第83話 王都襲撃4
アップですが、不定期のぺースになります。
本業が立て込み遅くなっております。すみません
時々修正もしています。
今回は王都の騒動アップします
昨日は、リース様と王都の街を散策してまわりました。やはり二人っきりはとてもとても楽しかったですね。……途中で余計な方たちが付いてきましたが、おおむね成功を収めたと言って良いでしょう。まあ、他国の重要な人物と顔見知りになることも大事ですから、結果的に良かったことと思います。
その人物の方たちを歓迎する晩餐会が今日の夕方開かれます。リース様も来られるかしら?昨日いただいた胸飾のお礼をもう一度しなくては……。今日着けて行ったら気付いてくれるかしら?
「アリスティア様、陛下が控室に来られるように言付かっております。」
あら侍従の方から声が掛かりましたわ。お父様は何の御用かしら?
コンコン
「第三王女アリスティア・キュエル・アヴァルート。入ります。」
私は、晩餐会会場近くの控えの間に待機されていらっしゃるお父様にお会いする。
「お父様お呼びでしょうか?」
お父様の笑顔が気持ち悪いですわ……
「アリスティア、近くに…、昨日の王都の散策はどうであった。」
「………すでに報告を受けてるんですよね?」
「ワハハハハハハハハハ
まあな、途中で聖女殿と帝国の公爵の息子が合流するとは思わなかったな。」
「それはそれは楽しめましたよ。」
「そうかそうか、聖女殿と仲良くなれたのか。」
「もう、お父様は意地悪ですね!………知りません!」
「ワハハハ、すまんすまん。」
「まじめな話、聖女殿はどうだった?」
「あの方とはいずれ対立関係になりそうな予感がします。」
「ほう、興味深いな?して、帝国の貴公子はどうなんだ?」
「かの……、彼は、いずれ再び違う形で再会すると思います。」
「ふむ…?そうか?」
「それよりもお父様、このたびの晩餐会にリース様が呼ばれてないようですが。一体どういうことなのでしょう。」
「何やら体調がすぐれないと聞いているが…」
「まぁ、それは大変ですお見舞いに行かなければ。」
私はお父様とつまらない話をしているより、リース様の見舞いに行かないといけません。
「待て待て、それはおそらく詐病だ。
晩餐会のような社交的な場に出るのが嫌なのだろう。アリスがお見舞いに行ったら、リースを追い詰める事になるぞ?良いのか?」
「そ、そうですか?残念です。……次のお茶会まで我慢します。」
私が逢いに行って、偽りの病だったという事が証明されたら、王家の命令に背いたことになってしまいます。
「それより、聖女殿の相手を頼むぞ。同じ年頃だからな。」
「わかりました。それはお任せください。お話ししたいこともありますし、」
「陛下、街で不穏な動きがあると連絡がありました。」
騎士の一人が伝令から受けた内容をお父様に告げる。
「そうか、あらかじめ決めていた通りに行動するよう伝えておけ。」
「は!」
「よし晩餐会会場はどのような状況だ?」
「陛下、この扉の向こうはすでに準備が整っております。」
「うむ」
「きゃっ」
リースからもらった胸飾りペンダントが振動する。
「どうした?アリス?」
私は、リース様から頂いた胸飾を見る
「これは?……お父様何か来ます」
「なに?」
微細な地面の振動と大きな音と光が外から入ってきた。
「陛下‼
メタルシルバークラブとメタルスコルピオンが中庭のほうに出現しました。
「なにっ⁉すぐに総力を持って立ち向かえ‼
アリスを安全なところへ」
「お父様、大丈夫です。」
「?……何が大丈夫なのだ?」
「います。私達には守護するチカラが……」
私は胸元で光るペンダントをお父様に見せる
「…ふ、ハッハッハ!
