要だ!」


「私達はパーティー〖夜桜〗です

 。テイマー〖ジャン〗さんに会いに来ました。」


「またか……最近ジャン様に教わろうする輩は、残念だが今は他の転生者パーティーが面会中だ、大人しく帰るんだな。」


 門番だろう男はうんざりした表情で剣に手をかける。

 そこにミネコが進みでてニヤニヤする。


「あれーいいのかな?そこにいるセイは〖モンスタートランス〗を使えるのよ、あとでバレたら拙いんじゃない?」


「なに!それを早く言え!そこのお前変身してみせろ!。」


「分かったいいぞ。」


 セイが実際にモンスタートランスで狐に変わると門番は涙を浮かべた。

「やっと、やっとジャン様が待ちわびた者が来た、ありがとう。

 今すぐ案内するついて来てくれ。」


「クー?『なんか感動されたけどどういう事だ?』」


「うんとね、ジャンはとても有名なモンスターテイマーだったけど奥さん病に倒れてからは引退して〖モンスタートランス〗出来る人を探してるってクエストなのお兄。」


 門番に案内され進んで行くと怒鳴り声が聞こえて来て、ドアが吹き飛んだ。


 ドガン


「ぐあーー!!」

「ギ、ギルマス!!」

「このやろう!!こっちが下手に出ていれば!!」

「ふん!ワシが探してるのは獣人ではない!モンスターに変身出来る者じゃ!!ワシはその者が来ない限りテイムの術を教えるきはない!!。」


 部屋の奥でミノタウロスの横にいる頑固者のお爺さんといった老人が怒り叫んだ。


「クソジジイが調子に!!」

「ばっか野郎!!!」


 ズドン!


 老人の言葉にキレた男が剣を抜こうとしたとこでギルマスと呼ばれた、歴戦の戦士を想わす姿の男が剣を抜こうとした男を殴り飛ばす。


「我々ギルド〖ビーストロード〗の目的を忘れたか!!」

「サー!!忘れてません!我々の目的はケモノを癒やし、癒される事で有ります!!」


「そうだ!だがな、先達のケモナーに剣を向けるとは何事か!!我々はケモノだけさえ良ければとしてはならんのだ!!」


 熱く語るギルマスもといケモナーに感動した一緒にいた者達が一生に唱和する。

「Yes!!ケモナー!!」

「「「Yes!!ケモナー!!」」」


「ケモノを癒せ!!」

「「「ケモノを癒せ!!」」」


「そうだ!!お前達俺達のケモナー道に終わりはない!!」

「「「ギルマス!!!」」」


 唖然する門番、ジャン、2名以外の夜桜パーティーメンバー達。


「クー……『あいつらに気付かれたらヤバいきがする……。』」


 セイの全身に悪寒が走った。


「「素晴らしい信念ね。」」


ギルド〖ビーストロード〗ケモナー達の集まりの登場です。ケモナー達の夢はセイにかかってますね。

ではまた次回。

この作品は不定期更新です。



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