表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

699/707

モモコが来た

699話 モモコが来た


   ピンポ〜ン


 うん? 朝から。


   ピンポ〜ン


 ああ、誰かしら? 起きますよ。


 ベッドから出て、インターフォンのモニターをつけて、外を。


 あ、テマリか。


「朝からどうしたの? テマリ」

〘おはようございます愛さん、実はお願いがありまして〙

「あ、そう。待ってドアを開けるから」


 わたしは居間にあったセーターとパーカーコートを、そしてスカートを履き玄関に。


「おはよう! ゴクモントー」


「モモコも、一緒か。テマリ、会社行くから話は……」


 まえ、アキバで会ったときのアンジェラのロリータファッションをしたモモコだ。


 このまえアンジェラの家に行ったときもアンジェラサイズのモモコだったけど。


「モモコはその姿が気に入ったんだね」


「うーんまあ、でも……」


「愛さん、実はモモが人の姿で来たのは……」

「あ、エレベーターが!」


 わたしは、走ってエレベーターのボタンを押した。間に合った。上から降りてきたエレベーターが止まりドアが開いた。


「おはよう!」


 あ、社長。まあ上は社長の部屋しかない、降りてくる人が居たら社長だ。


「おはようございます」

「さあ、遠慮なく入って獄門島ちゃんと鬼首村くん。? アンジェラくんかな? 髪型変えた? イヤ、違うね。誰だっけキミは?」


「はじめてだっけ? あ、会ったときはこの姿じゃなかったかな。アタイはモモコだ」

「モモコ? 会ったかな。記憶にない名だ」

「社長、モモコはピンクの妖精で会社に……」


 社長と会ったかは憶えてない。でも、会社には来ている。


「ピンクの妖精……。たしかに髪はピンクで妖精のようにカワイイね。アンジェラくんより西洋人顔だよね」

「あの、社長さん。モモコをしばらく社長さんのトコで働かせてください」


 はぁナニを突然。テマリ、モモコを探偵社で?


「どういう事かな鬼首村くん?」


 わたしたちはエレベーターから降りて会社に。


「おはようございます」

「おはよう蔵中くん」


 会社に行くと、まっすぐ社長室に。


「おはようございます社長。あら朝からお客様?」


「あ、おはよう八つ墓くん」


「おはようございます社長。朝食は?」


「おはよう金田一さん。朝食はいつものトーストとコーヒーで。キミたちは朝食は?」


「まだです」✕3


 朝の社長室の風景を初めて見た。

 毎朝、こんなかんじなのか。


「僕と同じでいいかな? ピンクの子、ミルクでもなんでもあるよ飲み物」


「あ、それならバナナジュース!」


「ハイ、バナナオーレでいいですか? それとも純粋なバナナだけの?」


「テマリ、バナナオーレって?」

「バナナジュースに牛乳を入れた物よ」

「バナナジュースを牛乳で薄めたのか」

「まあ牛乳入れたら薄まるけど……」


「モモコさん、たしかに薄まるけどバナナの量は同じよ」


「そうなのか。じゃソレで」


「モモコはアンジェラのトコでジューサーミキサーでしぼったバナナを飲んでるのよ」

「向こうでは牛乳は、貴重だったからな、飲み物に入れたりしないんだ。そのまま飲むか料理に使った。ちなみに向こうとは、アンジェラの世界でなくアマゾーネの世界だ。アンジェラのトコではホットミルクを飲んでる。バナナはあまりないみたいで……」


「そういえばアンジェラのとこってミルクはヤギの乳だったわね。庭に居る」


「そうなんですか。わたし、知らないでコーヒーに」


「金田一さんもピンクの子と親しいのかな?」


「それほど……。顔見知り程度で。でも、その姿は?」


「あ、まあいつもの姿では外出出来ないから魔法で人の姿に」


「アンジェラが、ナニを思ってか自分と同じくらいの姿に。ホントは雑誌で見た大人の人間の姿になりたかった」


「そうなのか、キミの本当の姿は妖精と言っていたが、どんな?」


「シャチョー。人はアタイを見ると皆、ティンカーベルと。あたしに似てるそうだ」


「モモコがティンカーベルに似てるのよ。あっちの方が有名だもの」


「愛さんの言うとおりよモモコ」


「で、僕のトコで働きたいと探偵になりたいの?」


「社長さん、モモコのこの姿では探偵は」

「テマリ、あたしは空も飛べるからな。なんでも出来るぞ」


 と、モモコは背中の羽を出して中に浮いた。


「そんな、探偵がいたら捕まるよモモコ」


「まあそうだろうね。ゴクモントー。あたしはタンテーとか、しにこちらに来たのではないので……」


「そうなんです。モモコは実はメイドをやりたいと。このまえアキバに行ったとき店外活動してたメイドを見て興味がわいたようで」


「そうだ、アタイはメイドになってみたい」


「モモコ、いくら人間の姿でも子供には出来ないコトだから。テマリ、ちゃんと言ったの」


「愛さん、ソレはちゃんと。でも、一度やってみればこりるかなと。社長さん。モモコをしばらくここで働かせてください。もちろんОМです」


「はぁ〜まえの人形だという娘はそれなりだったが子供では……」


「シャチョー、見た目は子供だけどアタイは大人。ココの誰よりも歳上だ」


 あ、アンジェラみたいなコトを。


「ここで働くなら、その経験もあるリンリンに習ったら良かったんじゃ」


「いや、愛さんソレは違うんですよ。モモコにはある野望が」


「野望?!」


「しばらく、ここでメイドの修行をしたらアキバで本物のメイドになる野望だゴクモントー」


 はぁナニを考えてるモモコ?


「いくらこの会社で経験つんでも小学生なモモコにはメイドのバイトは出来ないわよ、まして異世界から来た生物なんだから」


              つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