由美子の読書感想文 ~「悪魔に魂を売った人々」編~
小学校5年生の由美子。町工場の娘で経済的に決して豊かとはいえないが、読書が大好きでゲームやテレビよりもお気に入り。夏休みを前に担任の村上に読書感想文を書いてみないかと誘われたが、読むことと書くことは全く世界が違う。担任に責任をとってもらうということで書くことにはなったが、選んだ自由課題図書は、「悪魔に魂を売った人々」のフォン・ブラウンの章だ。フォン・ブラウンはアポロ計画等に携わった宇宙の父と喚ばれる人物ではあるが、第二次世界大戦ではドイツの科学者としてV2号(弾道ミサイル)の開発に携わった人物でもあるのだ。由美子は筆者の評価とは別に自分自身でその評価をしたかったのだ。だが、「戦争」も「政治」も「教育」なども分からないことだらけ。そんな中で評価なんて出来るわけがない。由美子は夏休み中、担任の村上を訪ねては疑問をぶつけ、意見を聞き、討論を進めていく。その中で今まで学校では絶対に学べなかった物事の本質に触れていくことになる。知識の切り売りをしてくる場だった学校が、何か新しい扉を開く空間に思えてきた。村上という担任に出会えたことは大きなきっかけだったが、「本は読む人を選ぶ」のだろう。
第1章 由美子と通子と読書と
序章 「普通」ってなんだ?
2024/09/08 21:35
(改)
第1章 由美子と通子と読書と
2024/09/09 20:34
第2章 大造じいさん騒動と読書感想文
2024/09/09 20:34
(改)
第3章 由美子の父とよしやってみるか
2024/09/09 20:34
(改)
第4章 悪魔に魂を売った宇宙の父フォン・ブラウン
2024/09/09 20:34
(改)
第5章 指導者村上
2024/09/09 20:35
第6章 戦争ってなんだ?
2024/09/09 20:35
第7章 戦争論と憲法第9条
2024/09/09 20:35
(改)
第8章 ロシアとウクライナの戦争
2024/09/18 21:19
(改)
第9章 スイスと自衛隊と平和主義
2024/09/18 21:22
(改)
第10章 新しい戦争のかたち
2024/09/18 21:23
(改)
第11章 「死」って何だ?
2024/09/18 21:24
(改)
第12章 政治の話題(由美子の家庭では)
2024/09/18 21:26
(改)
第13章 政治の世界って
2024/09/18 21:27
(改)
第14章 スイスという国
2024/09/18 21:28
(改)
第15章 教育は大丈夫?
2024/09/18 21:30
(改)
第16章 こども真ん中の誤解と情報教育の神髄
2024/09/18 21:31
(改)
第17章 お盆と終戦の日
2024/09/18 21:35
(改)
第18章 先生の海外旅行
2024/09/18 21:36
(改)
第19章 由美子の初稿
2024/09/19 21:21
第20章 由美子の読書感想文(初稿)を読んでから
2024/09/19 21:22
(改)
第21章 感想文の書き方?
2024/10/11 23:41
(改)
第22章 一太郎くん頼むよ、第2稿から清書へ
2024/10/14 22:32
第23章 提出!そして夏休みの終わり
2024/10/16 21:42
(改)
後付け
2024/10/29 21:31