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アンジェラの薬

694話


「どうしたの! アンジェラ、今日のかっこう変だよ」


 テマリとアンジェラの家に行くと。アンジェラが妙なかっこうをしてた。

 いつもの子供ゴスロリではなかった。


「そうか、私がジャージ着てたらそんなに変なのかテマリ」


「まぁそれほど変ではないけど、そんなの着たアンジェラを初めて見たから」


   ムフフフ


「モモ、ナニを笑ってる!」


「アンジェラは、今は男なんだよ」


「それは、まさか例の薬を」

「ナニ、テマリ。例の薬って? 話が見えないんだけど」


「向こうでも言いましたよね。マンモスマイマイは薬になると」

「ええ、ソレであなたたちが巨大カタツムリを跳ばしたのよね砂漠に。で、干からびたカタツムリから、なにやら薬を作ると」


「ああ、ゴクモントー。アンジェラは見事に薬を造りだした。で、マウスで実験したら効果がはっきりしなかったんだ」


「モモコ、はっきりしないって? マウスは性転換しなかったの?」


「それがお笑いだったんだよ、テマリ。オスになったメスのマウスは、メスでなく、オスのマウスを……」


「メスだった、マウスがオスになり、オスをって、マウスのゲイ化?」


「ああ、オスになったからメスをと思ったんだが。でな、薬を少し改良してみたんだ。今度はオスのマウスをメスにしてみた、そしたら今度はメス同士……」


「なるほど姿は変わったけど本能的な物は変わらなかったのね」


「簡単に言えばそうだゴクモントー」


「で、私はまた改良した。どーもあのマンモスマイマイは超古代のマンモスマイマイとは違うんじゃないかと、古代のグリモワール通り作るとダメじゃないかと殻や体の干した粉末の量やら何やら変えて作り直したで、試作品がこの丸薬だ。でマウスの実験をやめて私自ら飲んだ」


「え、マジ。アンジェラ」


「私は昔から、そうしてきた」


「アンジェラ。で、子供に。大人に戻れなくなったって、今度も大丈夫なの、男になったってモモコが。まさかアンジェラもゲイに?」


「いや、別に男が欲しいとかはない。でな、女子の下着だときついからジャージを」


「え、アンジェラの股間にアレが」

「コラッテマリ、前を握るな!」

「痛っ、たたかないでよアンジェラ……。タマと棒の感触が」


「テマリってば、なにを……」

「愛さんも触ってみて下さい」

「遠慮するわ、テマリ。で、アンジェラ。男の子になってどうするの?」


「どうしもしない、ちゃんと女に戻る丸薬も作ってあるし、ソレを飲んだ。漫画じゃないから変わるのに24時間かかるようなんだ。はじめに飲んで男の子になるまで一日かかった。で、明日にはまた女に戻るはずだ」


「女の子に戻る薬を飲んだのね……」


「あの巨大カタツムリは、ホントにアンジェラの言ってたマンモスマイマイだったの」

「古代書によると間違いなさそうだが、まあホントの事は、なんとも」


「調査はしてないから、あのカタツムリがあの巨大ペンギンみたいに作られたかどうだかわからないらしいわ。ペンギン、オオウミガラスの怪物についてはゴーグルソルジャーの人がこっそり教えてくれたの、地底のテロリストの仕業と」


「なるほど、奴らか。だが、奴らが作ったのならカタツムリはペンギンを襲わないだろ。カタツムリの正体ははっきりしないな」


「それは、あんたたちが……。さすが怪盗魔女ね」


「懐かしいコトを言うなゴクモントー。たしかに、昔は古代の本物のグリモワール集めにあっちこっち盗んでまわったが、ほぼ贋作ばかりだった」


「アンジェラ、マンモスマイマイのコトを書いた本は本物だったの?」

「おそらくな、人が書いた物ではなかった本だからな元は」


「え、どういうコトよアンジェラ?」


「テマリと違ってゴクモントーには理解しがたいだろうな。マンモスマイマイは、元々人が存在する前に滅びた生物だから人間は、存在を知らなかったんだ」


「そんなのは恐竜や古代の生物は、化石で皆知ってるわよ」


「今とは違うんだよ。ゴクモントー。本が書かれた頃は。その魔法書(グリモワール)が有っても材料が存在しなかった物など沢山あるんだ。魔法は、まだまだ奥深い、私だって解明出来てない物だらけだ。実はマンモスマイマイなんていうネーミングは人間が付けたものだ、アレの存在は本でしか人は知らない。だから、テマリに聞いて驚いたんだよ。向こうの日本にでっかいカタツムリが出たと」


「ふーん。で異性になる薬を作ってアンジェラはどうするの?」


「ゴクモントーを男にする」


「ナニ言ってるのよ、わたしを男にしてどうするのよ」


「私と子孫を作ろうと思ってな、ダメならテマリを男にして、やはり……。凄い子ができそうじゃないかモモ。ウッフフフフ。そうだ、このまま男で成長しておまえたちをレイプしてもいいかもな」


「アンジェラ、笑えないんですけど」

「テマリに同じく。帰ろうテマリ」


「待て、冗談だ。ゴクモントー」


「アンジェラなら、やれるからね」


「本当だ、冗談だ。テマリは、わかるよな」


「いえ、愛さんの言うとおりよ。アンジェラならやりそうだから。帰りましょ愛さん」

「じゃ、アンジェラ。早く女の子に戻れるとイイわね」


「テマリィ……。ゴクモントー〙


「あーあ、帰っちゃった。リンリン、アップルパイのおかわりちょうだい」

「モモ、アイツラ私が本当にそんなコトをすると……」

「あ、アンジェラ。泣いてる」


-「なーんちゃって、アンジェラ」


 わたしたちが、すぐに戻ると。


「おまえたち!」


「わたしたちも冗談よ。リンリン、わたしたちにもアップルパイを」


「ハイ、お待ちを」


 ゴクモントー。本当は冗談じゃないんだ。

 おまえはわたしの愛した男の血をだから、わたしの子孫をでも、やはり真相は言えないな。


「アンジェラ、その異性になれる薬の他にもなんか作ったんだよね」


「あぁ、人間カタツムリになる薬だ。背中に殻を作り中で生活する生物になれる」


「そんなのなりたくないわよ!」


             つづく 

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