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第96話 四ツ子の決断

不定期のぺースになります。

時々修正もしています



リース視点だったりします。

「良し、囚われていた者たちはこれで全員かい?」


「……はい、そうです」

歳は14歳くらいの女の子が答える。長女フェル姉さん達と同じくらいか…。


「よし……君達に聞いてもいいかい?」

俺は、この囚われの奴隷たちが、今後どうしたいかを聞いてみることにした。


「今までは、奴隷商の主人の命令をただ聞いてやってきた君たちだが、今後はどうしたい?

自分の足で運命を切り開いていくか、このまま奴隷でやっていくか。」

奴隷となった子達はピクリと反応する。


「……どちらが良い?」

今までは命令されてきた…。意見を尋ねられることは無かっただろうから、戸惑うのも無理ないな……。


「君たちは、このまま奴隷でいたいなら、他の町の奴隷商のところに連れて行く。

自らの頭で考え、自分達の足で歩いて行きたいと言うのなら、成人までは僕が手伝いをしよう。ただし、自らの足で歩くと言う事は全て自分の責任だ。

他の誰の責任でもない、自分が決め責任を負う。

その心を持って歩いていくって言うことだ。

何も考えず、命令されるがままで良いなら奴隷も良いだろう。主人の意にそぐわなかったら、鞭などで躾をされるかもしれない。家畜の様に……。

でも自分で決めて自分で働き、自分の稼いだお金で生活する。それが自分の足で立つって言うことだ。もちろん自分で決めて奴隷のままでもいい。

それも自分で決めたんだ。

今決めるんだ。自分で決めるんだ。そして決めたことを後悔するな。


自分の足で立ちたいか。

それとも他人に言われたことをやっていきたいか。今決めろ。」


「……。」「……。」「……。」「……。」

「……。」「……。」


「……。」「……。」「……。」

「……。」「……。」



「希望する者だけここに来て。奴隷の戒めを取り除く。」


「……あの、」


「なんだい?」


「私たちは、やっていけるのでしょうか?」


「大丈夫。

直ぐに独り立ちをしろと言っているんじゃないんだよ。自分でやって行きたいって言う意思があるなら、手助けをするし、みんなで協力してやっていくのも一つの手だ。待ってる人がいるなら、帰る手伝いもしよう。ただし、ひとりひとり自分のチカラで生きて行くって言う意思がないとだめだ。」


「……。」「……。」「……。」「……。」「……。」「……。」


「お願いします。……私たちは一人じゃない」

「……。」「……。」「……。」


「お願いします。」「……。」「……。」



「俺は奴隷解除の術は施さないぞ!」

奴隷商ベリウードが叫んだ。びっくりした。急に大きな声を出さないでよ。いいよ、別に施さなくても・・・。


「分かった。契約解除ディスペル

通常奴隷は、奴隷商の契約術によって、奴隷契約施されている。


「…えっ?」「す、すごい」「ば、馬鹿な」


「……そんな。そんなはずはない!解除できるはずが…」

それぞれ独自に契約を編み込んでいるから、高位の聖属性魔術か光属性魔術でしか解除できない。


奴隷商ベリウードが、

「奴隷契約を解放出来るのは、司祭以上の聖属性魔法の使い手だけだぞ…」

なんかつぶやいていたが、気にしない気にしない…。



あ、ヤバイ事したかも…

ま、いっか。



結局、全員奴隷から脱したいとの事だった。



◇◇◇



四ツ子の姉妹と獣人の姉妹を見つけて数日が経った。騎士団に連れられた奴隷商ベリウードは、すぐに悲観し自殺した。結局、奴隷たちの詳しい出自はわからずじまい。いや元奴隷たちの記憶によるとマーノルーナ王国で拉致された子供たちや、ウリットバーン帝国と戦争した小国の難民から強引に誘拐した事がわかった。もう祖国に戻っても引き取り手がいないらしい。子供たちの多くは、セファイティン家の使用人として雇う事となり、四ツ子は、同い年の俺の専属使用人いわゆる専属メイドになった。獣人姉妹は、珍しい白犬獣人リアナとシアナは、同じく同い年の七女ロー八女クリスの専属メイドになった。まあ、身を護る手段を身に着けてもらうから、ばとるめいどになってもらう予定だが、リアナとシアナは獣人だから身体強化が人間の数倍あるし、俺は毎日2時間は起きれない時間があるから、万が一のために四ツ子が護ってくれたらいいな的な感じで、そう振り分けた。元々プリーツしかメイドで付いてなかったから、プリーツも忙しそうだし、何人か増やした方がいいよねってことで丸く収まった。

