世界の皆様こんにちはこんばんはおはようございます!!
久しぶりの更新です!
ついさっき久しぶりにマイページ見たのですが、色々な方が評価を入れてくださってたりして凄くありがたかったですし嬉しかったです!!
今月は頑張りたいなって思ってるのでよろしくお願いします!!
木を届けた後、鍛冶師のおっちゃんは鍛冶に没頭している。
ダンジョン探索のクエストがあることを伝えると、それまでに完成させるという返事が来たので、優斗は代理の剣を購入してあくあとダンジョン探索当日までクエストをし、軍資金を集めて攻略に必要な道具を買っていく。
優斗とあくあは治癒魔法を使えるので、購入した物は主に〈マナポーション〉や、冒険に役立つ魔導具だ。中でも、一番高かったのは〈アイテム袋〉だろう。一番容量が少ない袋を購入したが、それでも40万ブカもする程の高級品だ。容量は一番少ないのでも6畳の家くらいの広さはあるらしい。
なのでその中に〈マナポーション〉や〈解毒ポーション〉を幾つか入れている。フレデリカ曰く、〈罠感知〉持ちの冒険者もいるそうなので、緊急対応用のポーションだ。
そして今はダンジョン探索の日の朝一。1時間後にギルド集合で、その前に優斗とあくあは刀を取りに行ってるのだ。
「ユウト様の新しい武器。どのような形になっているのか楽しみですね!」
「そうだな。俺も刀を実際に持つのは初めてだから楽しみだ」
やはり刀は浪漫なのだろう。優斗も高揚感を抑えきれずにあくあと談笑しながら武器屋に辿り着いた。
「おっちゃん。来たぞ」
「朝早くからすみません。お邪魔します」
優斗とあくあは一言断りを入れ、まだ開店していない武器屋の中に入った。
「おう。来たか2人とも。ちょっと待ってな」
おっちゃんはそう言うと、奥から1本の武器を持ってきた。
「完成したのですね!?」
「ああ。最高傑作!っとまではいかないかもしれぬが、二度目にしては渾身の出来じゃ。持って行って欲しい」
優斗は刀を受け取ると、静かに鞘から取り出した。
「綺麗………」
刀身を完全に抜くと、その光沢がよく見える。鮮やかな白色の刀を見て、あくあは思わず声を漏らす。
「確かに、綺麗だ………」
「ミスリルを贅沢に使ったのもあるかもしれぬが、刀本来の美しさもあるのじゃろうな。芸術品として見るのであれば、儂が生涯作った武器の中でも最上位の武器じゃ」
恐らく、見た目の美しさでこの刀に勝る武器は例の転生特典の国宝の刀くらいだろう。
「後は銘を刻むだけじゃな」
「おっちゃんがつけてないのか?」
「これはお前さんの専用武器じゃ。不特定多数に打つものでは無いものに、儂は勝手に銘は付けん」
銘を刻んでいないことに疑問を抱くと、おっちゃんはそう答える。自分の作品に誇りはあるのだろう。だが、その名前は大切な使い手に刻んで欲しい、ということなのだろう。
「じゃあ、カッコイイ銘にしないとな………」
刀の銘で有名なのは『村正』だったり『政宗』だったりが存在する。
(そもそも、この刀はランクをつけるとすればどの位置になるんだ?)
一応、懐宝剣尺という書物の中には『業物』『良業物』『大業物』『最上大業物』というランクが存在していると示されている。某海賊漫画にも存在しているが、一応日本にも存在していたのだ。
ちなみに刀にはこれらのランクとは別に、『天下五剣』というのも存在している。
話しが脱線したが、要はそう言った名のある武器の銘を参考にしたいのだ。因みに『エクスカリバー』とかは無しだ。それは刀の雰囲気に似合わない。
「カタナマルはどうでしょうか?」
「あくあ、お前………」
どうやら、あくあのネーミングセンスはお亡くなりになっているらしい。
「おっちゃんはなにか無いですか?」
「………」
どうやらおっちゃんはこの件に関しては完全に任せるらしい。
(白色………雪………吹雪………)
「この刀の銘は、『吹雪』にしよう」
名刀『吹雪』。
「吹雪、か………雪の日をイメージしたか?」
「はい。安直かもしれませんが、白色の刀身を見て閃きました」
優斗は自分が名付けた刀を腰に刺す。準備は、万端だ。
「フブキ………素敵な名前ですね!」
「ありがとう。それじゃあ、行くか!」
優斗とあくあはおっちゃんにお礼を言うと、そのままギルドに向かう。
「おはようございます!今日のダンジョン探索チームに参加しに来ました」
到着すると、近くにダンジョン探索の話を持ちかけてきたフレデリカがいたので、あくあが話しかける。
「来てくれたんですね。では、こちらに集まってください」
フレデリカに連れられて、優斗とあくあは案内された部屋に入る。部屋の中には既に5人の冒険者が居て、皆何やら話している様子だった。
(そう言えば、俺って他の冒険者たちと関わったことなかったな………)
強いていえばグレンだろうか。ライナーのライバルらしい人物であるグレン。結局、あの日少し衝突して以来関わっていないし、それ以前にも関わりは無かったので関わったと言っていいのかわからないが、少し気になった。
「冒険者のみなさん。これで全員揃いました!」
フレデリカが中にいる冒険者にそう言うと、談笑を辞め、全員の姿勢が扉の前にいるフレデリカと優斗とあくあに向く。
優斗はその値踏みするかのような視線に一瞬体の動きが止まり、あくあも他の冒険者との合同クエストと認識し、事前に優斗がしっかりと言っていたお陰で完全に怯えている訳では無いが、いきなりの全員からの視線で少し怯えてしまい優斗の服の裾を掴んでいる。
「では、本日向かうダンジョンについての説明をします!」
フレデリカはそんな冒険者たちの視線を意に返さずにダンジョンの説明を始める。
「今回は新しく出来たダンジョンの探索です。恐らくダンジョンコア産のダンジョンだと推測されますが、未だ確証を持てる段階ではありません!皆さんにはダンジョン攻略とは言わずとも、可能な限りの探索、そしてマッピングを行って欲しいと思います!」
「探索、ですか?ダンジョンボスは倒さなくてもよろしいのでしょうか?」
攻略を強要しない。その言葉に対してあくあが引っかかったのでそれを小さく問うと、フレデリカはきちんとそれに反応して説明をする。
「勿論可能であれば攻略が望ましいでしょう。ですが、ダンジョンは危険な場所です。初見のアタックで無理してボスの部屋まで到達しても負ける可能性が高いです。ですので、先ずはダンジョンの構造の把握、難易度の確認等を行って欲しいと思います」
フレデリカはそう言うと、冒険者全員にダンジョンまでの地図を配る。
「もう一度言いますが、今回は攻略目的ではありません。ダンジョンから発せられる魔力量から推測して攻略推奨レベルは30程度と予想しますが、確証はありません。ですので、安全第一に。ダンジョンの情報を持ち帰ることを優先してください」
真剣な表情をして全員を見渡して言うフレデリカの言葉に、優斗も含めて全員が頷く。
そうだ。今回行くダンジョンはまだ情報がほとんど無い。今までのクエスト以上に気をつけなければいけない。
異世界固有の未知を前に、優斗は自然と力が入った。
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