第84話 王都騒動後
アップですが、不定期のぺースになります。
本業が立て込み遅くなっております。すみません
時々修正もしています。
今回は王都の騒動後をアップします
「そろそろ修行の再開をしないとな……」
と、俺は昨日の騒動から一転、王都の近くの森に来ていた。
「師匠に目玉を食う前にちょっとは成長した姿を見せないとな。」
早朝から一通りの鍛錬を済まし、課題の武術を一つ一つこなして、腕が鈍っていない事をレムジャーの達人と確認しつつ、レムジャー達を見る。
「そうだ、今の俺みたいにレムジャー達をあいつらの鍛錬の相手をさせよう。」
このレムジャー達は、あいつらの成長した能力を付与してある。もちろん。今の俺より全然強い。このレムジャーと試合を重ねる事によって、さらに強くなる。我ながらいい考えだ。バテバテになったところをそれぞれが魔力供給して、さらに魔力も鍛えることが出来る一石三鳥だね。
「………問題はこいつ。戦士はめちゃくちゃ強くないか?」
昨日は操作が楽しくてついつい失念していたが、冷静になってみてみると攻撃力・防御力がそれぞれ半端ない!
「フィーヴァ、これ、俺の成長体をあいつらと同じようなレベルにしたんだよな?」
「そうだったか?」
「おい!また何かやったのか?テトラどうなんだ?」
「リース様、フィーヴァに任せるって言われた事を良い事に、他の者たちの平均の3倍の能力を付与したんですよ。」
「……テトラ?どうして止めなかったんだ?」
「………。」
「それはな、リース。我が光の聖天を作ったからな。」
「あれか?晩餐会で、神託を演出する為に造ってもらったモニュメント用のドールって、……ゴーレムなのか?」
「うむ。対のゴーレム、闇の夜魔も作る約束をしている。」
「こらぁ、テトラァ~!どーおりでテトラが大人しいと思ったんだよなぁ〜?」
「すみません。フィーヴァの作るゴーレムの誘惑に負けちゃいまして……。
と、言いますか、リース様、この手のタイプは、ゴーレムと言うより、リース様の記憶の記録では、オートマタの方が合っていると思いますが……、」
「ふむ。オートマタか、確かにな……。」
俺はテトラが指摘した名称の違和感について、引っ掛かるものが取れた気がした…
「と、あからさまに話題を逸らしたけど、晩餐会での指示はちゃんとしてくれたんだよね?」
「もちろんです!」
「『いにしえの約定により、王都を護る』と光の魔法を駆使して、演出と精神に働きかけました」
「ほう。で?」
「で?とは?なんです?」
「その後、どこ行ってたんだ?」
「ソノアトデスカ?」
「王都の街を空中散策してたよね?」
「チガイマス、
ケガニンノチリョウヲスルタメデース」
「おいおい、なに片言でしゃべっているんだよ?外人か!ちょっとは自重してくれよ?探りが入ってもしバレたら、騒動しか起こらないぞ!」
「分かりました!
晩餐会会場での皆さんの反応が良くて、ちょっと楽しくなっちゃって、光の聖天を街の皆さんに見てもらいたかったんです。」
「ふー、
まあ良い落ち着いたら、里に行ってまったりしよう。」
「えっ、逆じゃないんですか?しごかれにでしょう?ゼライゼライゼに…」
「うっ、そうとも言うが、こちらの世界は貴族社会のしがらみで息苦しさを感じるからなぁ?」
そう、俺はその時空からの傍観者に気付いていなかった…。
「リース。」
「ん?どうしたフィーヴァ?」
「それより、空からの傍観者はほっといて良いのか?」
「なんだって?」
「ヤッホー」
「あっ! い、い、いつからいた?」
空飛ぶ魔獣に乗る5人が上空に居た。
「あはは。さっきだよ。」
快活に笑う少女はステラリリ、サーカス一座の歌う舞姫だ。
「お前たちも居たのか?」
「「「「おはようございます。リースさま」」」」
ステラと共にサーカスで活躍している元孤児院の子供達で、今日は女の子だけみたいだ。
「やっぱり昨日の活躍はリース君だったんだね。」
「な、なんの事かな?」
「街や王城での騒動は、リース君じゃないの?関係ないの?」
「オレジャナイヨ、カンケイナイヨ」
「そうなんだぁ!わかった!
じゃあ、今朝黒の戦士に囲まれていた事言っても良いよね?」
俺は今自分の周りに黒の戦士たちが佇んでいることをすっかり忘れていた。
「あっ、いや、それは困る。」
「えっ?何で?関係……ないんでしょう?街を救ってくれた英雄をみんな探しているよ?」
「スミマセン!
賊の騒動を止めたのは俺だけど、ナイショにして欲しいんだ。」
「え〜、どうしてぇ?」
「あまり表立って目立ちたく無いんだ。
俺が活躍した事がバレたら、多分もうステラとかと一緒に遊べ無くなっちゅうし…」
「それは、嫌っ!」
「でしょ?じゃあナイショでよろしく!」
「でも、…貸し二つだからねー。」
「えっ、なんで?」
「だって、嘘ついたし、秘密にするし。」
「あっ、ええ〜っと、 」
「良いわよね〜⁈」ギロッ
「わかりました…」
ここで何か言ったらまずい気がする。
「じゃあリース君、その人たち紹介してよ。」
「あー、こいつらは生き物じゃないんだ。ゴーレムの1種なんだ。」
「ええっ⁉」「すっご〜い!」
元孤児院のみんなが驚く。
「えっ、その黒い戦士たちが、なんかすごい活躍してた話しを聞いたけど」
「小さな子供たちを身を呈して救ったとか」「空を飛んだとか」「1人で圧巻を何人も倒したとか」「おっきな魔獣を簡単に倒したとか」「火を吐いたとか」「遠くの魔獣に凄い攻撃をしたとか」
「その魔獣は、街を壊滅するチカラがあったとか。」
「あっ、いやいや。ははは、噂だよ、大げさに広まっているだけだよ。」
「そうなの?」
「まあ、それはいいとして、なにしてるんだ?お前たちは」
「チェランちゃんの朝の散歩です。」
「チェランちゃん? ああ、空飛ぶ魔獣の散歩か」
「うん。散歩に言ってないと機嫌が悪いからねぇ~」
「そうだね。この辺まで散歩に行くのか?遠くないか?」
「うん。何かこっちに来たら、リース君がいるような気がしたんだ。えへへへ」
「はは。そうか。」
「じゃあ、リース君明日の休みは、王都で散策しようよ?ふたりっ……」
「いいですね~」「どこいく~」「他国に行くから服を見ておきたい!」「食べ物屋がいいな」
ここぞとばかりにみんなの希望が出てきた。
「わかった、昼前に一座の前に行くからそれでいいか?」
「「「「はい!」」」」「…うん。」
なんかステラが言いたそうだが、みんなで散策した方が楽しいだろう…
「じゃあ、明日ね」
「ああ」
俺は散歩の途中のみんなを見送った後、ゴーレムジャーをイベントリに保管し、レムジャー用の魔石を確保する為、森の奥に入って行った。
「はぁ~、魔獣を狩って憂さを晴らすか。」
「リース。」
「なんだ?フィーヴァ」
「大きな魔石を取りに行こう。」
「簡単に言うけど、見つけるのが難しいぞ」
「ああ、簡単ですよ。この先に魔獣がいっぱいいます。」
テトラが簡単に告げる。索敵魔法を使ったらしい。
「……。」
レムジャーや、神獣達も呼んで、とても簡単だった。
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王都編はそろそろ終わります。(たぶん)




