22話
なかなかバトルに出来ないな。
「ま~ま~セイ許して上げて~サクラはユンの困ってるの解決したかっただけなのよ~。」
「ミーアちゃん!」
ミーアは微笑みながらサクラを援護する、サクラは涙目で感動した表情だ。
「………まあ、結局は気にいったから良いけど、俺も言い過ぎたな。」
「セイが納得してるならいいが、とっ、ここで立ち話は目立つな、何時ものカフェに行こう。」
セイバーは周りに視線を走らせるのを見てセイも周りのを見れば、かなり目立っていた主にセイに対して嫉妬の視線だが。
「そ、そうですね、セイさんはこれから大変ですが私達のメンバーですから、ゆっくりお話しとキツネさんになって貰わないと。」
「うんうん!私達のスキルとお兄のスキルついてレクチャーしないとね!」
「癖のあるスキルがあるものね~セイはどうして行くか決めないと~拙いものね~」
「自覚あるのでお願いするよ。」
セイはパティー〖夜桜〗が良く使うカフェに行く事になった。
「なんだ、あのイケメンは俺のサクラちゃんに軽々しくしやがって!」
「セイバー様……違いますよね?あなたは男に興味ありませんよね?」
「う、ウソだ!我らのチーム夜桜にお、男が、これは夜桜ファンクラブに知らせねば!!」
「リア充爆発しろ!」
「クリエイトイケメンさんの登場、現実ブサイクさんだろ、何慌てんなって(笑)。」
「あれ、男……なのか?リアルは女じゃね?」
後々セイはパティー夜桜の人気の高さに悩まされる事になる。
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セイはサクラに促されてオープンテラスのあるカフェに到着した。
「ここが、私達がいつも集まってる場所【ミネコのネコカフェ】だよ!」
「なんていうか……可愛らしいカフェだな、うん。」
(俺ここに入んの?恥ずかしいぞ!)
【ミネコのネコカフェ】は看板に猫球が書かれ、店の各所に可愛らしい猫の彫刻が彫られおり、窓ガラスから見れる店舗内は女性ウケする内装となっている。
男性が入るには物凄く躊躇われる店構えだ。
サクラに背中を押されてカフェに入ると酒場に良くあるようなカウンター内から店主が声をかける。
「いらしゃいませ、あれ男の人?」
「こんにちは、〖ミネコ〗さん!これはリアルのお兄ちゃんだよ、ほらお兄挨拶。」
「こんにちは、サクラの兄でセイと言いますよろしく。……それと聞きたいんだけどその頭にあるの本物?」
「本物、本物、ほら”シッポ”もあるよ。」
ネコのシルエットが描かれたエプロン、落ち着いたシックの衣装姿でクルリと周りるとシッポと耳をピクピクさせるミネコ。
【猫人族】ネコの耳、シッポ、瞳孔が特徴それがミネコの姿だ。
「ミネコさん、早速種族スキルを取ったのね~似合ってるわよ~。」
「うふふ、念願だったからね、後は【モンスターテイム】があれば完璧何だけどねーー。」
短いけど次回明日更新。