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豹変少女  作者: 石本公也
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街の中での豹変。1ページ

サブタイトルミスったなぁと、つくづく考えてしまいます。でも、これ以外思いつかなかったんです。

総合pvは2000を突破し、総合ユニークは500を超えた。

気合を入れ直さないと。

時間は飛んで、土曜日の事である。医者に行った帰り道、曇り空の下で、俺は日曜日の事をかんがえていた。

集合場所も、集合時間も決まっている。健の他についてくる奴もいない様だし、左腕は驚く程の回復を見せて、軽い運動程度なら大丈夫と言われた。ギプスももうつけていない。

明日の天気もそこそこ良い様だし、他に心配する事なんてあるのだろうか?そんな事を考えながら家に向かって歩いていると、突然、右手ポケットの携帯電話が鳴り出した。

携帯電話から聞こえる曲的に、メールではなく電話の様だ。誰だろうと思い、携帯を取り出す。

無機質なそのディスプレイに映し出されたのは、犬飼(いぬかい) (けん)という文字だった。

「よう、健か。いきなり電話だなんてどうしたよ?」

歩きながら、俺は通話を始めた。スピーカーの奥から、健の特徴の無い声が聞こえる。

『いきなりって何だよ?え?別にいきなりじゃないだろうよ朝道(あさみち) 木陰(こかげ)ぇ』

「わざわざフルネームで呼ぶなよ」

『んな、別に良いだろ?それよりもさ、忘れていたけど、明日は平気なのか?左腕。そういや折れていただろ?』

「そういやってなぁ。まぁ、軽い運動程度なら大丈夫って言われたし、明日の事は別に気にしなくていいだろ」

そう良いながら、左腕を握ったり開いたりする。痛みは、無い。

『そっか、なら明日はボウリングのままで大丈夫だな』

スピーカの向こうから、ケラケラとした笑い声が聞こえる。

俺は路地を横切りながら、スピーカーの向こうにいる健に聞く。

「どうしたんだ?まさか俺が腕折ってたのを忘れてたのか?」

『あーまぁな。それで、もし駄目だったら急いでプラン変更しなきゃいけなくなるから、今電話したんだよ』

「心使い感謝する。んで、他には何かあるのか?」

『いや、特には。だが教えてくれるのなら話してくれよ。二人と、どう言う形で知り合ったのかを』

「それじゃ切るぞ」

『連れねぇな』

健がそう言ったあと、携帯は少しの雑音を立てて静かになった。

まぁ、なんだかんだ言ってたけど、俺の事気にかけてくれてたんだな。でもそんな気配りが出来るなら、こいつはもう少し女子からもてても良いんじゃないだろうか?

そんな事を考えた瞬間、手の中の携帯が再び鳴り出した。さっきとは違う着信音。メールだった。思わず立ち止まる。

「……今度はメール?誰からだ?」

ピッピッっと、キーを打ち込みメールを開く。差出人は

「橘さんか」

差出人を確認したあと、今度は本文に目を落とす。

『件名:こんにちは。(たちばな) 優香(ゆうか)です。


本文:明日の事なんだけど、何か準備しないといけない物とかあったっけ(・~・)?

愛香に聞いても教えてくれなかったよ(T ^ T)

シューズとかって自分で用意するのかな?

教えてくださいm(_ _)m』

「ふははっ」

メールを読んで、俺は思わず笑みが零れた。そう言えば、橘さんはボウリングに行った事が無いんだっけ。

あまり飾られていないメール文にめを向け、俺は返信を打ち始める。

『件名:なし


本文:シューズとかはボウリング場で借りるんだよ。でも利用料金は必要だからな。

かさばる様な荷物も取り敢えずはいらないから大丈夫だよ。それと、ボウリングが終わった後、何処か行きたい所があったら言って。

ボウリングだけして帰るってのも、あれだしね』

送信っと。

携帯電話をポケットにねじ込み、俺は再び歩き出す。路地を抜けて、周りの景色は大通りに変わっていく。

大通りに出てすぐに信号に引っかかる。と、橘さんから返信が来たのか、再びポケットの携帯電話が鳴り出した。

赤信号なので、メール内容を見る事にする。

『件名:無し


本文:確かに、ボウリングの後の事、考えてなかったねf^_^;)

それなら、やっぱりゲームセンターとかショッピングかな?小物とか、服とか見て回るの。 (´-`).。oO

朝道君の方はどう思う?』

成る程、ゲームセンターにショッピングか。暇つぶし、いや、遊びに行くのもこれはいいかもな。

そう思った俺は、携帯のキーを操作して返信を返すと、ちょうど青になった信号を渡り始めた。

明日の事を考えて、少し心を弾ませながら。

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