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マンモスマイマイの謎

696話 マンモスマイマイの謎


「あら、あのでんでんむしはアンジェラとテマリの仕業だったの」


 街中でカオルと会った。わたしたちは久しぶりにフルーツパーラーで。


「あのモンスターみたいなペンギンを倒すためにテマリがドコからか連れてきたの? それともアンジェラ?」


「そーゆーのとは違うのよカオル。あのバケモノカタツムリの出現で結果はモンスターペンギン退治になったけど、彼女たちはその後のカタツムリを処分したかたちにね」


「処分ねぇ……。アレは、じゃドコから。ペンギンも謎だけど」


 ペンギンについてはカオルには、ゴーグルソルジャーの敵がとか本当はオオウミガラスなんだと簡単に。


「そうね、あぁまだあのカタツムリの出所は無調査なの……。まだ、少し早いわね学校が終わるの」


「処理はアンジェラたちで、カタツムリの出所は小学生たちが知ってるみたいなの。とりあえず、あの子に会って話を聞いてみようかと」


「夏頃に会った二人ね。都市伝説かなんか調べてたわね」


「わたしの記憶見たのね……。そう」

「あたしも行っていいかしら愛さん。ソレはテマリさんは役にたちますから、あたしなんかじゃ邪魔なだけかもしれませんけど、少しは愛さんのお役にたちたいわ」


 珍しくカオルが、わたしと。

 でも、カオル。

 あなたは充分役にたってくれてるわよ。


 あの巨大生物騒ぎの後に、中止になった仕事の再開が、あの巨大生物を調べろだった。


 わたしは椎名ミカンとスマホで連絡して『月光』に呼び出した。

 ミカンと、よく彼女と会うのは家が会社に近いせいなので、『月光』は遠くもない。


  カンコロカーン


「いらっしゃい。あら、今日はボーイフレンドも?」


「ただのクラスメイトです、ママさん。獄門島さんは?」


「来てるわよ、ホラ奥の席に」


「あ、あの白い人だ、タマちゃん」

「地下鉄のロリータ?!」


 ミカンに、はじめに大きなカタツムリを拾ったというクラスメイトも連れてきてもらった。


「彼がクラスメイトの華田かだだよ」


「おまえら、秘密だって言ったのに、あっちこっちで言い回ったから、オレんトコにやたらと人が来てさ大変だったんだ!」


「ごめんよ華田。こんな大騒ぎになるとは思わなかったわ。アレがモンスターみたいになって、別のモンスターを食っちゃうなんてさぁ」


「ごめんね、わざわざ来てもらって。さ、座って、何でも好きな物注文してイイわよ」


「よろしくね」


 うわぁ~ナニ。この美少女は。

 こんなキレイなカワイイひとをはじめて見た。


 真っ白な服で、まるで天使みたいだ。


「あたし、病院坂薫。よろしくね」


「お、オレ華田優(かだまさる)と、いいます」


 オレは白いおねえさんの前に座った。


「はい、椅子足りないでしょ」


「ありがとう女将さん」


「すみません、わたし呼ばれてもいないのについてきちゃて」


「あ、イイわよ珠江ちゃんはミカンとセットだから居ても問題ないから。ミカンも珠江ちゃんが居たほうがイイわよね」


「まあね……」


 子どもたちの注文を終えて。


「で、あのカタツムリは何処で捕まえたの? 華田くん」


「河原だよ」


「ドコの?」


「いろんな人に聞かれた……。多間川のキャンプ場。親とキャンプに行ったとき」


「そうなのね……」


 わ、美少女に見つめられた。


「華田、ナニ赤くなってんのよ」


「愛さん、あの子ウソついてるわ」


 と、カオルがわたしの耳元で。


「人にもらったの。あの大きなカタツムリ」

「そうなんだ、なぜウソを?」


「秘密だと、言われたからよ。違う華田くん?!」


「え、ナニ。ナニ言ってるんだ。この人は」


「カオル、おいつめちゃダメよ。華田くんは夏みかんみたいなカタツムリを手に入れたよね。そしてどうしたのかな?」


「水槽に入れて普通のカタツムリみたいに飼ってたよ」


 と、ミカンが。


「エサとかあげた?」


「いや、特にはナニも……」


「あげたよね、ウチの野菜とか……」


「そう言えば水槽に白菜入ってたよ」


「アレはな、椎名。冬で枯れ葉しかなかったから、ウチのクズ白菜を水槽のソコに敷いたんだ。エサじゃない」


「あのカタツムリに、ナニか変わったコトしなかった夜、十二時過ぎてナニかを食べさせたとか、水かけたとか、光を当てたとか」


「獄門島さん、そんなモンスターの映画ありましたね」


「あ、なんだっけ……。まあいいわ。ナニか、いつもと変わったコトしなかった」


「ひかりか……。携帯で写真とったときフラシュたいたかな」


「そうだ、華田、その逆も。カタツムリを暗い蔵の中に」

「そうだなぁ、アレは蔵から逃げたんだっけ」

「蔵の二階の窓を割って逃げたよね。アレは今考えると飛んで逃げたのかしら」

「そうだタマちゃんの言うとおりだよ、カタツムリが二階に上がり窓のガラスを割って逃げたんだよね」


「その時の大きさは?」


「姿は見てないんだ。誰も」


「愛さんホントよ、子どもたちの記憶にはないわ」

「スマホのフラシュか、暗闇……。大きくなった原因は不明だけど、ヤツは自ら逃亡したのね」


「はい、パンケーキと山盛りポテト。コーラとバナナジュース」


「あ、女将さん。パンケーキにいつからソフトクリームが?」


「今日よ、お客さんのリクエストがあってね」


             つづく

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