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第63話 碑文

アップですが、不定期のぺースになります。

時々修正もしています。

トラニカの町から「静の森」まで馬車で2時間、馬なら1時間の距離。リースの心配をよそに「静の森」の入り口に無事着いた。



「なんだ、無事に着いたじゃないか。」


「なにかあると思ったんですか?」

ノンカが他人事のように聞いてくる。


「いや、ノンカさんが不吉な事を言うから、構えてしまって。」


「アハハ。いや、おかしな事をおっしゃいますね。リース様は。ところで、遺跡までは誰が案内するんです?」


「それは大丈夫。「大狼の牙」が案内出来るらしいよ。」


アズンがジゼルに確認を取っていた。

「じゃあ、行きますか?

馬はここに置いて行く。騎士は8人残れ。あと、雑用係と調理係もここで待機して待っていてくれ。恐らく帰ってくるのは夕方になる。」

ファティマとノンカが今日の宿泊地で待機することが決まった。


「「「「は!」」」」「「はい。」」


リースは、仲間の神獣達のうちから、

「ヴァル(神豹)ここで、ファティマさん達と待機していてくれ。敵が来たらなるべく殺すな。」


「ゴア(わかった。)」


ファティマとノンカ達が手を振りながら、見送っていた。

「「いってらっしゃい〜!」ませ!」


調査組

隊長アズン、大隊長ジゼル、隊長見習いリース、

護衛騎士6名、魔術師4名、治癒師2名、冒険者10名、神狼ローガ、神猿テン、神鳥ファディ、神栗鼠リオ、(聖魔フィーヴァ、聖魔テトラ)



ベースキャンプ居残り組

二頭引き馬車2台、馬18頭護衛騎士8名、調理師2名、雑用2名、神豹ヴァル



◇◇◇



「さてと、いつも空から遺跡に通っていたから、歩いて行くとどうかな?

ローガ(神狼)索敵。ファディ(神鳥)上空から警戒。

テン(神猿)は木の上からついて来て。リオ(神栗鼠)はセーラン姉についたあげて。」


「きゃ~⁈リオ、かわいい!」


「セーラン姉優しくしてね。」


「わかってる、わかってる!リオ、よろしくね‼」


「キュ」


「きゃ~!リオ、もううちの子になって!」


「(馬車の中で、ずっとリオを凝視してたからな…)ハハハ。」


アズンが振り向き後方にいる一団に声を掛ける。

「いいか、情報では、この辺りからゴーレムが出没する。

充分に気をつけろ。」


「「「「「「は!」」」」」」


「ん、リース様は、なにをしてるんだ?」

冒険者のリーダーが、奇妙な道具を持っていたリースに話しかけた。


「ダウンジングとマーキングと、マッピングです。」


「だ、だうんじんぐ?」


「はい、あ、リースで結構ですよ。気軽に話してください。

敬語とか難しいでしょ。」


「えっと、あ、うん。」


「これの印は、もしもの時、後から待機していた騎士が追いかけて来れるようにしておく事と、ダウンジングは何かあると反応するので、今後の参考に気になる点を確認しておく事です。」