……そうか。ではまず、会場の混乱を収めるか。扉を開けよ。」
お父様が扉の中の会場で激を飛ばされ、騎士の皆様が気勢を挙げられ、魔獣たちに立ち向かって行かれました。
私は外に惹かれ空を見つめると、あの方の気配を感じました……。
◇◇◇
「陛下!ご報告申し上げます。」
「うむ」
「魔獣4体全て倒して有ります。全て南大陸のメタル系の魔獣です。どのようにここに運んだのかが、まだ不明ですが、更なる危険の可能性は皆無となりました。」
「倒した者達は?」
「それが…」
「姿を消した…と、」
「騒動を起こしたものは捕らえておりますが一部自害をしております。
捕らえた者もほぼ犯罪奴隷の者で契約の魔法で今回の騒動に加担した模様です。」
「どこの犯罪奴隷だ?」
「それが犯罪奴隷で輸送中に襲われたことが奴隷ギルドから報告されております。」
「王都の方で拘束されたものは、この王城を囲むように火を放つ手筈になっていたようでその中にはわが国の食料庫、そして毒草を燃やすことによって毒煙を民への攻撃とし王都内を混乱に貶める事が目的となっていたようです。ただしこちらも誘導だったらしく本命は、この王城だと思われます。」
「我が国で、しかも我が城を舞台に事を仕掛けるとは、よほどわが国を怒らせたいらしいな。」
「しかし陛下、本日はまず目の前のことに対して対応していただかなければなりません。」
「カーセリック、
……そうだ。8時から晩餐会を再開すると伝えよ。参加できるものだけで良い。
先程の騒動の報告とわが国の意思を発するにとても都合もいいしな。」
「合わせて申し上げると、あの魔獣を仕留めた黒衣の者たちは我が秘めたる力の象徴として他国に知らしめることができる。わが国を襲った事は無駄だと分かっただろう。」
「それにしても被害が軽微だったことが救われました。」
「あれほどの魔獣が攻めてきたのに我々の被害はほぼ皆無だ。引き続きあの黒の者たちを探してなんとしても味方につけよ。
……それと辺境伯の四男坊がいたな。どこに行ったか確認するように。」
◇◇◇
ここは王城の王の執務室
「警務大臣カルガ(国内の警備治安を司る)、昨日の報告をせよ。」
「は。それでは、新たにわかったことを重点にお知らせします。」
「うむ。」
「王城への攻撃は外部の者でした。実行犯はいずれも捕らえられ、自害もしくは殺害されている者が5名、生き残った残りは犯罪奴隷で呪いによって行動が制限されていたようです。」
「呪いが弱かったのか?」
「そうですね。生き残った者は、呪いが弱かったとみるべきでしょう」
「それか、術者が未熟だったか……」
「魔獣につきましては、見立て通りです。南部大陸に出現する金属系の魔物です。運搬方法につきましては、出現するまでに賊が持っていた筒を魔務大臣ヴォー(魔法.魔法具関連を司る)殿が解析中で、こちらは数日掛かると聞いております。」
「そうか。して城下の街はどうだ?」
「はい、こちらも……」
「どうした?」
「驚くべきことに、賊の奇襲が成功していたら、恐るべき被害が出たはずですが、計画が漏れていたのか、まったくと言っていいほど被害が出ておりません。」
「なに?」
「また、けがをした者は現場で翼を持つ光る女性にけがを治してもらったという話や、重い病を治してもらったという報告が上がっております。」
「それは、聖女の御業なのか?」
「可能性はありますが、翼の生えた女性の姿は、晩餐会で出現した者とほぼ同一人物の容姿をしているそうです。」
「腰から生えた光る翼に、杖と小さな人形を持って空を飛ぶ女性か……」
「いずれにしても治癒の魔法が使えるならば、マーブルティア聖国の聖女殿との関係もある。慎重に調査をするように…」
「はっ、」
「それで、例の辺境伯の4男は?」
「家人によれば、自宅に引き籠って居たそうです。」
「なるほど……しかし真実かどうかは結論が出ないな。」
「……そうですね。」
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もう少し王都編が続きます。




