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エッセイ

吉屋信子との出会い

作者: えり

吉屋信子って知ってますか?

GLガールズラブ、百合など様々な呼び方があるが、いわゆる女性と女性の交わりに感情を動かされるという経験の多くは、少女小説の神様「吉屋信子」によるものだった。


吉屋信子とは、大正から昭和にかけ数々の名作を世に出した少女小説家である。少女小説とは、広義の意味においては、少女を読者として設定した小説を指す。しかし、私自身の考えとしては、少女を読者として設定し「読者に夢や希望、祐樹を与える」小説だと考える。

代表作には『花物語』や『わすれなぐさ』などがある。

コバルト四天王の一人である氷室冴子など著名な構成の作家にも影響を与えた。


私が、そんな吉屋信子と出会ったのは本屋でたまたま見つけた『返らぬ日』(河出文庫)だった。

正確に申し上げると、実は大学時代に吉屋信子についての授業を選択していたのだが、当時の私は古文バカかつ外国語バカで、吉屋信子についての授業はただ履修しているだけであった。

そして大学卒業後、本屋を歩いていたら聞き覚えのある「吉屋信子」を見つけ、買い、読んでみたという次第だ。


吉屋信子の世界館では、児童ではなく、大人でもない「少女」という存在における人間関係が、耽美的に、感傷的に、犠牲的に描写されている。


私はその世界観に夢中になって吉屋信子を読み漁った。


ある日、祖母に「吉屋信子って知ってる?」と聞いてみた。

戦前生まれの祖母は「知ってるよ。」と。

そこから、吉屋信子ひいては少女小説について祖母と熱く語り合った。

世代を超えて少女と少女に戻り繋がれる鍵。吉屋信子の偉大さには惚れるばかりだ。

吉屋信子のおすすめ小説をコメントで教えてください。

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