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300文字小説

サラリーマンの平日

作者: 林 秀明

「早よ、責任者へ変わらんかい!!」


お客様専用ダイヤルから鳴り響く突然のクレーム電話。

早く電話を切りたいが、内容を聞き、上司へ取り次がないと

上司から雷を落とされる。これは不測の事態だ。

「いや、内容をお聞きしないとお繋ぎ出来ないので……」

「お前が責任者なのか?」

「いや私は平社員で」

「じゃあ変われや!!」


電話のイタチごっこが続き、トンネルに入ったのか突然電話が切れた。

私は何が起こったのか頭の中が真空状態になり、手汗がびっしょりとなった。


また電話が鳴った。


さっきの電話番号と同じ……不覚にも上司が電話を先に取ってしまう。


「おわつた」


雷雨が迫ってくる。上司が一瞬怪訝な顔をし、何度か話した後電話を切った。


「さっきの間違い電話やって」


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