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人類よ、そこのけそこのけ、龍神通る。  作者: 初雪
第一章  勇者召喚編
2/18

覚醒!最強種『龍神』

すいません、今回から短くなります。

何もない、真っ白な空間に、俺はいた。

「まあ赫赫云々で、こういうことじゃ。」

「へえ。」

俺は今、神様を名乗るおじいさんに説明を受けていた。

「じゃから神様なんだって。」

訂正、神様から説明を受けていた。

何でも、死ぬまでの行いが良かったから超・特別に生き返らせてもらえるらしい。

「本当にいいの?」

「もちろんじゃ、それにな、わしの娘たちがうるさいんじゃよ、あの子かっこいいから生き返らせろって。」

「何それ。」

「いやな、お前さん異世界に呼び出された日、国の姫さんの自殺食い止めたろ?死神がたいそう驚いとったぞ。人間が他人の運命を大きく捻じ曲げた、とな。」

うわぁ、死神とかいるんだ、なんかカッケエ。

「それって凄い事なのか?」

「当り前じゃ。そんな簡単に人の運命いじられてたらどえらいことになっとるわい。」

それもそうか。

「それでじゃ、生き返らせる前にお前さんには力を受け取ってもらう。本当なら呼び出されたときに自動的に力は渡されるはずなんじゃがな、なぜかお前さんにはそれが効かんかった。」

そんなことがあったのか、結構きつかったからな。

「まあそういうわけでじゃ。」

そういって神はどこからともなく、三つの箱を取り出した。

「まずはこれスキルの箱じゃ、この中にはこの世界に存在する、ありとあらゆるスキルを宿した特別な紙゛スキルカード゛が入っておるから、ここから六枚、好きなのを取ってくれ。」

ぶっちゃけそんなこと言われても困る。

「じゃあ勘でいくか。」

「お、おい。」

神様が止めるもすでに龍人の手には六枚の髪が握られていた。

「よかったんかい?そんな適当で。」

「いいのいいの、どうせ考えたって悩むだけだし。」

そういつつ、引き当てた紙を見る。

「なんちゅーか、お前さんは微妙に欲がないのう。」

「んなことないよ、ただめんどくさがりなだけさ。・・・なんじゃこりゃ、訳解らん。」

「ん?どれじゃ、見せてみい。」

そういって神に手渡された紙にはこうあった。



スキルカード『GR』


スキル名:神眼「森羅万象の瞳&夢想の瞳」

説明

森羅万象の瞳:森羅万象、すなわちこの世のすべてを見通す神眼。この眼に見えないものはない。

夢想の瞳:所持者の夢想を、事象として引き起こす。


補足

使用時、森羅万象の瞳は緑、夢想瞳は赤の魔方陣が瞳に現れる。

同時使用可。

魔力消費量が多いため注意が必要。


「・・・お前さん、すっごいのん引き当てとるぞ。」

「え、そうなの?」

龍人がその凄さを理解するためには説明しなくてはならないことがある。

まずスキルのレアリティについてだ。

スキルはレア度が低いものから順に、(ノーマル)(レア)SR(スーパーレア)HR(ハイパーレア)LR(レジェンドレア)FR(ファンタジーレア)GR(ゴッドレア)となっている。

つまり、今龍人が引き当てたこのスキルは最高レアリティのモノになる。

因みに、ごく普通の一般人の持つ基本レアリティはN若しくはRになり、SRで一流、HRにもなるとほぼ人外レベルになる。

要するにこの時点で人間辞めちゃってる訳である。

俺は人間を辞めるぞ!ジョジ○ー!である。

「え、えーと次は・・・」



スキルカード『GR』


スキル名:無限魔力

説明

尽きることのない魔力が手に入る。



「「・・・・・・・・・」」



スキルカード『GR』


スキル名:創世魔法「改」

説明

この世を作ったときに使用された魔法の改正版。

作れないものはなく、世界を作ることも可


補足

※このスキルは魔力が無限の存在のみ使用可能。



「「・・・・・・・・・」」




スキルカード『GR』


スキル名:抹消偽装

説明

隠密など、隠蔽系のスキルの最上級スキル。

これを見破ることは不可能。



「「・・・」」



スキルカード『FR』


スキル名:神速「電光石火ver」

説明

神速の上位スキル。

魔力を消費して速度を上げる。


補足

魔力が多ければ多いほど、速度上昇。



「「・・・」」


スキルカード『FR』


スキル名:未来視

説明

魔力を消費し、未来を知ることができる。


補足

範囲は一か月。




「神様、これなんですか?」

「わしが知りたい。」

おかしいよね、なんで適当に取ったのに半分以上を最高レアリティのスキルが占めてんの?

最低レアリティでもその一つ下って。これはやっぱり・・・

「うむ、人間やめておるの。」

「やっぱりか。」

「ま、まあ気を取りなおして、次じゃ、次。ほれ次は固有スキルじゃ、三枚引け。」

「・・・わかった。」

そして、目を瞑って三枚引く。

(南無三ッ。)

そして、その三枚に恐る恐る目をやると。


固有スキル『GR』


スキル名:龍の息吹(ドラゴンブレス)

説明

文字通り、龍種のみ使用できるブレスがつかえる。


固有スキル『FR』


スキル名:龍装

説明

龍種の力を、自身に纏う。


固有スキル『LR』


スキル名:龍圧

説明

自分よりも格下の相手を威嚇する。

格上の場合も同様。


「僕はもう、疲れたよ、パ〇ラッシュ。」

「なんでじゃろ、おかしいの。」

おかしいってレベルなのか?これ。

「神様、これLR以上確定!的な奴ですか?」

「違う!と言い切れんのが悔しいの、お前さんが運強すぎて、そうなっちまとる。」

人間どころか、生き物としての存在が危ぶまれてきました。

つーかこれ運がいいとかそういう問題か?

「ええい、もういいわい、次じゃ次!」

神様がやけくそになりやがった。

「次は天職じゃ。まあもうきまっとるようなもんなんじゃが。」

もう考えるのも面倒なので、黙って一枚、紙をとる。



天職カード『GR』


天職:龍神

説明

この世界が生まれる前から存在した龍種の神の力を受け継げる。



「青空が、キレーだな。」

「龍人や、ここ神界だから、青空無いから。」

そして俺は、泣いた。




人間どうし様もなくなると、泣けてくる。

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