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エアリアオンライン  作者: さきのえ
24/74

24話

アクセス数5万超えました!!皆さんありがとう!!

ではどうぞ(~・∀・)~

 手をワキワキさせジリジリと近づく二人にセイは後ずさりながら威嚇するも、かえってケモナーを興奮させてしまう。


「ハアハア、キツネたん、おいでー怖くないよー。」

「ほらほら優しいく肉球ちゃん揉んで上げるよー」


「クーーーー!!『こっちくんな!!』」


 そんなセイに救いが訪れる。


「やめんか!!変質者ども!!」


 スパン!スパン!


「「ぶふ!?」」


「ほらお兄、こっち。」

「ク、クーー!!『こ、怖かったセイバーありがとう命の恩人だ!。』」


 セイバーはメニューのアイテム覧より取り出したハリセンで二人の頭をひっぱたくとやっと正気を取り戻した。


「あれ?私はいったいなにを……。」

「くっ!、これが噂に聞く状態異常肉球の魅了なのね!」


「ミネコさんはただの自です!、動物の毛全般のアレルギーだから現実で触れないからって、ちょっとはセイの気持ち考えてやれ!。」


 セイバーの説教しゅんとなるも、チラチラ、サクラに抱かれるキツネになってるセイをみる。


「ま~ま~セイバーも落ち着いて~。

 二人とも、忘れてな~い?エアリアオンラインは『本物と思って遊べ』よ~。」


「あ………そ、そうでした、私としたことが動物だって感情があるのに。」

「危ないところだったわ、ふーセイの尊い犠牲で私のニャンコカフェ生活は守られたわ。」


「クー?『本物と思って遊べってなんだサクラ?』。」


「んとね、エアリアオンラインのNPCつまり住人達は高度なAIで動いてるけど死んだら生き返ったり、運営が修復したりはしないの。

 それに住人達には感情も記憶もあるから傷つけられたら怒るし法律も簡単なのだけどあるんだよ。」


「クーー。『なるほどなー』」


「それにちゃんと実例があって、一部プレイヤーのわかってない奴が住人を傷つけたんだが、賞金首になって逃げては繰り返し同じ事をして、最後はモンスターに変わってしまってアカウントが凍結された事件があった。」


 これに驚いた大勢のプレイヤーが運営問い合わせ公開されたのがカルマシステム。

 カルマシステムはVRMMOの影響で倫理観の欠如、犯罪への助長を防ぐ為設定された元は隠しシステムだ。


「あったねーそんなのあれから隠しパラメータ、【カルマゲージ】があるの分かって誰も同じ事しなくなったよねーー。」


「クー。『そんな事があったのかー』」


 カルマシステムでモンスターになったプレイヤーはその後悪影響を嫌ったプレイヤーキラー達によって討伐された。


 プレイヤーをキルする行為自体にはカルマシステムが適用外だが悪質プレイヤー=プレイヤーキラーだとされると流石に困ってしまう為だプレイヤーキラー達にもルールがあるのだ。


「あ、あそこに【グリーンフロッグ】がいます!セイさんどうしますか?」


「クォン!『当然戦うぞ!みんな見ててくれ!』」


 サクラがセイを降ろすと、【グリーンフロッグ】に突撃するが、近づくにつれセイの表情は強張る。


「クー………『なにあれ?でかいんですけど……』」

「セイさん、鑑定スキルの詳細を共有します。」


 ユンはパーティー共有スキル鑑定を発動して、セイに情報を送る。


 ─────────

【グリーンフロッグ】


 レベル5


 フロッグ種。

 全長60センチ~100センチ。


 動く者を何でも食べてしまう悪食児。

 鳥が主食

 弱点=斬激、火


 冒険者初心者がよく狩りの練習する事から別名『残念フロッグ』

 毎年子供がグリーンフロッグに襲われ行方不明になる事件が後を絶たない。


 ─────────


「ゲコゲコーーーーブッ!!」

「クウォ!『汚な唾吹きかけてきやがって!ボコボコにしてやる!』」


【グリーンフロッグ】は粘着性のタンをセイに吹きかけると高く飛び跳ねてセイを押しつぶそうとするが、セイは避けずにグリーンフロッグの腹に目掛けてアーツ、〖フォックスクロー〗を放つ。


「ゲコ~~ブハ!!………」

「ク、ク~……『き、汚いもろにかかった~』」


 セイの一撃がクリティカル判定がされグリーンフロッグはゲロをセイにぶちまけると光をチラシ消える………が此処でセイの称号が予期せぬトラブルを呼び込む。


「あっ!お兄、危ない!!」


「クー?『え?』」


「だ、誰か受け止めてーー!!」


 セイは助けを求める声に周りを見渡すも姿見えずに戸惑った。

 無理もないだろう声の主は”空から落ちて来るのだから。


「セイ~上よ、うえ~。」

「セイ!トランスを解いて受け止めろう!!」

「ほあーー!!キツネたんのヌルヌル姿だ!!」

「これは洗って上げないと、大丈夫よこれはケア!仕方ないの。」


 若干二名ほどトリップしてるがミーア、セイバーの声に反応してトランスを解こうとしたがここで反射神経が悪さをする、身体が避けようと動いてしまったそれもヌルヌル状態で。


 ツルン


「クゥーン?!『あわわわ、スベル!!』」


 セイは倒れないようプルプル震えなながらバランスをとるので精一杯になってしまった。


次回空から現れた者の正体が、ではまた会いましょう。

この作品は不定期更新です。

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