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4部 天使がやって来た

京都巡りは予想的中で奴が店を決めるとやっぱしトラブルが発生した! 今でも覚えてるけど予約をそれぞれ入れてからその店に行ったんだよ、番号呼ばれて行くと予約とは違う顔の女の子やったけど、気さくで美人やったから、間違えてるよなんか言えなくて、結局途中で、フロントが間違いに気付いて女の子は謝って部屋を出ていき予約した女の子が来たんだけど間違えてきた娘のほうが良かったと思ってしまう程、楽しくならなかったんだ。京都まできて何してるんだか、そんなこんなを色々繰り返しみんな自分に向いている嬢に落ち着いて行くんだろうけど、これだけは思う、自分がええと思っても所詮、女の子は働いてるだけで一元さんなんか特に何とも思ってない、客は選べないし、女の子は自分に合わせてくれているだけ、話しも合わせているだけ、客も話しを合わせている部分もあるけど、金の為です働くという事は、でもあいつだけは違ったんだよな、初めは愛想のない奴だったし、眠そうにしてた奴やってほんま愛想ない奴やったよな最初の頃は!笑



   真っさらの心に着替えたら、優しい笑顔の君に 

    逢い行こう 時間の止まった あの部屋に

           行こう

  真っ直ぐに僕を見つめる瞳に 心見透かされた様で

          目をそらした

  何んにも持っていない僕は、そんな君がただ眩しくて

    

  行き止まり迷い込んだ 子猫みたいな心動かそうか


    

専門学校を卒業し、専門学校からの就職求人も殆んどなく、まぁ音楽関連の仕事など特殊で少ないしあっても楽器店か力仕事のPA[音楽イベントなどの設営]やったから、まだまだ夢をみていた俺は、あー俺、俺と言う言葉使わんとこと思いながら使ってしまうので、これから極力、僕にする、どうでもええなっ。

まだまだ夢を見ていたあの頃の僕は、いつかミュージシャンとか、音楽で生計をたてられたらいいなと甘い思いをいだいていて頭に花が咲き誇っていたから、就職もせず高校の時の同級生が働いていた屋内アミューズメント施設で、アルバイトを始めた。そこは大学生が多く在籍し、平日は学生がバイトに来られないから長時間勤務が可能だったし、高校の時の仲間がその会社の上司に気に入られていたので、僕の待遇もそこそこ良くしてもらった。

 夏になる前に古株の大学生達が就職活動や卒業旅行などで次々辞めて行き、バイトを始めて三ヶ月位で僕と腐れ縁が古株見たいな立場になってしまったんだ! そのアミューズメントパークには4つのアトラクションがあって、女の子がメインの部署が3つで残りの一つが力仕事が多いアトラクションで男は殆んどがその部署に送られた。当然僕は入った時から高校同級生からお前はそこなーって勝手に決められた、体力には自信があるが女の子が多いと聞いて嬉しかったのにいざバイトを始めるとほんまに平日は男だけで全然、仕事もはかどらない。 女の子は他のアトラクションと案内フロントには平日でも居るのだが仕事中は男ばかりで、女の子と顔を合わせるのは、一日三回の休憩と昼休憩の休憩所で接する位だった。女の子のスタッフは支配人が厳選に選んだだけあり、なかなかの綺麗処がいたが、男は何を基準に選んだのか解らないが、大学生活をエンジョイしているくそ学生ばかりが採用されそれをあたかも昔からいる様な感じで僕が仕事内容を教えた。この話しをねじ込むと言う事は、変な奴、軟派ばかりするアホ! 女の子が多いと言う理由でバイトに来た僕みたいな奴とか変わり種が男も女もいて退屈しなかった約二年間やったから


 どうか僕を心の側に置いて  くれませんか?

 時空を超える気がする  君の事を真っ直ぐに

       僕が見えていますか?



チャラチャラした大学生は最初だけ大人しいが、馴染むと馴れ馴れしい奴と図々しい奴の二択になる。休日のバイトは、チャラ男の面倒をみなきゃいけないし、目を離すとすぐサボるし、図々しい奴は自分のシフトを用事ができたからと言って人に代わって貰おうとするしほんまそんな奴らばかりやったけど、学生は何かあれば新人歓迎会や打ち上げなど、酒を飲む機会をすぐ作ってくれるからその辺りは流石だと感心していた。

 ただ今回の飲み会は以前からいるスタッフが幹事しないといけないから僕がする事になったから、フロントや、前からいる他のアトラクションの女の子に声をかけ段取りをしていた時に、僕が入った初日に休憩が同じで少し挨拶程度に話をした確か小沢だったと思うが名前まで思い出せないけれどその娘がたまたま通りかかったので今回の新人歓迎会の参加を伝えるとあまり出席しないけれど、今回は行くよと言ってくれた! なんか少し嬉しかった。

 夏前のスタッフ募集で多くの学生が採用されたので今回の歓迎会は人数が多くなるので今回は社員にも声をかけて少しカンパして貰うつもりで堅物だと思っていた支配人に声をかけるとかなり気さくな人でさっさりOKしてくれた。若かった僕は人は見かけによらないと言う事をこの時勉強したし、逆の意味での見かけによらない奴らがいる事をその時はまだ気が付いていたなかったんだ笑。

 駅前の居酒屋は内のスタッフの貸切状態になっていた、僕は気の合う年の近い学生の子とバイトの話しなどをしてその子がよそのテーブルにしゃべりに行ったのを確認してから、タバコを取り出し吸っていた。その時、彼女が一本ちょーだいと僕のタバコを抜き取り僕のライターで火をつけ、普段は吸わないけど僕を見てるとタバコを吸いたくなったと言って吸い始めた。確かに酒は飲めないがタバコは旨いなと思って吸っていたから、旨そうに吸ってるのがわかったみたいだ!変わった声してるね、歌でも唄ってるの?と聞かれた。それで専門学校の事や音楽の事を話すと彼女も音楽が好きで高校生の時に少しバンドをやっていた事を話してくれた。彼女はその辺りでは頭の良い国立大に通っていて僕なんかと親しくする雰囲気ではないのになと思った、回りの女どもはフリーターなんかとは話さずに羽振りの良さそうな大学生の近くに集まってわいわいやっているのにそんな彼女が他の女の子と違って見えた。なんか音楽でくすぶっていた僕と腐れ縁の二人の天使だったよ!彼女は

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