「そ、そうか。よくわからんが、まあ、頼む。」


「はい。(やはり、ゴーレムの気配は無いな。思い過ごしか?)」



リースが、昨日まで気にしていなかった気配の事を考えていると。

「ピョエェ~(リース~)」


「(ファディどうした?)」

リースは空を仰ぎ見て、ファディに念話を送る。


「ピィー(リースを遠巻きに見ているもの達がいる)」


「(なに、どんな奴らだ?)」


「ピョエー(岩と土をかぶって居る。)」


「(なるほど、擬態か。ファティマさんの周りにも居るか?)」


「ピィーピョ(監視役くらいだ。リースのところと建物の周りにたくさん居る。)」


「(なるほど。とりあえず調査してから、と言うところか?ヴァルは気付いてるか?)」


「ピィー(たぶん気付いてる)」


「(わかった、ありがとう。そのまま監視していてくれ。)」


「(あいつらじゃ、ブランシェとノワールを突破出来まい。

良し。ここは、ローガ達に遊んでもらおう。)」



◇◇◇



「ここか?」


「はい。発見した冒険者の者は、中に文字がたくさん有ると言う話しですが、危険を感じて奥には入ってません。」


「ふむ。しかし、今現在、これと言う危険は感じ無いな。むしろ森に異様な気配を感じる。」


「ジゼル様もですか。」

アズンも感じていた森の異様な雰囲気を指摘する。


「ああ、それとゴーレムの残骸があちらこちらに散らばってるな。」

先日の銀の騎士(リースの銀鎧)と、白い騎士ブランシェと黒い騎士ノワールのゴーレムを駆逐した残骸が辺り一面に散らばっていた。


「トラニカの冒険者と銀の騎士の闘いの跡だと思います。見たところ魔核は無くなっているから、しばらくは復活しないと思いますが、妙ですね。」

アズンは、しゃがみ込みゴーレムの残骸を観察する。


「そうじゃな。」

ジゼルがアズンの後ろに立ち、相打ちを打つ。


「闘いは休みなく続けられたと聞いています。闘いの最中に魔核を回収する暇などなかったはず。」


「恐らくじゃが、ここは地上の森をベースとしたダンジョンの一種であろう。ゴーレムを倒した後、回収しなかった魔核は地下に沈み、やがてゴーレムとして復活する。」


「とすると、ここ半年活動が活発になって来たのは?」


「恐らく、遺跡を封印していた何かを破ったか、侵入している何者かがこの森を刺激したのか…この遺跡に入ったら何かしらわかるやもしれんな?」


「よし、建物内に入るぞ。注意しろ。」


「ふむふむ。(フィーヴァ、外の奴らの事はわかっていたのか?)」

リースはフィーヴァに念話で話しかける。


「(ファディ(神鳥)が見つけるくらいの時にな。)」


「(なるほどね。ちなみに今何人くらいいる?)」


「(遺跡の中に22名、外に約37名だな。ゴーレムの残骸で擬装しているから、知覚しにくい。)」


「(わかった。)」




「コホン。アズン伯父さ、」


ギロっとアズンがリースをにらむ

「た、たいちょー」


「うむ。なんだリース。」


「えーと、外の警戒にローガとファディとテンを待機させてよろしいでありますか?」


「うむ、良いぞ!」


「ローガ、ファディ、テン外にいる奴らと遊んでやれ。ただし殺しちゃだめだぞ。動けなくしたらいい。」


「ガゥ‼」「ピィー!」「キィキ!」


「うん?知っていたのか?」


「まあね。ちなみに中にもいると思うよ。であります!」


遺跡侵入組

隊長アズン、大隊長ジゼル、隊長見習いリース、

護衛騎士2名、魔術師3名、治癒師1名、冒険者10名

神栗鼠リオ、(聖魔フィーヴァ、聖魔テトラ)



遺跡の外で待機組

護衛騎士4名、魔術師1名、治癒師1名、

神狼ローガ、神猿テン、神鳥ファディ



リースはこの時、すっかり2日前の約束を忘れていた。

結果的にローガ達と遊ぶ約束を外にいる者達に押し付けてしまったことを後に後悔するのだった。



◇◇◇



遺跡の地下の壁の事をアズンがセーランに確認している。

「明かりは無いが、うっすら発光しているのか?」


「そうですね。」


「魔力光とここにある壁の石によるものじゃな。」


「何か文字らしきものは書いてありますが、読めますか?」


「うむ。神代文字だな。」




「(フィーヴァは読めるの?)」


「(当然だ。)」


「(なんて書いてあるの?)」


「(知らないほうが良い。がっかりするぞ。)」


「えっ?」


「どうしたリース。」

隊長のアズンがリースを気に掛ける。


「あ、いえなにも。」


「(要約するとだな。古い時代の文字は、ここに王の財宝を保存した。継承者以外は害になるから、こちらの施設から立ち退け。)」


「(ふむふむ。いいじゃん!宝があるってことでしょ。新しい方は?)」


「(新しい方は、財宝に目がくらんだ者たちよ、ここの施設で鍛えていけ!と書いてある。つまり、トレーニング施設という事だな。)」


「(なんだぁ~。聞くんじゃなかったなぁ。)はぁ~。」


「(だから言ったであろう。ただ、)」


「(ただ、何だ?)」


「(ここを訪れた年代で起こるであろう予言を記したとあるらしい。)」


「マジでっ⁈」


「「「「シー。」」」」


「あ、すみません。」


「…リース、静にしろ。まじでとはなんだ?」


「い、いえ、たいちょ。何でもありません。」


「そろそろ、何かしらの空間につくな。気を付けろ。」



◇◇◇



前日、遺跡最奥の大広間に赤と青のゴーレムを配置してあった場所にフィーヴァの作ったゴーレムを配置した。

「これは、先遣隊の言っていた、「白い騎士」と「黒い騎士」か?どういう事じゃ?」


「この門を守護しているようですね。」


「という事は、この門の守護者が、異常になったゴーレムを片づけたのか?」


「ふむ。わからん。」


「門を開けてみますか?」


「そうじゃな。(この白い騎士と黒い騎士はゴーレムじゃったのか?では銀の騎士は?)」

ジゼルは地下遺跡の門番の事に思考し、考え込んでいた。


「慎重に開けてみろ。」


「「は」」

二人の騎士が門を慎重に開ける。


ゴゴゴゴゴゴゴ

「おお、何だこの輝かしい光は?」


「結構な財宝ですね。」

セーランが冷静に判断する。


「おおお!すげぇ!」「これって、俺らにはもらえるのかな?」

「うわ~!先に来ていれば!」「何で来なかったんだろう?」「くっそ~」


「これは国庫に入ることになるな?まあ、多少の報奨金は出るだろうよ。」


「マジックアイテム系は特には無いようじゃな。」


「あ、あれは?」

セーランが財宝の奥に浮かぶ何かに気が付いた。


「なにやら、碑文が書いてあるな。」


「う~む。読めんな。この石板を持ち帰り、王都に滞在するマーブル聖教の聖女に読んでもらおう。」


「聖女様は読めるのですか?」

セーランがジゼルに質問をする。


「正確には、読むというより、感じ取るという方が正しいやもしれん。」


「……というと?」


「その碑文書いてあることを神のチカラを借りて感じて内容を知らせるという事じゃ」


「……。(フィーヴァあれの内容はなんだ?)」


「(予言だ。詩が書いてある。テトラ読み上げてみろ)」


「(まったく、恥ずかしがり屋さんだからフィーヴァは。)」



むかしむかしのそのむかし

世界はまだまだ小さくて、

生きていくのが大変だ。

世界の神々は話し合い

いくつかの民に願いでた。

星渡りの一族に……

………


「……こ、これは、  これを聖女は読めるのか?」

リースは、碑文の事実が露呈する事の重大さに気が付いた。


「それはわからんが、聖女が神格化を得て読めるという事は否定できん。」


「まあ、リース様には影響はないでしょう。現時点ではですが……」



誤字脱字言い回しのアドバイスお待ちしています。

評価☆☆☆☆☆、ブックマークしていただくと元気になります。

宜しくお願いいたします。


もう少ししたら、メインのキャラに行けるかもしれない。

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