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蔵の中

690話


「お、さっそく来たな椎名と角田……」


 あたしたちは華田が捕まえたというカタツムリが入っているというふたつきの水槽を見に、裏庭の蔵に。


 華田の家はこの辺では昔からある古い農家だから蔵が有る。


 前にカタツムリを見た時は華田の部屋だったが、お母さんに気味悪いからと言われたので、蔵に持っていったと。


 蔵の中扉を開けてすぐに水槽が。


 水槽の中に居たソフトボールくらいのカタツムリは居なかった。


「こんな置いてあるだけのフタじゃ簡単に逃げられるよ華田。盗まれたんじゃなくて逃げたんだよ。こんな暗い蔵の中に入れられたら、あたしだって逃げたくなるよ」


「じゃあ、蔵にまだ居るかもな」


「見て、蔵の戸が開いてるから外の光で、光ってる線が。コレ、カタツムリの通ったアトじゃない」


「そうだ、さすがタマちゃん。この光ったアトをたどれば……。ダメだ途中で光が届かないトコに」


「オレ、家から懐中電灯を持って来る!」

「華田、ココに蔵の中の電灯スイッチがあるよ」


 と、あたしがスイッチを押したとき。


   カシャン


 ナニかがわれた音が。


「見ろ椎名。上の窓が!」



 東京へ向かう高速道路。


「で、社長が仕事をやめて帰ってこいと……。金田一さん、どうだったのあの女」

「あとをつけたら、駐車場に。で、クルマに乗り海ほたるを出ていったわ」

「金田一さん、ナニが気になったの?」

「変じゃないですか、あの女。三木平聡美はテレビに出る時は変装みたいなことしてるのに、見ず知らずのわたしたちに、なんで簡単に正体バラすんです」

「だね……。もしかしてあの女、わたしたちのコト知ってたとか」

「見ず知らずじゃなかったって、コトですか。だとしたらなぜ?」

「あの女、実はわたしたちのよく知る誰かとか。ミステリーやスパイ映画とかである、変装の名人みたいな」

「わたしたちがよく知る変装の名人って……」


「青沼さん!」


 二人は同時に。

 が、なぜ青沼さんが来たのか意味がわからない。

 なら、アレは青沼さんでは、ない。


「青沼さんじゃないと思いますけど、あの人は別の所で仕事してるはすですから。とにかく謎の女ですね、本当にテレビに出ている三木平聡美か、調べてみたいです。そんな依頼ないと思うけど」


「あの女も今回のコトにナニか、からんでるのかしら……」


 会社に戻り社長室で。


「東侠湾の怪物調べの依頼は取り消しになったよ。依頼人から連絡があった」


「どうしてです社長。わたしあいつの正体を……」

「金田一さん正体はわかったじゃないか。ソレを依頼人に、でも依頼はやめたのなら……」


「獄門島ちゃん、ソレホント? 正体はなんだったんだい。アレは?」


「海ほたる……じゃなくて」

「オオウミガラスですよ獄門島さん。でも、普通のオオウミガラスとは違うと……」


「オオウミガラスって、あの絶滅したデカいペンギンみたいの?」


「社長詳しいですね」


「まあ、伊達にミス・テリ子書いてないよ。がぁね、実は、あの怪物の正体の仮説でオオウミガラスをあげた人がいてね資料を」


「社長、その人は今回の依頼人ですか? まさかAの正体」


「違うよオーナーだよ。獄門島ちゃん」


「オーナーがミスターAでは?」


「誰がそんなコトを?」


「社長、テレビでスゴイニュースが!」


 八つ墓村さんが下着姿で、社長室の奥のカーテンを開けて。


「ナニがあったのかな八つ墓くん?」


「怪物が、千葉県の木皿津きさらづに上陸したと。でっかいペンギンみたいの!」


「ヤツだ!」


「金田一ちゃん、そこのテレビつけて!」


 社長室の60インチのテレビをつけると、そのニュースが。


 大画面にペンギンのような立ち姿の鳥が映ってる。クチバシや頭はペンギンよりカラスみたいだ。お腹は白いからペンギンみたいだが。


「翼は、オオウミガラスのソレより大きくて爪みたいなのがあるな。資料のオオウミガラスにはあんな爪はなかった……」


「あのカギ爪は見覚えがある、海ほたるに上がろとしたときに見たのと同じね。木皿津は、近いわあの怪物は、やはりヤツよ」


「獄門島さん、あのヘリは」


 テレビにも怪物と一緒にヘリが。アレはテレビ局のかしら。それとも彼らの。

 

「獄門島ちゃん、彼らとは?」


「ゴーグルソルジャーです、わたしたち海ほたるでゴーグルソルジャーと会いました」


「このモンスター騒ぎには彼らが……。獄門島ちゃん。あのモンスターは、地底人の侵略獣かもね。ほら、まえにアキバに出たモグラみたいな」


「電車に轢かれて死んじゃたマヌケなモグラと同じなら……」


「あ、口ばしと羽で建物壊し始めたわ。まるで怪獣ね! 正義の超人とか出てこないのかしら」


「八つ墓村さん、それは……」 

「でもよ、怪獣が出るのなら正義のスーパーヒーローも有りよね」


「さあ、ソコはどうなんですかね」


〘皆さん、今度は生きた巨大生物による攻撃が……。アレは自衛隊の戦闘ヘリです!〙


「近くに自衛隊の基地があるからね。来るの早いな。しかしあんな場所で攻撃するのかな? 街中だよ」


「ゴーグルソルジャーは攻撃してましたよね」

「彼らは自衛隊じゃないからね。しかも武器が

違いすぎるわ、金田一さん」


〘おや、アレはなんだ! 妙な飛行物体が飛んで来ました!〙


            つづく 

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