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小説家になろうでランキングに乗る方法

作者: 元底辺作者

 これは通称底辺作者――ブクマ数が百に満たない作者のための『なろうランキング攻略基礎知識』です。


「どうやってランキングに乗るのだろう」


 と思っているそこのあなた!


 答えをお教えしましょう。


「そのやり方、間違っていませんか?」



  ★



 まず初めに、小説家になろうでランキングに乗ることは大変に難しく、何もわからずに投稿してランキングに乗ることはまずありません。


 たまにあっても、極少数、またはランキング入りしてもすぐに追い出されるのが関の山でしょう。


 こちらではなろうで必要最低限度、ここだけ抑えればランキングに乗れると言う方法をお教えします。



『目録』

 そのⅠ・小説を書く上で基本的なことを学ぼう。

 そのⅡ・タイトルには注意しよう。

 そのⅢ・なろうだからこそ、ここを注意しよう。

 そのⅣ・なろうだからこそ、ここを注意しようLv2。

 そのⅤ・異世界物を書きたくない人へ。

 そのⅥ・需要と供給を考えよう。

 そのⅦ・テンポを優先、しかし優先しすぎるのも味気ない。




★ブックマークを増やすためにすること、そのⅠ。

 小説を書く上で基本的な事を学びましょう。


・字下げをする。


・『…』や『―』は二回ずつ使い『……』『――』とする。


・『!』や『?』は、後ろに文章が続く場合、空白を入れて『〇〇? □□』と言う風にする。


・『!!??』←これダメ。鬱陶しいだけになってしまいます。


 とにかくこう言った基礎的な事を守り、読みやすい文章にしましょう。


 文章を書く上での基本的な必要事項は、Googleで『小説 書き方』で検索してくだされば出てきます。



★そのⅡ

 タイトルには注意しよう。


 タイトルは一番凝りましょう。

 と言っても、わけの判らないものはいけません。

 一目見て気を惹くようなタイトルにしなければいけません。


 こういうことを言うと、作者の中には、


「累計ランキング見たらわけわかんないのいっぱいじゃん」


 とおっしゃる方が居ると思います。


 そんなあなたに私は言います。


「んなことは累計に入ってから言え」


 必要なのは気を引くタイトル。


 なろうでは、ランキング以外で読者に知ってもらう方法は新着しかありません。

 そこで気を惹かないと何もならないのです。


 私の作品を例に出します。


 私は異世界物と現実世界の物を二つ書いて投稿したことがあります。

 どちらの初動がよかったと思いますか?


 皆さんはなろうテンプレである異世界の方が伸びると思われるでしょうが、伸びたのは現実世界の方でした。


 異世界物のタイトルは、

 『『金』『力』『女』に溺れる異世界無双 ~ゴミな俺、異世界行ってクズになる~』

 と言う物でした。


 確かに最終ブックマーク数は私の作品の中で一番に多いですが、初動は正直よくありませんでした。


 これで反省し、次に出した現実世界物のタイトルは、

 『前略、学校一の美少女がオナニー中毒だった件』

 です。


 結局ノクターン行きになりましたが、それでも初日に一話を上げて、アクセス数は『200』を越えました。

 一話だけで、ですよ?

 これだけタイトルで差が生まれるのです。


 あとは、あらすじですが、これも簡潔に内容を説明しましょう。

 ですがありふれたものではなく、読者に「これは……っ!」と思わせるような突飛な事を書くと百点です・


★そのⅢ

 なろうだからこそ、ここを注意しよう。


 小説家になろうはパソコンでも見れますが、やはり圧倒的にスマートフォンの読者が多いです。

 となれば無駄に長い分を書くと画面が黒くなり、読む気がうせます。


 ランキング一位様の『無職転生』を例に上げますと、わかりやすいでしょう。

 むしろあの作品で文章の練習をするのも一手と私は思います。


 無駄な言い回しを避け、

 短文にして、かつ内容をわかりやすく伝える。


 これを念頭に書くとよいでしょう。



★そのⅣ

 なろうだからこそ、ここを注意しようLv2。


 そのⅢでも言った通り、スマートフォン利用者が多いなろうです。

 スクロールする手を止めさせないように『行間を開けてる』必要があります。

 素早く一話を読んでもらい、その勢いのまま二話に持って行きましょう。


 三話、四話と読んでくれたらブックマークしてくれる可能性が高いです。

 ですが、基本的に少ない話数でブックマークを伸ばすのは難しいので


「五話上げたけどブクマ10しかついてない」などと落ち込む必要はありません。



★そのⅤ

 異世界にこだわらないのなら、ローファンタジーに行け。


 なろうでは圧倒的に異世界物がウケます。

 こんなの作者ならだれでも知っていることでしょう。


 作者自身もオリジナル世界と言うことで書きやすい、と言うのも流行っている理由の一つかと。


 しかし、別に異能力物が書きたいだけで異世界じゃなくてもいい、と言う人はローファンタジーをお勧めします。


 ジャンル別日刊を見て見ますと、


 ハイファンタジーは『100位で43Pt』

 ローファンタジーは『100位で10Pt』


 です。


 どちらの方がランキングに乗りやすいかわかりますよね?


