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中3の卒業研究に協力してください

作者: 加藤夏樹
掲載日:2026/05/24

一人称視点と三人称視点で語られているのはヤマダとという男です。

一(一人称)

オン・ユア・マークス。セット。僕は腰を上げて硬直する。パン。瞬間、僕はスタブロを蹴り出した。ガチャンと練習で何回も聞いた音が聞こえる。風が耳元で唸る。隣のレーンの選手が視界に入った。負けたくない。観客の応援は耳に届かなかった。カッカッカッと選手の足音が競技場に響く。考える暇もなく、ゴールテープが目の前に迫ってくる。全身で飛び込んだ。倒れ込んだまま、僕は荒い息を繰り返した。勝ったのか、負けたのか、まだわからなかった。レース後、スタンドから聞こえる観客席のざわざわとした話し声だけは耳に入った。

二(二人称)

オン・ユア・マークス。セット。あなたは腰を上げて硬直する。パン。瞬間、あなたはスタブロを蹴り出した。ガチャンと聞き慣れた音が聞こえるはずだ。風が耳元で唸る。隣のレーンの選手が視界に入った。負けたくない、とあなたは思ったはずだ。観客が各々応援の言葉を口にしているが、あなたの耳には届かなかった。カッカッカッと選手の足音が競技場に響く。考える暇もなく、ゴールテープが目の前に迫ってくる。全身で飛び込んだ。倒れ込んだまま、あなたは荒い息を繰り返した。勝ったのか、負けたのか、まだわからなかった。レース後、スタンドから聞こえる観客のざわざわとした話し声はあなたには届いているのだろうか?

三(三人称)

オン・ユア・マークス。セット。選手たちが腰を上げて硬直する。パン。瞬間、選手たちはスタブロを蹴り出した。ガチャンとスタブロの音が響く。風がヤマダの耳元で唸る。隣のレーンの選手が彼の視界に入った。負けたくない、とヤマダは思った。観客の応援が聞こえてくるが、ヤマダには届いていない様子だった。カッカッカッと選手たちの足音が競技場に響く。ヤマダは考える暇もなかった。ゴールテープが選手たちの目の前に迫ってくる。ヤマダは全身で飛び込んだ。倒れ込んだまま、ヤマダは荒い息を繰り返した。勝ったのか、負けたのか、まだわからなかった。ゴール後、ヤマダの耳にはスタンドから聞こえる観客のざわざわとした話し声だけが残った。


https://forms.gle/GJTYbYVenXbMg2Am8

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