「レッドサンブラッククロス」とは?
「レッドサンブラッククロス」とは第二次大戦に勝利したナチスドイツと大日本帝国が第三次世界大戦を戦う、いわゆる「架空戦記」作品です。
商業ベースとして発表されたものは、大きく分けてふたつあり
1.(株)アドテクノスから発売されたシミュレーションゲーム
2.故・佐藤大輔氏による小説
が、それにあたります。
ざっくばらんに両者の違いを言いますと、前者の戦場が主に「西はエルアラメインから東はインパール(海上含めれば南シナ海)まで」である一方、後者のそれがほぼ全世界規模に及ぶといったところでしょうか。
今回、ボクが発表するものはシミュレーションゲームでありますので、当然前者がベースとなります。
故・佐藤大輔氏は、小説版の執筆に当たり「インドの原野で第二次世界大戦レベルの機甲部隊が作戦できるとは思えなかった」という理由をあげて陸上戦の主たる舞台を北米大陸に設定していますが、史実におけるソ連軍の満州侵攻を見るに、ドイツ装甲部隊がインドの原野で作戦することは十分可能だと思われますので、ゲーム版の舞台設定でも問題ないものと考えました。
何より、全世界規模のマップを作成するのは面倒ですし、今回のゲームはあくまでも「作戦級」であることを基本としていますので、陸上戦が主体となるゲーム版のほうがより面白くなるのは必然です(小説版の見所は主に海空戦ですしね)。
従って、小説版のゲーム化を期待していた方々には悪いのですが、本作は、あくまで「ゲーム版をベースにしたリデザイン作品」ということになります。
ご容赦ください。