 つまりただランキングに乗るだけならローファンタジーの方が容易なわけです。


 ※追記。

 特にバトル描写を描きたい、と言うのが無いのであれば『現実世界(恋愛)』や『異世界(恋愛)』で投降するのも手だと思われます。


 ハイファン・ローファンに比べ日刊ランキングに入る敷居が幾分か低いと感じられました。

 加えて、ランキングを押した際に一番に目につくのはその二つです。

 ゆえに『目に止まる』と言う点では一番多いのかもしれません。


★そのⅥ

 需要と供給を考えよう。


 なろうに置いて内容の評価は日刊ランキングに入ってからです。


 そのⅡでお話しした通りに上手なタイトルが出来れば、日刊までは運がよければいけます。


 そこで、日刊ランキングから必要になるのは中身。


 なろうの読者層は中高大といった学生が多いと(私は)思います。

 ですので、彼らの需要に見合った供給ができるか、これが重要となります。


 例を上げますと、


 俺tueee!

 ハーレム。

 日本で虐められていたけど、異世界でイケメンをフルボッコ。

 不遇からの大逆転、皆ざまぁww


 です。


 これらはよく「もうお腹いっぱい」と言われることがありますが、そんなことはありません。

 なんだかんだでランキングに上がるのはこれ系が多いのです。


 逆に累計一位様の『無職転生』と言った成長物と言うのは、安易に手を出してはいけません。


 成長物でランキングに乗れば、それこそ日刊一位も目指せますが、たいていの成長物は日刊すら難しいと私は思います。私はね?


 上述したものの他に、エロ枠と言う物があります。


「これノクターンじゃね?」「あ、でも、この下ネタ面白い」「ヒロインとのイチャラブックス好き」みたいな作品のことです。


 なろうでは何だかんだでセックスする主人公が多いです。

 描写こそないですが、高確率で異世界召喚物はセックスすると思います。


 中には「くっさwwこんなんただの童貞のオナニーやん」とか恥ずかしがって書かない人も居ますが、これは違います。


 セックスはヒロインと完全にむすばれたことの証拠であり、最も簡単に「このヒロインは主人公を裏切らない」と読者に『安心感』を与えることが出来ます。処女であるならなおよし。


 読者は緊張感を作品に求めますが、ヒロインが別の男とくっつくかもと言う不安を求める人は少ないです。

 求めているのはNTR好きぐらいかと。


 とにかく、セックス描写は必要と私は言います。


 ですが、やはり書きすぎると運営から怒られるので注意しましょう。



★そのⅦ

 テンポを優先、しかし優先しすぎるのも味気なし。


 小説には起承転結があります。


 異世界物で表しますと。


 起・異世界に召喚。

 承・ヒロインと出会い冒険。

 転・敵の出現。

 結・倒して、ヒロインと結ばれる。


 です。


 これをいかに簡略化して、かつ感情移入させるかが問題となります。


 テンポを優先することのメリットは何なのか。

 それは物語を飽きさせないことにあります。


 ヒロインが出て、敵が出て、ヒロインが出て、さらなる敵が出て、覚醒して、etc……。


 確かに面白いですね。


 ではデメリットは何なのか。

 最近のアニメを見てる人ならわかるのではないのでしょうか。


 それは――チョロインです。


 チョロいヒロイン。

 簡単に落ちてしまうヒロインのことですね。


 これは『そのⅥ』でお話ししたセックスの話と同じです。


 読者に「あ、可愛い女の子がいる」と言う安心感を与えます。

 しかも最初のヒロインですから「まず、裏切らない」と言う感情が念頭に存在します。


 そう言う意味ではチョロインは素晴らしい存在です。

 が、チョロインは感情移入が難しく、新しいヒロインが出て来た際には影が薄くなってしまいます。


 純愛物を書くなら結構ですが、ハーレムとまではいかずとも、複数の女の子から好意を寄せられる作品ならば、チョロインは避けた方が無難かと。


 手順を踏めば踏むほど読者も納得できますし、何よりライトノベルではヒロインが主人公に惚れるシーンは重要です。


 間違っても『一目惚れ』は止めましょう。


 少なくともメインヒロインだけは止めましょう。



★終わりに


 長々とお話してきましたが、これを守っても確実に日刊ランキングに乗ると言う保証はありません。

 ですが、少なくともこれを続けてブックマーク一桁と言うことはありません。


 よほど話が悪くない限り、百話も書けば三桁は余裕で越えます。

 これは絶対です。


 そしてこれだけ書きつづければ文章力も伸びて、自信もつきます。



 あ、本編で言うほどの物でもなかったのですが小技を一つ。


 ある程度話が進めば、前書きにて「活動報告を更新しました」や「キャラ一覧を活動報告に書きました」と言えば、読者は作者マイページに行きます。

 そしてあわよくば『お気に入り』してもらえます。


 こうすることで、二作品目は『固定ファン』を得た状態で始めることが出来るでしょう。


 ではそろそろこの辺で。

 頑張ってみんなで、なろうランキング攻略目指しましょう!

 ためになったと思ったならばブクマ評価お願いします。

 多くの伸び悩んでいる人に届けたいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 参考になりました! 活動報告をもう少し書いてみようと思います! ありがとうございます!
[一言] 参考になりました! 書きたい話より需要のある話を優先する、というのは難しいですが、百話目指してがんばります♪
[良い点] なろうの仕組みがよく分かった。今まで適当にやってたので、目からウロコです!
2018/08/19 22:42 退会済み
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