ちなみに他の子は、女の子は、メイド、料理人、使用人(裏方)。男の子は、庭師、料理人、使用人、執事見習い、騎士見習いとなった。

ちなみに、孤児院の子達と一緒に勉強と鍛錬をすることとなっている。


「リース様、お呼びですか?」


領主邸の裏庭に四ツ子と獣人姉妹を呼んだ。


「ああ、こっちこっち。今日は、君たちにお願いがあるんだ。」

既に姉さんたちによって、着せ替えおもちゃにされていたと思うが、まだまだ心のケアが出来ていないと思う。


「しばらく君たちは、この子達の相手をしてほしいんだ。」


「「「「この子たちは?」」」」


「俺の家族みたいな存在で、神狼ローガ神鳥ファディ神猿テン

1時間ほどでいいからさ」


「「「「わかりました。」」」」


「じゃっ、俺はちょっと用事があるから

ローガ、ファディ、テン

里から仲間を呼んでも良いよ。」


「(((わかった)))」



「……リース様、

この子達の言っている言葉が判るんですか?」

四ツ子の長女が問いかけてきた。姉妹の中で一番のしっかり者…らしい。

「ああ、念話で話してるから。」


「ええっ!私達も会話したいです‼」

次女が食いついてきた。ちょっぴりあわてん坊さん…らしい。


「お前たちは?」

獣人姉妹に意見を聞いた。


「私たちは、なんとなく言っていることがわかります。」

さすが獣人姉妹だ、意識が神獣に近いのか?


「凄い」「いいなぁ」「お話ししたい」「……。」


そうは言っても神獣こいつらと契約してるのは俺だから

(なんだ急に?四姉妹グイグイ来るな?)


「まぁ俺と主従の関係を魔法的に契約したら多分会話ができる…と思う。けど…ね。」


「「「「したいです!」」」」

四姉妹が咬みつくほどに迫って来た


「いいのかい?」


「「「「お願いします‼」」」」

(サラウンドが凄いな…)



主従契約コントラクト


「これで多分声が聞こえると思うけど…。どう?」


「ローガちゃん、私の言ってる事わかるかな。」

四ツ子の長女ライラが恐る恐るローガに聞いてみた。


「ワン(わかるぞ、ライダー)」


「うわっ、わかる!何を言っているかわかるよ!ふふふふふふ

うれしいローガちゃん改めてよろしくね。それとライダーじゃないよ、ライラだよ。」


「ピョー(私もいるんだけど。)」


「聞こえる!…ファディ、私は次女レイラよろしくね。」


「ピュー(よろしくレイラ)」


「キキキ(俺もいるぞ〜)」


「私も私も、私は三女セイラよろしく」

三女は、ムードメーカーで調子者…らしい。


「キッキキー(俺はテンだ)」


「……。私は四女マイラ


「ガウ(マイラ遊ぼう)」


「っ……。うん」

四女は、口数が少なく内向的…らしい。


「じゃあ、おローガたち、兄弟、仲間を呼んでくれ。

全員じゃあ無くて良いぞ。だいたい5匹くらいかな。」



「(((わかった)))」



地面から、空から、壁から、魔法陣が現れそれぞれ、神狼、神鳥、神猿が現れる。


それぞれ勝手に遊び出し、四ツ子と獣人姉妹と遊び出した。

そこへ、五女シア姉と八女クリス妹がやってきて、


「リース、これは?」

シア姉さんがワクワク顔で問いかけてきた。


「ああ、ローガ達の兄弟を呼んだんだ。」


「ふーん。凄いじゃない。…なんか理由があるんでしょ?」

ちなみにクリスはすぐに一緒に遊びだした。六女ピア姉さんと、七女ローは買い物に出かけている。


「ああ、さすがだな。五女シア姉さん」

やはり、シア姉さんは頭がいいな。カーズ兄が体力担当で、シア姉さんが頭脳担当かって感じだな。


「無垢な動物達と触れ合うことは、癒しの効果があるんだ。

だから、心の傷が治りやすい。

短くても長くても、奴隷として囚われていた子供達の心には傷がある。

大きいか小さいか、深いか浅いかは他の人にはわからないけど、……それが原因で命を落とす事もあるんだ。

だから、生き物に触れ合って、命の大切さを知って欲しい。」



「凄い。そうなんだ!

……さすがね。

(長女フィラお姉様達にも知らせなきゃ)」


五女シア姉さん達もローガ達と遊んでいってよ!」


「わかった!」


「ああ、そうだ!

その前に、リース。あとで祭りの準備があるから、手伝ってよ?」


「……祭り?」

なんかあったっけ?王都に行って忙しかったから、知らないや


「そう。祭り。」


「収穫祈願祭の実行委員なんだ。シアーティ




誤字脱字言い回しのアドバイスお待ちしています。

評価☆☆☆☆☆、ブックマークしていただくと元気になります。

宜しくお願いいたします。



本業が忙しくて更新が遅れてます。

スミマセン


四ツ子編です。

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