過去とか禍根とかⅡ
ども、初雪です。
今回は大分短いです。
もしかすると今後もこんな感じに短い回があると思います。
その時はごめんなさいです。
そんなわけですが今後もよろしくなのです。
私が真っ暗の世界から抜け出してからしばらくは、死神様のもとで色々なことを学んでいた。
私がいたのはどんなところなのか。
わたしはいったい何なのか。
そんなことを教えてもらった。
私がいたのは死神様の作った疑似世界。
只の空間が広がっているだけの、仮初の世界。
そこで私は生まれたのだと、そう言われた。
そのことについては納得がいった。
気が付いたらあそこにいたのは事実だし、何よりもあの場所に入れるのは死神様だけだったから。
一度だけ、死神様の上司である最高神様がその世界に入り込んで悪戯を仕掛けようとしていたのを見たことがあった。
それを見ていた私は、止めようとはしたものの、時すでに遅く、声を出そうとしたときにはもう消えていた。
しかし、次の瞬間には最高神様は息も絶え絶えになりながら、地面に突っ伏していた。
『ハア、ハア、しまった油断した。この前悪戯が成功したからって何の対策もされていないと考えた儂が馬鹿だった。』
と、悔しげにつぶやきながら。
まあその直後にいつの間にか現れた死神様にスープレックス食らわさせられていたが・・・どうでもいいけど。
そんな事よりも、死神様曰く。
『あの世界に入るためには私の許可が必要なんだ。それを無視した結果があれさ。』
そう言って顎でクイとさした場所には、上半身を地面にめり込ませた最高神様がいた。
犬〇家?
あれ、〇神家ってなんだろう。
まあいっか。
そんなわけであの世界に干渉することができるのは死神様だけなのだ。
でも、もう今となってはそんな事興味がない。
なぜなら、私はもう一人じゃないから―
それが、私にはとてつもなく大きな意味を持っていた。
それがいつか壊れることになるとも知らずに―
どうでしたか?この話はまだ続きます、たぶんもう二話くらいで次に進めるかな?