18話
バトル回はちょっとお休み、セイの説明ですがちょっと暗い話しです。
ではどうぞ(~・∀・)~
白い部屋。
笑い声が響く中にセイは気がつくと、そこに立っていた。
「あれ?ここは……。」
『ぷははははは!ひひひひ!!だめだ、笑いが止まらない!』
セイの目の前で笑い頃蹴る、白髪の子供はセイを見る度に吹き出し笑う。
「………おい、人の顔見て笑うとは、失礼な子供だな何が可笑しい?」
セイは、イラつきながら子供に聞く。
『何って君がしたことにだよ、殆どシステムの抜けた所を針の穴を通すようにやらかしたんだ、で最後はトップの三強に精神的なトラウマ植え付けた。ぶふ!っ
とし、失礼たププ。』
「……オイ。」
『あれれ?怒った、怖い怖い。』
「違う、いや違わないが、此処はどこだ?確か【キングゴブリン】と戦ってたはずだけど。」
『怒ってんじゃん、ここは6倍に加速した”神の間”別名サボり部屋だよ
んで僕はエアリアの管理者【ロキシー】マスターの命で異端児を発見してはスカウトしてるんだなこれが。』
「異端児………。」
その答えにセイは言いようのない不快感を抱く、化け物を見るような視線を送る大人達が決まってつぶやいた言葉だ。
『まあ君は生まれた時から分かってたけどね。
よく狂わずに居られるね”常に3倍に加速する思考、神経”で確か【ランページマインド】暴走する精神、過去の英雄、狂人たちがこれだとか言われるね。』
「運が良かっただけだよ、父親が軍の研究者だから……半分モルモット扱いだったけどな。」
『でもそのおかげで君の後生まれた児や精神病の治療と完治、精神加速システムの安全性向上を促した、君は凄いよ。』
その慰めを受けたからってセイの父親への恨みは消えない、母親が世界人権団体に助けを求めなければ今も実験装置に繋がった部屋にいたことだろう。
セイの両親は結局離婚、父親は功績から罪に問われなかったが日本への渡航禁止に接触禁止になる。
セイの安全、人権は今各国協力して守り、その代わりに【世界VR技術研究機関】の定期協力、付随してセイが能力の完全制御に成功するように助力してくれている。
『さてとちゃんと説明すると、君は凄く運が悪かった。
①レア度10神話級の現金で100万出す程の物をバカ娘が君に説明なく渡す。
②新実装の自由戦闘、賞品制参加者が想定規模1000人より多い事でシステムトラブル。
③君は始めてVRでの死を見たそれもモンスターを倒して精神が高ぶっている事で君の精神加速が6倍になりギアの制御装置がバグを起こした。
④エアリアオンラインは加速倍率が20倍まで耐用したシステムだが通常エリアは3倍までそれを超えるとバグを起こす。
⑤【キングゴブリン】討伐で〖ザコ〗くんと同時討伐、そこからそのまま君がソロ筆頭の〖ザコ〗くん、ギルド筆頭の〖アーサー〗くん、プレイヤーキラー、アイドルの〖エータニア〗ちゃんを帰還猶予時間いっぱい吹き飛ばし続けた。
今攻略サイト、掲示板では謎の白い悪魔とか、狐だったとか、次のイベント予告とかいろんな事言われてるね。』
「オー………有名人吹っ飛ばしたのか俺、バレたらどうなんのこれ?」
『まあキラキラよって来るんじゃない?』
「キラキラ?なに憧れるとか?」
『いやキラーキラー、プレイヤーキラー達のアイドル泣かせたから追われまくるだろうね』
「…………理不尽、タスケテ大天使サマー」
現実逃避するセイだった。
仮想世界では無理な事だが。
この作品は不定期更新です。